県警は16日、死亡した14人のうち、当時の運転手を除く13人の死因について発表した。脳の損傷など頭蓋内損傷が8人、首の骨折など 頸椎 ( けいつい ) 損傷が4人、多発性外傷が1人で、ほとんどが頭や首への強い衝撃で死亡したとみられる。 当時の運転手については、県警が司法解剖して死因などを調べている。 バスの車体は、転落時の衝撃などでくの字形に大きく曲がり、屋根がつぶれていた。県警はバスが転落した際、乗客の多くが就寝中で、無防備のため防御できず頭に直接強い衝撃が加わり、座席にぶつけるなどして死亡した可能性があるとみて調べている。 県警によると、亡くなった人の一部は車外に投げ出されて見つかっており、シートベルトを着用しなかった乗客もいた可能性がある。 2008年6月施行の改正道交法で、高速バスなどの乗客についてもシートベルトの着用が義務づけられた。乗客が高速道路でシートベルトを着用しなかった場