広くて日当たりの良い農地は太陽光発電に適している。同じ土地の中で農作物を栽培しながら太陽光発電に取り組む「ソーラーシェアリング」が全国各地に広がり始めた。農作物にも十分に光が当たるように、支柱を高くして太陽光パネルを設置する。農林水産省も指針を出して促進している。 農地は法律によって、農業以外の用途に使うことができない。ただし農作物を栽培しながら別の目的に利用することは可能だ。広くて平坦な農地に降り注ぐ太陽の光を最大限に生かして、農業と発電事業を両立させる「ソーラーシェアリング」が注目を集めている。 ソーラーシェアリングを実現するためには、太陽光パネルを高い位置に設置する必要がある(図1)。パネルが遮断する光の量を少なくして、農作物にも十分な量の太陽光が当たるようにする。一般に遮光率を30%程度に抑えることが望ましい。 岐阜県で初めてのソーラーシェアリングが、県南部の各務原市で2014年5
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