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批評に関するamanoiwatoのブックマーク (82)

  • 劇作家・葭本未織氏、劇団トレメンドスサーカス・知乃氏らによる性的マイノリティ当事者への加害と、石川優実氏他による加担 (2ページ目)

    10月末にトランスジェンダー当事者が直面する問題について書かれた書籍『トランスジェンダー問題』について、個別具体的なテクストベースの指摘もなしに「批評」と称した抽象的なコメントを投稿した葭未織氏と知乃氏。これに対して批評の仕方を指摘をしたトランス・ノンバイナリー当事者にミスジェンダリングなどの差別・加害行為を続けている。また、同じくそれを諌めようとした10代のフェミニストに対して「赤ちゃん」扱いをするなどの加害を続ける。フェミニストアクティビストの石川優実氏はそれを諌めるどころか一緒になって加害をしている。 また、石川優美氏からのミックスルーツ差別発言の謝罪がない件への言及、葭未織氏や知乃氏から演劇界でハラスメントをされた被害告発が複数寄せられている。

    劇作家・葭本未織氏、劇団トレメンドスサーカス・知乃氏らによる性的マイノリティ当事者への加害と、石川優実氏他による加担 (2ページ目)
    amanoiwato
    amanoiwato 2022/11/10
    人権派やマイノリティの味方を標榜したがる輩に限って、こうして界隈内でしょうもない罵り合い叩き合いを繰り広げてるし、何より目の前で対話しているはずの相手の立場や気持ちや権利を尊重しない。もううんざりだ。
  • 『鬼滅の刃』、中1の娘を魅了した「いい子な主人公・炭治郎」…その〈新しさと古さ〉(堀越 英美) @gendai_biz

    「いい子の主人公を見たことがなかった」 先日、「初見の人間が感動して泣くところを見たい」という『鬼滅の刃』ファンの中学1年生の娘に連れられて、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を鑑賞した。「こんなに泣きを期待されて泣かなかったら、ハードめな反抗期が前倒しで来てしまうのでは……。泣いたら泣いたで恥ずかしいし」。 そんな心配は幸い、杞憂に終わった。劇場の明かりがついてみれば、我々だけでなく、隣の母娘も前方の席の父息子も、小学生男子グループも10代女子3人組も、みんなべそべそ泣いていたからである。今まで子連れで訪れてきたどんなファミリー映画でも、これほどの熱気を体験したことはなかった。 歴代記録を次々に塗り替えるほどの大ヒットとなれば、当然にその人気の秘密を知りたくなる。『鬼滅の刃』の魅力を語りつくすには早口でも5億年かかるという娘に言わせれば、絵、セリフやオノマトペのセンス、小説のようなモノロー

    『鬼滅の刃』、中1の娘を魅了した「いい子な主人公・炭治郎」…その〈新しさと古さ〉(堀越 英美) @gendai_biz
  • 「二度目の人生を異世界で」実際に読んだ人の評価

    松浦晋也 @ShinyaMatsuura このtweetよりの連続投稿は要チェック。これだけ読むと、ノーマン・スピンラッドが「鉄の夢」でカリカチュアとして描いたものを、大まじめに気で書いてしまった作品のように思える。 twitter.com/kemohure/statu… 2018-06-08 14:00:24 kemofure @kemohure 「二度目の人生を異世界で」、なろうで読み進めているんですが、これ、主人公の悪の取り扱い方が独特で、今回問題とされた設定と結びついているんですよね。作の文芸批評が読みたいんですが見つからない。擁護派も批判派も読んでいないか、読んでいても言及しない模様。仕方ないから自分で少し書く 2018-06-08 00:54:03 kemofure @kemohure 「二度目の人生を異世界で」、なろうで読み進めているんですが、これ、主人公の悪の取り扱い方

    「二度目の人生を異世界で」実際に読んだ人の評価
    amanoiwato
    amanoiwato 2018/06/09
    こちらの方の感想の方がより分かりやすく納得しやすい。 https://twitter.com/i/moments/1004755360928882688
  • 女性視聴者からの視点による『おそ松さん』2期に対する批判と分析—その「笑い」とホモソーシャルの病理—

    とら @tora_17 「おそ松さん2期が微妙」っていう記事を読んで気づいたけど、『おそ松さん』1期は女性ファンへの媚びだ何だという前にストイックな「お笑いの求道アニメ」だったんですよ。玉石混交だったけど、1期には「エンタの神様」にそのまま提供しても良いレベルのテクニカルな脚があった。2期では消滅してる。 2017-11-13 21:31:56 ※サイゾーウーマンの記事。 『おそ松さん』第2期は「お通夜状態」? 爆発的ブーム終了で「視聴率暴落」したワケ 第1期から話題を呼んでいた“過激な下ネタ”は受け継がれているものの、「六つ子の関係性が描かれないので、ただただお下劣な下ネタなだけで、女子ウケはしない気がします。オナホが登場したり、イヤミの股間にモザイクが入っていたり、男子が『くだらねー』って笑うタイプの下ネタというんでしょうか。あとギャグ自体も、『イヤミが馬券をゆでたみそ汁を飲む』とか

    女性視聴者からの視点による『おそ松さん』2期に対する批判と分析—その「笑い」とホモソーシャルの病理—
    amanoiwato
    amanoiwato 2017/11/15
    『おそ松さん』2期の現状に対する分析と批判。とくに(1期からもたびたび見られる)ホモソーシャル&ミソジニーな要素についての指摘には私も首肯せざるを得ないところがあります。
  • 【感想・批評】ドラマ『フランケンシュタインの恋』雑感—その「恋」を語ることの困難— | 天の古井戸

    [browser-shot url=”http://www.ntv.co.jp/frankenstein_koi/” width=”240″ height=”135″ alt=”ドラマ『フランケンシュタインの恋』”] フランケンシュタインの恋|日テレビ (※以下、ネタバレ大いに有りです) 今期2017年春クールのドラマ『フランケンシュタインの恋』は、120年前にとある一人の孤独な博士の「恋」によって生まれた「怪物」と、ヒロインを含めて彼に関わった人間たちそれぞれの苦悩と葛藤、そしてそれぞれの「恋」による再生と救済を描いた作品だったが、全体を通しての視聴率はあまり良くなかったらしい。そして、その結果は以下の記事でも指摘されている通りにそれなりに納得せざるを得ないところがあったとは思う。 『フラ恋』役者陣の奮闘むなしく…… – 日刊サイゾー 以上の記事にもあるとおり、その要因の一つには来の

    【感想・批評】ドラマ『フランケンシュタインの恋』雑感—その「恋」を語ることの困難— | 天の古井戸
    amanoiwato
    amanoiwato 2017/07/09
    ドラマ『フランケンシュタインの恋』についての感想。おもにヒロイン津軽継実を主にした分析と、作品そのものに対する不満点を述べています。/もちろん大変な力作で好きなドラマであるという前提で。
  • 【感想・批評】吉田秋生『海街diary』への違和感ふたたび —不在の脅威、真の元凶— | 天の古井戸

    ※作品内容のネタバレを含みます。 吉田秋生『海街diary』について、以前こちらの記事でいろいろと思うところ(というかほとんど手前勝手な愚痴)を書いていたりして、それに対しては大変貴重な忌憚ないご意見もいただいた。 【感想・批評】「正義エイリアン」への恐怖 —吉田秋生『海街diary』への違和感— 世間一般のまっとうな感覚や見識からすれば、この私の彼のごとき意見というか愚痴などは明らかに見当外れの酔狂な少数意見だろうし、それがもっともであり当然だとも思う。……実際、この『海街diary』が私の手前勝手な感想や感覚を抜きにしたところで、それはそれとしてやはり傑作であるという認識は揺らがないし、まして世間でのそうした評価がなんら揺らぐわけでもなく、そしてそれはまったく正当であり、したがってそういう感想を抱いてしまう私の方にやはりもっぱら非があるのだ。……しかし、それを踏まえた上で最新刊の『海街

    【感想・批評】吉田秋生『海街diary』への違和感ふたたび —不在の脅威、真の元凶— | 天の古井戸
    amanoiwato
    amanoiwato 2017/05/07
    『海街diary』第8巻(の一シーン)についての感想。以前の記事よりネガティヴな内容なので、ファンの方は少なからず不快になるかもしれません。ご容赦下さい。
  • 「東京タラレバ娘」が「ハッピーマニア」を越えられない理由。 - うさるの厨二病な読書日記

    東村アキコ「東京タラレバ娘」を読んだ 今期TVドラマ化もされる、東村アキコの漫画「東京タラレバ娘」を読んだ。 昨今、よく見かけるアラサーの女性が結婚恋愛に悩む姿を描いた漫画だ。 自分としては、ある程度共感して読めるのではないか、と考えたのだが、結果的にはまったく共感できなかった。 というよりも言葉を飾らずに言えば、かなり苛立ちを覚えた。 年代や立場は違えど、ほぼまったく同じ作りである安野モヨコの「ハッピーマニア」は、自分の中では女性漫画の中で一、二を争う名作であるにも関わらずである。 読んだ時点での自分の状況が違うからだろうか?? もし、「東京タラレバ娘」の登場人物たちと同じ状況のときに読んだとしたら、共感しながら読んだであろうか?? たぶん、違うと思う。 彼女たちのときと同じ立場のときに読んだら、「東京タラレバ娘」はそれなりに面白く読めただろう。 「うんうん、そうだよねえ」 「あはは、

    「東京タラレバ娘」が「ハッピーマニア」を越えられない理由。 - うさるの厨二病な読書日記
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    amanoiwato 2017/04/30
    腑に落ちる。シゲタは愚かなりに自分の物差しで考えて自分の意思で行動しているが、タラレバの面々は常に周囲(男&世間)の価値観ありきでこちらの方がよほど主体性がない。
  • アニメ『けものフレンズ』は人類史600万年を探求する - 本しゃぶり

    獣を知ることは、人類を知ることである。 今こそ人類史を探求する時だ。 2017年はサバンナから始まる サバンナにて、休息していた肉獣が目を覚ます。単独でさまよっている人間を感知したのだ。 肉獣は猛然と人間に襲いかかる。狩りの始まりだ。 気がついた人間は懸命に逃げるが、脚力の差はどうしようもない。為す術もなく捕まり、押し倒され、哀れな獲物は死への恐怖から叫び声を上げる…… これは太古の話ではない。『けものフレンズ』の冒頭である。 『けものフレンズ』1話より この記事では2017年冬アニメで、最も闇が深いと言われる作品『けものフレンズ』について考察する。 真の美少女動物園 『けものフレンズ』とはどのような作品か。一言で説明するならば「美少女動物園」である。 「アニマルガール」と呼ばれる、萌え擬人化された野生動物たちが集まる架空の動物園・「ジャパリパーク」を舞台にした作品群によるメディアミッ

    アニメ『けものフレンズ』は人類史600万年を探求する - 本しゃぶり
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    amanoiwato 2017/03/26
    この作品の考察や批評は大量にあるが、結局この記事だけ読んでおけば十分な気がする。
  • 『東京タラレバ娘』で“説教芸”に興じる東村アキコは、愚かなお笑い芸人のようだ

    『東京タラレバ娘』(講談社) 3月22日に最終回を迎える『東京タラレバ娘』(日テレビ系)。ドラマの内容が話題になる中、漫画は発売当初からそのメッセージ性に対する議論が巻き起こってきました。8巻が4月に発売予定で、ドラマが最終回を迎えようとする中、同漫画について少女マンガ研究家の小田真琴が語ります。 ◎女性を罰しつつ、言い訳を繰り返す東村 筆が重いし、気も重い。東村アキコ先生のことは大好きだった。おしゃれすることの喜びに溢れた『きせかえユカちゃん』(集英社)、ウイング関先生という稀代のオタクキャラを創造した『ひまわりっ ~健一レジェンド~』(講談社)、そして最高傑作と言っても過言ではない『かくかくしかじか』(集英社)。どれもマンガ史上に残る傑作であるし、個人的にも思い出深い作品ばかりだ。ところが『東京タラレバ娘』(講談社/以下、タラレバ)と来たらどうだろう。これは女性を罰し、自己責任を押し

    『東京タラレバ娘』で“説教芸”に興じる東村アキコは、愚かなお笑い芸人のようだ
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    amanoiwato 2017/03/17
    「東京タラレバ娘」に感じた苛立ちを見事に言語化した上でバッサリ斬ってくれている。/ 『他者の生を罰し、毀損し、自由に対して制限をかけようとするマンガを、私は心底軽蔑する』これはマンガに限ったことではない
  • 【感想・批評】マンガ『ど根性ガエルの娘』—「大人」と「子供」の相克の果てに— | 天の古井戸

    名作マンガ『ど根性ガエル』の作者、吉沢やすみの娘で同じくマンガ家の大月悠祐子がみずからの家庭の過去の内情を描いたエッセイ漫画『ど根性ガエルの娘』が、先日ネット掲載された最新15話の衝撃的?な展開で物議を醸している。 ど根性ガエルの娘 ・ ヤングアニマルDensi エッセイ漫画『ど根性ガエルの娘』15話 全てひっくり返る衝撃の展開に戦慄…田中圭一『ペンと箸』と併せて読むとより恐ろしい – Togetterまとめ 虚実の彼岸 ど根性ガエルの娘 – Everything’s Gone Green 私などは今まで、この作品に対してはそれほど真面目に追いかけていたわけではないのだが、多少なりともひそかな不穏さやギリギリまで抑制された怨念のようなものはそこはかとなく感じてはいたものの、当の家族の了承も得ているということだし、なにより現に不惑を過ぎた相応のキャリアのある作者が商業誌に「作品」として描く以

    【感想・批評】マンガ『ど根性ガエルの娘』—「大人」と「子供」の相克の果てに— | 天の古井戸
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    amanoiwato 2017/01/25
    大月悠祐子『ど根性ガエルの娘』の最新15話をはじめとする感想と見解。あえてひとりのマンガ家そして表現者、そしてかつての傷ついた「子供」としての彼女の心情と選択を私的に推測。
  • とんかつQ&A「この世界の片隅に」 | ホームページ作成サービス「グーペ」のキャラクターブログ「とんかつ教室」

    Q. ロースおじさんは『この世界の片隅に』観ました? どうでした? お名前:面科さん A フンッ………………… フハァアア…………………………… ハアッ……………… ……………………………… ………………………… ……………………… フゥゥゥーーーーーー…………… ハァ…ハァ…ハァ… あ、ゴメンゴメン。おじさん、『この世界の片隅に』のこと聞かれたら、肘とつま先で体を支える体勢を3分間維持する「プランクチャレンジ」でやり過ごすことにしとるんよ。というわけで、この脂ぎった吐息がおじさんの「答え」や。さよなら。 ってわけにもいかんよね、やっぱり。でもねえ……正直気が進まないんよ。『この世界の片隅に』についてなんか言おうとするとき、おじさんの眼前に重々しい扉がそびえるんよね。具体的にはキルアの実家の門ね。こじ開けるのにメチャメチャな筋力を消費するし、開ける奴のパワーによって開く扉のサイズがぜんぜん

    とんかつQ&A「この世界の片隅に」 | ホームページ作成サービス「グーペ」のキャラクターブログ「とんかつ教室」
  • 『ワンピース』のクッソ遅くかったるいストーリー展開に垣間見えるリベラルな「平等主義」について - 自意識高い系男子

    ワンピース、普通に好きっ子です ネットで言及すると否定派賛美派入り乱れて大乱闘となり、飲み屋で話題にしてはいけないネタ3大巨頭、「政治/宗教/ワンピース」とまで言われるモンスター炎上コンテンツとして有名な尾田栄一郎先生の『ワンピース』ですが、私は普通に好きです。 家には全巻そろってるし、コンビニで新刊出てるの見れば速攻で買うし、表紙似てるから新刊だと思って買ったらもう持っててダブることもしばしばだし、数年前の劇場映画版「フィルムZ」は劇場まで観に行きました!面白かったです! でも展開、クソ遅いよね… そんなワンピース普通に好きっ子の私ですが*1、ここは面白くないなーと思うトコロはやっぱりある。これは当によく批判される部分ですけど、物語の展開が間延びしすぎ!これはやっぱりね、認めざるを得ない。 1つのエピソードに2年も3年もかけて、「前に似たような展開あったよね!?」って話を延々と繰り返さ

    『ワンピース』のクッソ遅くかったるいストーリー展開に垣間見えるリベラルな「平等主義」について - 自意識高い系男子
  • 【感想・批評】中沢啓治『黒い雨に打たれて』 —怨念と情熱の「黒」— | 天の古井戸

    ※作品のネタバレを含みます。 毎年、八月が巡ってくるたびに日では原爆祈念日、終戦祈念日などを迎えてさまざまな行事、特集などが組まれておのずと感慨を興させるのだが、さすがに戦中生まれの世代が少なくなり、それほど大々的に取り扱われることはなくなっているような気がする。それでも、幾多ものいまだに戦後生まれの中年以降の世代にも少なからぬ衝撃を与え、読まれ語り継がれ続けているのが中沢啓治・作『はだしのゲン』であろう。 原爆の惨状を中心に、戦中戦後の数多の混乱や困難に真っ向から立ち向かいひたむきに逞しく生き抜く少年・ゲンとその仲間、家族たちの生き様は現在に至るまで多くの読者にインパクトを与え続けている。それは時に、やや古くさい絵柄と大仰でベタ過ぎるストーリーと演出がパロディとしてネット上でしばしば取り上げられ定番になっているネタもある、という形でもあったりするのだが、作者の中沢氏としては「とにかくど

    【感想・批評】中沢啓治『黒い雨に打たれて』 —怨念と情熱の「黒」— | 天の古井戸
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    amanoiwato 2016/08/17
    中沢啓治『黒い雨に打たれて』『はだしのゲン』などの書評。すでに大半の読者には周知のことですが、中沢啓治の戦争や原爆を題材にした作品は決して「反戦マンガ」ではない、ということです。
  • 業田良家『自虐の詩』を読む ~「人生には明らかに意味がある」、<関係性の履歴>と人生の意味 - 文芸的な、あまりに文芸的な

    「このマンガは絶対に読む価値がある」 永井均『マンガは哲学する』でそう賞賛された、文字通り「人生において必読」の傑作。 マンガは哲学する (講談社プラスアルファ文庫) 作者: 永井均 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2004/08 メディア: 文庫 クリック: 7回 この商品を含むブログ (31件) を見る それが業田良家『自虐の詩』である。四コマ漫画であるがストーリーは連続している。四コマ大河漫画といってもいい。ギャグ漫画でありながら「日一泣ける四コマ漫画」というあまりセンスのないキャッチコピーで売られているがーー実際にそれは間違いないのだがーー、そんな陳腐なキャッチコピーでは十全に言い表せない、とにかく壮絶な感動作だ。 自虐の詩 (上) (竹書房文庫ギャグ・ザ・ベスト) 作者: 業田良家 出版社/メーカー: 竹書房 発売日: 1996/06 メディア: 文庫 購入: 11人 ク

    業田良家『自虐の詩』を読む ~「人生には明らかに意味がある」、<関係性の履歴>と人生の意味 - 文芸的な、あまりに文芸的な
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    amanoiwato 2016/07/05
    幸や不幸という結果ではなく、それぞれの他者と代替不可能な関係性をどれだけ積み重ねてきたか、ということかな>人生の意味
  • 紡木たく『ホットロード』を読む ~恋愛という”痛み”ーー彼女が歩む道の先にあるのは - 文芸的な、あまりに文芸的な

    今回は、私は男なのであまり読んだことのないジャンル、少女マンガからのご紹介、紡木たく『ホットロード』。 1986年から王道少女漫画雑誌『別冊マーガレット(別マ)』に連載され、コミックは(わずか全4巻ながら)700万部売り上げた作品。(たしか、当時としては最速の売り上げだった、という話をきいたことがあるのだが、ググってもでてこない…) ホットロード 1 (集英社文庫―コミック版) 作者: 紡木たく 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 1995/08/18 メディア: 文庫 購入: 7人 クリック: 335回 この商品を含むブログ (29件) を見る 社会学者の宮台真司曰く「少女漫画のひとつの頂点」とのこと(宮台だけでなく、『ホットロード』を紹介するときにはよく言われる言葉だ)。「(少女漫画は)当初は、恋愛できない「ダメな私」が専らでしたが、77年あたりから〈関係性モデル〉が急速に高度化し、

    紡木たく『ホットロード』を読む ~恋愛という”痛み”ーー彼女が歩む道の先にあるのは - 文芸的な、あまりに文芸的な
  • 【エッセイ】芥川龍之介『六の宮の姫君』について思う | 天の古井戸

    芥川龍之介 六の宮の姫君 :青空文庫 芥川龍之介の作品の中でも人気の高い短編『六の宮の姫君』については実に多くの感想や批評が語られているが、総じてヒロインの姫君に対してはネガティヴな見解がほとんどである。ご存じの通り、一見では「およそ意志や主体性に欠け他人への愛情や共感が希薄で、終始閉じた自分の世界に籠もり続け現実から逃避し続けた結果として野垂れ死にを迎える」というようなキャラクターに対して、現代の大半の読者ことに女性の側からはあまり好意的な印象は持てないし、あるいは我が身と重ね合わせて恐怖したり生き方を改めるための反面教師とするのだろう。事実、この姫君の人生を今風に例えれば「婚活も求職もせず引きこもってゲーム三昧に過ごしていたら両親も亡くなり高齢で手遅れになってホームレスになって孤独死」というような、むしろ現代にシビアに増えつつある事例に恐ろしいほど当てはまるのだ。むろん私にとっても決し

    【エッセイ】芥川龍之介『六の宮の姫君』について思う | 天の古井戸
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    amanoiwato 2016/05/08
    芥川龍之介の小説『六の宮の姫君』および山岸凉子のマンガ『朱雀門』、そして芥川という作家自身に対する私見、感想。/これらの話を読んだ当初からずっと引きずって考えていたことをまとめました。
  • 【感想・批評】『おそ松さん』最終回によせて —八十年の孤独と殉教者たちへの慟哭— | 天の古井戸

    TVアニメ「おそ松さん」公式サイト [browser-shot url=”http://osomatsusan.com/” width=”240″ height=”135″] ※最終回のネタバレを含みます。 ※ややネガティヴな見解です。 昨年秋に赤塚不二夫生誕80年記念企画としてこのアニメ『おそ松さん』が放映開始されていらい、私は実にこの半年あまりの間、実に多大な時間と感情と思考と妄想を『おそ松さん』という作品そして六つ子たちへの思いに費やしてきた。冗談抜きで仕事にも生活にも支障をきたすレベルにおいてである。そのような状態で毎回視聴するたびに彼らそれぞれと喜怒哀楽を共有し、その愚痴やツッコミに共感し、その嘆き悲しみ痛み苦しみをそのまま我が事と為し心痛に浸り悶絶し、その苦悩と煩悶と渇望をおのれのそれにそっくり重ね合わせて過ごしてきた。このような事態は学生時代においてすらなかったことだ(その割

    【感想・批評】『おそ松さん』最終回によせて —八十年の孤独と殉教者たちへの慟哭— | 天の古井戸
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    amanoiwato 2016/03/31
    アニメ『おそ松さん』総括。六つ子という赤塚神への殉教者たちとその崇拝者たちへの鎮魂歌。/正直、かなりの少数派の感想というか、こんな事を考えているのは私くらいではないかという懸念が…。
  • 【感想・批評】『おそ松さん』の二つの「事変」松野一松編 —分身殺しの挫折そして救済— | 天の古井戸

    TVアニメ「おそ松さん」公式サイト [browser-shot url=”http://osomatsusan.com/” width=”240″ height=”135″] 一松事変 (いちまつじへん)とは【ピクシブ百科事典】 「おそ松さん」16話で公式がついに禁断の扉を開ける Twitterでは大量の「遺影アイコン」が発生する事態に – ねとらぼ 当ブログの前回の記事において、アニメ『おそ松さん』16話の「一松事変」の(腐女子視点での)意味合いを六つ子の次男・カラ松を中心にして書いてみたが、今回はタイトル通りの主役である四男・一松について(腐女子的な視点から)総括してみたい。 【感想・批評】『おそ松さん』の二つの「事変」松野カラ松編 —ある問いと解答— 『おそ松さん』登場当初から個性豊かな六つ子の中でもひとり無気力で屈折したキャラクターとして異彩を放つ一松であるが、話数が進むにつれて兄

    【感想・批評】『おそ松さん』の二つの「事変」松野一松編 —分身殺しの挫折そして救済— | 天の古井戸
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    amanoiwato 2016/02/29
    『おそ松さん』16話「一松事変」からの松野一松論。一松という青年の苦悩と救済。または彼にとっての「分身」とその存在の意味。/かなり苦労して書いてたらすっかり時期を外してしまいました…。
  • 【感想・批評】『おそ松さん』の二つの「事変」松野カラ松編 —ある問いと解答— | 天の古井戸

    TVアニメ「おそ松さん」公式サイト [browser-shot url=”http://osomatsusan.com/” width=”240″ height=”135″] 既に多くの方がご存じの通り、先日放映された件の(腐女子)人気アニメ『おそ松さん』16話の各エピソード、とりわけ「一松事変」において非常に衝撃的なストーリー、シチュエーションが展開された。 一松事変 (いちまつじへん)とは【ピクシブ百科事典】 「おそ松さん」16話で公式がついに禁断の扉を開ける Twitterでは大量の「遺影アイコン」が発生する事態に – ねとらぼ 『おそ松さん』においてそれぞれに「クズ」な六つ子の中でもとりわけ徹底的に拗らせまくった陰気な自虐キャラである四男・一松と、「遅れてきた中二病」こと単細胞なナルシストキャラの次男・カラ松との対立らしきものはストーリーの序盤(実質的な初回である第二話)からすでに

    【感想・批評】『おそ松さん』の二つの「事変」松野カラ松編 —ある問いと解答— | 天の古井戸
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    amanoiwato 2016/02/01
    『おそ松さん』16話「一松事変」についてカラ松視点からの見解。「見る」ことと「見られること」をめぐる感動の邂逅。そして「腐萌え」の本質。
  • 「おそ松さん」15話B しんどい私が本当に欲しいものは何だったのかという話 - バックヤード

    あれBって呼んでいいのかな、Cかな、微妙なところですがつまりは 「チビ太の花の命」です。こんにちは。 一言で言えばしんどくてしょうがない話だったんですけど……。 いい話だった……いやいい話かこれ?いい話じゃなくない??んんん?? っていう時間が必要で遅くなりました。はい、今回は チビ太とカラ松の二人についてがメインです。 チビ太とカラ松が当に欲しかったものは何だったのかという話です。 今回の話は原作にもあった話だということは知っているのですが、未読です。 そこんとこよろしくお願いします。 今回のあらすじですが、 ・チビ太が最高のおでんを作ろうと迷走する ・そんな時、彼の前に一人の可愛らしい少女が現れ、自分はチビ太に水をもらい救われた花の精だと名乗り、彼をデートに誘う ・それを見ていたカラ松は、枯れかけの花を探し酒(ウィスキーかなブランデーかなそのへん)を与える ・おでんのことしか考えてい

    「おそ松さん」15話B しんどい私が本当に欲しいものは何だったのかという話 - バックヤード