転換社債型新株予約権付社債(CB)は、発行時には債券として発行するが、途中で株式に転換することが可能である、債券と株式の両方の側面を併せ持つ金融商品である。例えば、A社の株価が現在1,000円だとして、転換価額1,250円、ゼロクーポンのCBが250億円発行されたとする。投資家がこのCBを購入した場合、保有期間中に株価が1,250円を超えれば、株式に転換することで当初払い込んだ投資額を回収できる(額面100円で購入した場合)。償還期限を迎えても株価が転換価額を上回らなければ、そのまま償還金を受け取ればよい。 CBの発行は2000年代後半の金融危機を受け低迷が続いていたが、2013年度は2007年度以来の高水準となった(図表参照)。発行体側からすると、CBは一般社債と比べて利払い負担が抑えられ、株式に転換されるまでは配当の支払いも不要である。また、1株当たりの希薄化(発行済株式数が増えること
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