リビア・ズワーラの海岸に流れ着いた移民の遺体から発見された写真と書類を手にするリビアの沿岸警備隊員(2015年8月28日撮影)。(c)AFP/MAHMUD TURKIA 【8月29日 AFP】パキスタン人のシェファズ・ハムザ(Shefaz Hamza)さん(17)は、今月27日にリビア西部ズワーラ(Zuwarah)港沖で欧州への移住を目指す約400人を乗せて沈没した船の破片に海の中で9時間しがみついていた。沿岸警備隊が到着する前にハムザさんの母親と妹は死亡したという。 リビア赤新月社(Libyan Red Crescent)の広報担当者モハメド・アルミスラティ(Mohamad al-Misrati)氏によると、この事故で29日までに111人の遺体を収容し、198人が救助されたが、多数のアラブ、アフリカ系の人を含む数十人が今も行方不明になっているという。 ズワーラ近くの警察署で、ハムザさんは