日経新聞社が発表した日本の日経PMI(製造業購買担当者景気指数)の6月の値が、50.1となった。50を上回ると好景気を示すとされているが、ロイターやニューヨーク拠点の経済ニュースサイト『RTTNews』などは、製造業の伸びが思ったほど良くないのでは、との見方を示した。 ◆好調な輸出、厳しい国内需要 PMIとは、景気の先行きを示す指標の1つで、”Purchasing Manager’s Index”の略。製造業やサービス業の購買担当者に、生産高や受注量、雇用状況、価格などについてアンケート調査や聞き取りを行い算出されている。一般的に、50が景況感の分岐点とされ、50を上回れば景気拡大、下回ると景気縮小を示すとされている。世界各国で用いられ、景気動向を見極める上で重要な指標となっている 日経新聞社は、イギリスの金融情報・調査会社マークイット社と提携し、香港、インド、シンガポール、マレーシアなど