日本郵政は、赤字が続いている病院事業を合理化するため、全国11か所で運営している逓信病院のうち、大阪の病院を今年度末で閉鎖する方針を固めました。さらに数か所についても地元の医療法人に売却する方向で検討していて、病院事業を大幅に縮小することになりました。 しかし、病院の立地が悪く病床数が少ないことなどから赤字が続いていて、去年3月期の日本郵政の決算では病院事業でおよそ60億円の赤字を計上していました。 このため日本郵政は、病院事業を合理化するため、全国11か所の逓信病院のうち、内科や外科など7つの診療科を持つ大阪市の大阪北逓信病院について、今年度末で閉鎖する方針を固めたことが、関係者への取材で明らかになりました。 入院患者は近隣の病院に受け入れを要請するなど、今後、閉鎖の手続きを進めるということです。 日本郵政は、さらに数か所についても、来年4月以降、地元の医療法人に売却する方向で、将来的に