年末(2013年の年末のこと)に、ボクの恩師の恩師に当たる方(かつ学部の先輩)が書いた『引当金会計制度論』を読んで思ったのは、昔の学者はガチな論争を繰り広げていたってこと。なんでも、その昔、会計専門誌の「税経通信」で8ヶ月にわたって、引当金について番馬嘉一郎氏と阪本安一氏という東西の第一人者が議論していたそーです。 今だって議論すべきものは沢山あるだろうけど、そんな公の場で、また、ストレートな表現でディベートされることはあまりないのでは。もちろん、企業会計審議会では議論の過程が公になっています。 ただ、どちらかと言えば、婉曲な物言い(役所ことば?)が多い印象。いろいろと配慮しているのか、あるいは、何かを隠そうとしているのかは定かではありませんが、そもそもマトモな議論になっていない時も。。。 それはさておき、今後の引当金について考えていくなら、これまでの発展過程を知らずに語ることはできませ