「たかの友梨」研修費天引きで仙台労基署勧告 エステティックサロン「たかの友梨ビューティクリニック」仙台店(仙台市青葉区)で、従業員の給料から研修費を天引きする際に適切な労使協定が結ばれていなかったなどとして、仙台労基署は22日までに、労働基準法に基づき、運営会社の不二ビューティ(東京)側に協定を結び直すことを勧告した。 従業員を支援するブラック企業被害対策仙台弁護団によると、同社は仙台店の従業員代表と天引きをめぐる協定を適切に結んでいなかった。このほか、有給休暇を取らせなかったり、残業代を減額したりした。 仙台店の従業員4人が6月、「会社が従業員代表の名前を勝手に使って協定書を作った」などとして、同法違反で労基署に申告していた。 同社社長室は「是正勧告があったことは事実だ。労基署の指導に従い、適正な労使関係の確立に取り組む」とする談話を出した。 2014年08月23日土曜日