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短編小説の集いに関するamenomorinoのブックマーク (30)

  • 【第9回】短編小説の集い とりまとめ - 短編小説の集い「のべらっくす」

    雨に風に火山に地震、天変地異が続く日列島ですが皆さん体は差し障りないでしょうか? せめて心の中は日晴れでいたい、そんな主催者です。そんなわけで今月のとりまとめです。 kannno-itsuki.hatenablog.com 雨宿りから始まる過去と未来への折り合いのつけ合いのお話ですね。毎回トップバッターありがとうございます。Re:ボーイミーツガールという感じでこういう話は割と好きです。微妙な関係が雨を口実に距離が縮んで、することもないので過去へ戻り、雨が降っている現在に戻ってきても特に話が進むわけではない、でも確かに雨が近づけている……観客は「はやく言っちまえ!」と思っていても人たちには大事な時間ですよね。意外と雨が止んだら夢のように醒めてしまうのかもしれないという含みが感じられました。 www.drinkerlife.com 恋人の安否を気遣った過去を思い出すお話ですね。ご自身の経

    【第9回】短編小説の集い とりまとめ - 短編小説の集い「のべらっくす」
  • 【第8回】短編小説の集い 投稿作品一覧 - 短編小説の集い「のべらっくす」

    あちこちで真夏日が観測され始めているこの頃、みなさん水分補給してますか? 遅くなりましたが、今月の投稿一覧です。新緑の季節に新茶を飲みながらゆっくり書いていきましょう。 kannno-itsuki.hatenablog.com kagaris.hatenablog.com sakuramizuki20.hatenablog.com 5/28 追加 isseihaduki.hatenablog.com sampo.hatenablog.com 5/30 追加 literary-ace.hatenablog.jp 5/31 追加 neo-bunshoudokoro.hatenablog.com tsubuyaki.hateblo.jp mimimi20.hatenablog.com masarin-m.hatenablog.com hjsmh.hateblo.jp yutoma233.hate

    【第8回】短編小説の集い 投稿作品一覧 - 短編小説の集い「のべらっくす」
  • 『今も、昔も、これからも。』 あとがきのようなもの ~一歩先も未来だから - バンビのあくび

    グリンピースがたくさん採れたので、毎日のようにサヤからグリンピースを取り出しています。 筋に沿って指をゆっくり入れ、中に入ったまあるいグリンピースを指で取り出していきます。 丁寧にやっているつもりなのに、何粒かはサヤからこぼれてコロリと転がっていきます。 逃げ出したグリンピースは1度止まってしまうともう動きません。 万が一、動くのではないかとジッと眺めてみましたがやはり動きませんでした。 つまみあげてグリンピースがたくさん入ったボウルに入れてあげました。 逃げだしたグリンピースは隠れてどれかわからなくなりました。 グリンピースは逃げ足が速くかくれんぼの得意なあの子に似ていると思いました。 *** 先日、「のべらっくす」でこちらのおはなしを書きました。 bambi-eco1020.hatenablog.com 以前に書いた『宇宙へ近づく夜』の2人が登場します。 お題が「未来」だったのですが、

    『今も、昔も、これからも。』 あとがきのようなもの ~一歩先も未来だから - バンビのあくび
  • 【第7回】短編小説の集い 投稿作品一覧 - 短編小説の集い「のべらっくす」

    だんだんと夏の陽気に近づいてまいりましたこの頃、みなさんお元気でしょうか。それでは今回の作品一覧です。 novelcluster.hatenablog.jp lfk.hatenablog.com kannno-itsuki.hatenablog.com zuisho.hatenadiary.jp donutno.hatenablog.com 4/27 追加 tsubuyaki.hateblo.jp 4/28 追加 donutno.hatenablog.com www.drinkerlife.com yama-aki1025.hatenablog.com bambi-eco1020.hatenablog.com 4/30 追加 yutoma233.hatenablog.com sakuramizuki20.hatenablog.com jammioe.hatenablog.com pulul

    【第7回】短編小説の集い 投稿作品一覧 - 短編小説の集い「のべらっくす」
  • 【読み物】今夫と未来子 - ←ズイショ→

    かくして今夫(いまお)は戻ってきた。未来子(みくこ)が死ぬる以前の時間に。いや、かくしても何もあるか、今夫は気付けばただ無軌道に何の脈絡もなく戻っていたのだ。あの地獄の出現する手前の時間に。未来子に思いの丈を告げた時間のあの手前に。 今夫が正門前から見上げた校舎の中央に掛けられた時計の針が指し示す時間は午後2時55分、未来子が死ぬまであと5分。あの、あの二度と見たくもない、あの理不尽な、あの余りな結末まであと5分、今夫はそれを見上げるや否や事態を半分察知して半分夢見心地のまま、全力で走る。全力で喉の奥からこの娑婆世界に飛び出んとする吐瀉物一揆をすんでのところで堪えながら手をパーにして正面玄関へと走る。未来子が待つ正面玄関へと走る。厳密には未来子は今夫を待ってなどいない、そこで待っているのは二人を引き裂くどころか世界を木端に砕く運命でしかないのだが、今夫は下校するところの未来子を目指して走る

    【読み物】今夫と未来子 - ←ズイショ→
  • 【第6回】短編小説の集い 投稿作品一覧 - 短編小説の集い「のべらっくす」

    お待たせしました。先日関東地方でも桜の開花宣言があったということで、これから締め切りまでがちょうど桜が満開になっていくいい時期です。桜の季節にまつわるお話を書いて読んでいきましょう。 ronpoku.hatenablog.jp lfk.hatenablog.com 3/27 追加 ktmk.hatenablog.jp sampo.hatenablog.com 3/30 追加 tsubuyaki.hateblo.jp yama-aki1025.hatenablog.com bambi-eco1020.hatenablog.com hjsmh.hateblo.jp nisinao.hatenablog.com nerumae.hateblo.jp literary-ace.hatenablog.jp kannno-itsuki.hatenablog.com 3/31 追加 tuchinoco.

    【第6回】短編小説の集い 投稿作品一覧 - 短編小説の集い「のべらっくす」
  • 第5回短編小説の集いはきもちよい後産でした - nerumae

    photo by WesleyIG http://novelcluster.hatenablog.jp/entry/2015/03/04/163751 http://novelcluster.hatenablog.jp/entry/2015/03/04/163751 毎度チョー気持よく参加させていただいております短編小説の集いです。 忘れないうちにまずは自分のを振り返りします。 書いた背景 国民的型先行者とその作者ひろし君、その作品の背景にこんな一夜があったらおもしろかったKAMONE! というノリのお話です。 お題を20日の朝7時に見て8時くらいにはプロット大筋できて、そこから1〜2度書いて、1日寝かせて校正チェック(誤字脱字がほんとうにひどい)+追記修正、みたいな流れでした。ドラ以外の設定思い浮かばなかったモン。 第0回短歌の目の感想を書き終わった直後の、はじめてのことですごく不安だ

    第5回短編小説の集いはきもちよい後産でした - nerumae
    amenomorino
    amenomorino 2015/03/06
    色々思うけど楽しむですよ。
  • 【第5回】短編小説の集い 感想記事まとめ - 短編小説の集い「のべらっくす」

    お待たせしました。第5回の感想・振り返り記事のまとめです。こちらのブログに言及またはIDコールして頂けたら何とか拾います。よろしくお願いします。 短編小説を書いてみて ~『イフ』 あとがきのようなもの - バンビのあくび 夢とか蝶とか、とりとめなく - 悩みは特にありません。 短編小説の集い『のべらっくす』2月感想ノック - さらさら録 【第5回】短編小説の集い 全感想 - ライティング・ハイ 第5回短編小説の集いはきもちよい後産でした - nerumae 【感想】第5回短編小説の集い - ちーさんのイイネあつめ 第5回のべらっくすの振り返り - OK 余裕 「第五回 短編小説の集い」感想 1 - 池波正太郎をめざして 第5回短編小説の集い ふりかえる - マホカワイイ ねこねこねこ【第4回】短編小説の集いの一言感想 - ファンタジー頭へようこそ! masarin-m.hatenablog

    【第5回】短編小説の集い 感想記事まとめ - 短編小説の集い「のべらっくす」
  • 【第5回】短編小説の集い とりまとめ - 短編小説の集い「のべらっくす」

    今回はごたごた前置きはなし! 感想いっきまーす! 【第5回】短編小説の集い 投稿作品一覧 - 短編小説の集い「のべらっくす」 『は「にゃん」と鳴かない』 - うつ病だけど、生きてます 感想一発目からアレなんですが、読後の感想が「盛ってる雌」という言葉しか見当たらなかったです。交尾がコミュニケーション、という感じでしょうか。文体からは肉体的な表現や痛みをガンガン感じるのですが、肝心の内面描写や心の痛みに関して詳しく書いているところがそれほどないのが特徴だと思いました。最後のあすかの台詞は、「思い通りにならないと手が出る」森口を糾弾しているのか、「気ままとワガママを混同している」あすかを暗に非難しているのかで読み手の解釈が変わってきますね。 【第5回】短編小説の集い「のべらっくす」(テーマ:) - の覚書 こんちには。初めて小説をお書きになったと言うことで苦心されたと思います。それでも

    【第5回】短編小説の集い とりまとめ - 短編小説の集い「のべらっくす」
  • 雪どけ - 第5回短編小説の集い - - このはなブログ

    7時。健司のいつもの起床時間だ。 もう何年も前から目覚まし時計がなくてもほとんどぴったりこの時間に起きるようになっている。 腰に負担がかからないよう、横を向いて手をつきながらゆっくりと起き上がると、隣で寝ている雪子を起こさぬようそろりと布団から出た。 台所で一人分のコーヒーを淹れ、椅子に座ってテレビを見る。朝べない。 以前は雪子が健司よりも早く起きて焼魚やら味噌汁やらを作ってくれていたのでありがたく頂いていたが、最近の雪子は午前中いっぱい眠りこけているので、健司もわざわざ一人分の朝を用意するのが面倒くさく、朝はコーヒーだけという生活が続いている。 テレビ画面の中では、昨日起こったという殺人事件のことや、人気芸能人カップルの破局、梅の花の開花状況に至るまで様々な情報が目まぐるしく流れ、そのたびに表情をころころと百面相のように変えて原稿を読みあげるアナウンサーを、健司は半ば感心する思い

    雪どけ - 第5回短編小説の集い - - このはなブログ
    amenomorino
    amenomorino 2015/02/28
    せつないいとしい。
  • ユルバンを気にかけることしばらく 【第5回】短編小説の集い - 思惟ノート

    【第5回】短編小説の集いのお知らせと募集要項 - 短編小説の集い「のべらっくす」 * タイトル『ユルバンを気にかけることしばらく』 5,000 / 5,000字 * ユルバンがになったと聞いてヒムトはたいそう驚いた。 「だってあいつ、絶対人間になるって言ってたじゃんか」 「そうですね」 キンカは淡々と答える。 「直前で気が変わったのかもしれませんし、希望が通らなかったのかもしれません」 「そういうものかい」 「そういうものです、たぶん」 しかしあのユルバンがねぇ、とヒムトはあごに手を当て考える。と、向こうに天使長が歩いているのが見えた。長い白髪に長い白ひげ。大きな翼を背負い、年老いてなお恰幅のよさを保った男性、に見えるがこの人も天使と言うからには両性具有なのだろうか。いや、無性か? ヒムトは天使でないのでよくわからぬ。が、今気になるのはユルバンのことだ。 「ちょいと天使長様に尋ねてみよう

  • 『イフ』 - バンビのあくび

    どうやら花粉が「わーい、どんどん飛ぶよー」とわさわさ騒ぎ出した今日この頃。 みなさま、くしゃみを連発しておりますでしょうか? それは当に花粉なんですか?いやいやもしかしたら知らぬところで…ゲホゲホ、ちょっと止めておきましょう。 てなわけで、今回もこちらに参加させて頂きます。 【第5回】短編小説の集いのお知らせと募集要項 - 短編小説の集い「のべらっくす」 お題は『』 いやぁ、今回はキツかったです。お題が〜と言うより、私自身があんまり書くぞ!とならなくて。それもこれも体がバキバキに痛いからだと思います。背中から肩にかけてカチコチしてます。 そんでも書き上げましたので、読んで下さるとのように丸まって「にゃー♪」と言います。 にゃーにゃー言いたいので、ぜひ読んで下さいー。 *** 『イフ』 美和が悠斗の部屋を初めて訪れた日のこと。 部屋のドアを開けると我が物顏で悠然と歩く黒が目の前を通り

    『イフ』 - バンビのあくび
    amenomorino
    amenomorino 2015/02/27
    ぞわっとしたけどいい怖さ。
  • 【創作】なまいきジャンクション−第5回短篇小説の集い - nerumae

    http://novelcluster.hatenablog.jp/entry/2015/02/25/000206 http://novelcluster.hatenablog.jp/entry/2015/02/25/000206 はい参加します!ぜろすけ氏運営多謝です。 タイトル「なまいきジャンクション」 文字数3557字 ※今回エログロ描写はありません(ありません!)。 ※この物語はフィクションです。実在の人物・作品とは関係ありません。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー photo by Sweetie187 「つまようじをくれ」とそのがいったので、ひろしは抽斗を引いたそのままの軌跡で椅子ごと後ろに倒れた。 両親を起こさないようにそろりそろりと階段を降り、居間からとってきたつまようじをひろしがハイと差し出すと、は「感謝する」と前脚で器用に受けとった。 「あまり驚かないんだな

    amenomorino
    amenomorino 2015/02/26
    夢が広がっていく。ワクワクしたまま読みおえました。
  • 【第5回】短編小説の集い 投稿作品一覧 - 短編小説の集い「のべらっくす」

    おはようこんにちはこんばんは。生きとし生けるものに等しく安らかな救済を。そんなこんなでにゃんにゃんにゃんなにゃんにゃん作品集です。基的に投稿いただいた作品はまとめて一覧に掲載します。そのため「なかなか一覧記事から言及がないなあ」ということなどもございますが、もし更新漏れ等がありましたら遠慮なく主催者に連絡してください。 『は「にゃん」と鳴かない』 - うつ病だけど、生きてます 【第5回】短編小説の集い「のべらっくす」(テーマ:) - の覚書 ねこのした - さらさら録 『サチのおすそわけ』 - 空想島(6畳半) 2/26 追加 のいない場所 - マホ、カルチャー 咲いている - 悩みは特にありません。 ライカ・ケイム・バック(第5回短編小説の集い 参加作) - 空想少年通信 2/27 追加 【創作】なまいきジャンクション−第5回短篇小説の集い - nerumae 『イフ』 - バ

    【第5回】短編小説の集い 投稿作品一覧 - 短編小説の集い「のべらっくす」
  • 【第5回】短編小説の集い「のべらっくす」(テーマ:猫) - 本の覚書

    http://novelcluster.hatenablog.jp/entry/2015/02/20/000000 はじめに ▼小説初心者です。中学生の頃、詩みたいなものを書いていたことはありますが、文学少年から文学青年へと脱皮しないまま、関心は創作から離れて行きました。 ▼小説らしきものを書いたのは一回きりです。高校一年生の時にほとんど廃部寸前の文学部に属していて、そこの文芸誌に宮澤賢治的なものを書いて載せてもらったことがあります。しかし、それ以降部室に顔を出すこともなく、文学部が存続したのかどうかさえ知りません。 ▼ブログを書き始めた頃から、いつも何か創作をしてみたいとは思うようになっていました。小説の書き方のも幾つか読みました(内容は全部忘れました)。しかし、書き始めるところまで行くことはありませんでした。 ▼背中を押してくれたこの企画に感謝すると同時に、こんな罠に嵌らなければ善良

    【第5回】短編小説の集い「のべらっくす」(テーマ:猫) - 本の覚書
  • 【第5回】短編小説の集いのお知らせと募集要項 - 短編小説の集い「のべらっくす」

    世俗のしがらみや承認欲求に疲れた紳士淑女の皆様、ようこそいらっしゃいました。ここでは目の前の純粋な表現だけを追究して楽しみましょう。 【企画概要】 短編小説を各ブログにアップしてもらい、このブログでまとめます。そしてその後このブログで主催者が振り返りを行います。 【企画の目的】 はてなブログ内では「小説」をメインにしたブログが他のサービスより目立たず、せっかく情緒的な文章を書く人がいてもなかなか話題にならないので、ひとつ企画を立てることで小説の力っていうのを見せるのがひとつです。ほかに文章力を身に着けたい! と思っても「読者がいない!」とか「自分の文章はどうおかしいのかわからない!」という人が客観的に自己の文章を見直すきっかけになればと思います。 【参加条件・参加方法】 はてなブログ・はてなダイアリーからの投稿に限らせていただきます。 (はてな匿名ダイアリーからは受け付けません!) はてな

    【第5回】短編小説の集いのお知らせと募集要項 - 短編小説の集い「のべらっくす」
  • 【第4回】短編小説の集い とりまとめ - 短編小説の集い「のべらっくす」

    お待たせしました。今回も抜けたり消えたり大変申し訳ありませんでした。感想だけでも頑張ります。 甘党 - OK 余裕 最初の空間描写で「どこにも行けない俺たち」感があふれていてどどーっと十分エモいです。文体だけで謎の焦りが感じられます。その焦りの理由も後半でなんとなく見えてきて、そこでふっと幕が閉じる感じが好きです。「マジWACK」の使い方がマジWACKで全体的に反骨精神も感じられたましたね。なんとなくメロディアス。 粉 ― 【第4回】短編小説の集い 投稿作品 - ごくまトリックス はったい粉のステマに見せかけたはったい粉のダイマ。この企画にはたまにこういう「いまいち浸透していない知識を物語に載せて紹介する」という側面もあってなかなかいいんじゃないかと自分で思っています(世話ない)。物語ですが親子で受け継いでいくものの話で、意外と「ゆうくんいらない」と「ヨーカ堂」の破壊力がありますね。昔はど

    【第4回】短編小説の集い とりまとめ - 短編小説の集い「のべらっくす」
    amenomorino
    amenomorino 2015/02/09
    口の中が甘~くなったりほろ苦くなったり、ゾクっともしたり。
  • ルイスのチョコレート - 金田んち

    今回もなんとか書き終えました。小説らしきものです。 【第4回】短編小説の集いのお知らせと募集要項 - 短編小説の集い「のべらっくす」 10時すぎまで残業をしていたところ、同期の剛からの誘いで居酒屋に行くことになった。 最近の俺はプライベートで甚大なダメージを負い、ヤケクソ気味に仕事に打ち込んでいた。 居酒屋は職場近くの馴染みの小料理屋。席もお馴染みの端から一つ離れたカウンター席。一番端を空けるのは、その椅子に二人分のバッグを置くためだ。 「おつかれ」 いつもの如く「いつもの」と店主に伝えれば自動的に出される冷や奴と「とりあえず」の生ビールで乾杯する。 「お前流石にありゃないわ」 剛からの言葉に溜息をつきつつ、ムッとした視線で俺は答える。 「だから言ったじゃん。俺」 「天から授かった二物も、武器にならねぇことがあるんだな」 ニヤける剛の顔をぶん殴りたくなった。 俺は先週のバレンタイン、ガツン

    ルイスのチョコレート - 金田んち
  • 『ざらざら』 - バンビのあくび

    皆様ごきげんよう。 こども達が通う小学校でもインフルエンザによる学級閉鎖が出始めました。 メールが来るたびこどものクラスではないか?とビクビクしております。 そんな中、またまた今回もこちらに参加させて頂きます。 【第4回】短編小説の集いのお知らせと募集要項 - 短編小説の集い「のべらっくす」 よく考えたら私ってば第0回から皆勤賞じゃないですか。あら、あら(笑) そんな感じでおヒマな時に読んで頂けると嬉しいですー。 *** 『ざらざら』 直人が住んでいた団地のすぐそばに『しまだ』はあった。 『しまだ』は学校から帰った子ども達がわんさか訪れる人気の駄菓子屋さんで、直人も例にもれず小学生時代の放課後の大半を『しまだ』で過ごした。『しまだ』はおじいちゃんと言うにはまだ早いくらいのおじさんとおばさんの2人で切り盛りしている店であった。 直人の家は共働きであったため、学校から帰っても「おかえり」と言っ

    『ざらざら』 - バンビのあくび
    amenomorino
    amenomorino 2015/01/29
    ノスタルジーにきゅうっとして、今の二人にほのぼの。
  • 夢の一日 - 美の特攻隊

    【第4回】短編小説の集い 参加作品 まだ日曜と平日の境界はなく、夜のしじまがゆっくりとまるで羽毛のように寝室へ舞い降りたころ、野山の獣は牙を隠してしまい、そして小鳥たちの羽ばたきが微かなものへ変わる外の気配に耳を傾けながら、さきほどまでのテレビの光景によって焼きつけられた念いが何かしら切ないまま、母におぶられたわたしは、ほおずりしたくなるウサギとリスの絵柄の掛け布団にゆっくり滑りこむと、枕もとの絵を手にしたのも束の間、まばたきが物憂いことを覚えた。 犬のシシリーは今は亡き城主の娘マリアーヌの言いつけをよく守り、勢いよく草むらに飛びこんで、ちいさな野ウサギをくわえて戻ってきた。 マリアーヌは冷ややかな目つきで見据えると、すばやく獲物をかすめとり、木陰から木陰へ渡り歩くようにしてその華奢な背中を遠のかせた。 茫然とした面持ちのシシリーは取り残された侘びしさより、陰惨な手によって弄ばれる野ウサ

    夢の一日 - 美の特攻隊