京都府が導入した「ハイブリッド式LED街灯」は24ワットのメイン照明1個と1ワットのスポット照明2個で構成する。いずれもLED電球を内蔵したもので、日没後に自動的に点灯する仕組みになっている(図1)。 街灯の最上部には「ダリウス型」の風力発電機が付いている。大きな羽根で回転する通常の風車と違って垂直の軸で回転して、狭い設置スペースでも効率よく発電できる点が特徴だ(図2)。300ワットの発電能力がある。 さらに風車の下には太陽光パネルが斜めに付けられていて、最大で135ワットの電力を供給することができる。風力と合わせて435ワットになり、発電効率を10%と想定すると1日に1kWh(=1000ワット時)の発電量になる。3個の照明を1日12時間点灯させた場合でも3日分の消費電力に相当する。 風力と太陽光で発電した電力は蓄電池に貯めて、夜間の照明に利用するほか、停電時の非常用電源にもなる。街灯には
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