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書評と文学に関するarcade00fire01のブックマーク (19)

  • 学界時評を先行公開いたします[リポート笠間57号掲載予定(2014.11)]。 | 笠間書院

  • 神話、引喩、オカルトパンク。一部で妙に評価が高いWeb小説『幻想再帰のアリュージョニスト』とは - 魔王14歳の幸福な電波

    『幻想再帰のアリュージョニスト』 この小説が面白すぎてもう辛抱堪らなくなったので(エア)ステマ*1です。 異世界転生保険とは契約者人を受取人として、保険量である新たな人生を給付する制度である。 身の程を知らない、馬鹿な思いつき――そのような予断に基づいて下された攻撃命令。暗号通貨の交換所に攻撃を仕掛けた十六人の呪文使い達が一人残らず攻性防壁で脳を灼き切られたばかりか、感染呪術によって三親等以内の親族が皆殺しにされるという大惨事に直面して、ようやく【公社】の電脳保安部の責任者は事態が自らの手に負えないレベルにあることを認識した。 事象改竄系過去遡及呪文【叙述悪戯】。 語りの焦点をずらし遠近感を狂わせ、時間を遡って過去の事象を再解釈し、『実はこうだった』という事実の開示(に偽装した過去改変)を行う類推呪術(アナロギア)の一種。 性別誤認、年齢誤認、人物誤認、数量誤認、状況誤認、時間誤認、動機

    神話、引喩、オカルトパンク。一部で妙に評価が高いWeb小説『幻想再帰のアリュージョニスト』とは - 魔王14歳の幸福な電波
  • 文藝年鑑: 忘却散人ブログ

    わすれもの、うせものがたえない毎日を送る忘却散人(飯倉洋一)のブログです。2008年3月スタート。日近世文学。 軽い読み物として、推敲もなしに書いていますので、学術論文などへの引用はお控えください(どうしてもという場合は、事前にコメント欄にでもご連絡下さい)。エッセイなどでの引用やSNSなどでのリンクはご自由にどうぞ。 日文藝家協会が刊行している『文藝年鑑』。日国内・海外での文学の動き、文学賞・文藝各団体の動きなどが紹介される。6月に刊行された2014年版では、2013年の概観がなされているが、日文学(古典)を、浅田徹さんが担当されている。浅田さんから、ちょっと名前を引いたからということで、わざわざコピーをお送りいただいた。ありがたや。 浅田さんは個々の研究というよりも、日古典研究の全体的な傾向について書いている。いくつかの柱があるのだが、その第一に上げられたのが、「古典関連情報

  • 笠間書院 kasamashoin ONLINE:学界時評

  • 原豊二著『源氏物語文化論』

    このBlogは、私が物語研究の途上で出会った様々な発見や、物語をともに学ぶ人々との出逢いを綴ったものです。ごらんのみなさんにも物語文学の深遠なる森の如き世界の一端をお知りいただければ幸いです。 原さんから拝受。ありがとうございました。二冊目の著作、とうぜんひとつひとつの論の精度は確実に高くなっているように思います。ただし、音楽にしろ、書誌にしろ、池田亀鑑にしろ、方向性が完全にボクの志向性と丸かぶり、独自のお説はもちろんありますが、十年先行するボクの論は越えていただかなくてはいけません。 例えば、ボクの書評もあるのだけれど、研究史の突出した言説や些末な論点ばかりに筆を費やして、書の特色や意義については素通り、「中身読んで書いたのかな~」と思うほどポイントがずれていたりします。これは『源氏物語文化論』と言いながら、享受論しかなく、『源氏物語』テクストを論じたものはひとつもないと言う空洞化

    arcade00fire01
    arcade00fire01 2014/01/25
    仲が良いから辛辣なのかな…(笑)
  • eoblogサービス終了のお知らせ

  • 2013年上半期ラノベ周辺総括 - 小説☆ワンダーランド

    ライトノベルミステリの拡大 (ファンタジア文庫田中)編集長:たとえば、ミステリや歴史もののようにライトノベルとの相性の悪い題材が得意で、これまでのファンタジア大賞ではどうしてもこぼれてしまった、そういう才能も広く世にだしていければと願っているんですが。 ドラゴンマガジン2012年1月号「きたるべきラノベ新世代を語る 冲方丁×田中香織×田中久美子座談会」より 富士見ファンタジア文庫の編集長がドラゴンマガジンの座談会で「ライトノベルとミステリ・時代もののい合わせが悪い」と発言したとおり、ライトノベルミステリは困難な組み合わせだと思われていましたが、最近ではライトノベルレーベル内でのミステリ作品が揃ってきたように思います。 ライトノベルレーベル内でのライトノベルミステリといえば、山形石雄『六花の勇者』と遠藤浅蜊『魔法少女育成計画』が二大巨頭といえるでしょう。 『六花の勇者』は中世ファンタジーの

    2013年上半期ラノベ周辺総括 - 小説☆ワンダーランド
  • 『自選 谷川俊太郎詩集』谷川俊太郎(岩波文庫) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋ウェブストアで購入 「現代詩と匂い」 現代詩の書き手として、谷川俊太郎はおそらくもっとも有名な人だ。ほとんど詩など置いてないような町の屋さんでも、谷川詩集だけは何冊も置いてある。ふだんは滅多に詩など載らない新聞でも、谷川の詩だけはでかでかとスペースをとって掲載されている。国語の教科書でも定番。小学校、中学校、高校と何度となくその作品と出会う。 これだけ有名なのだから、きっと谷川俊太郎は詩そのものなのだ、と思いたくなるところだ。彼こそ、ザ・口語自由詩。日語の「詩」を象徴する存在なのではないか、と。ピラミッドの頂点にいる人なのではないか、と。しかし、それは大きな間違いだ。彼はほかのどの詩人とも似ていないし、そういうピラミッドとか、象徴とかいうくくり方とも無縁である。 現代詩にとっては谷川俊太郎はむしろ困った存在かもしれない。他の詩人についてあれこれ説明しても、谷川についてだけはう

    『自選 谷川俊太郎詩集』谷川俊太郎(岩波文庫) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
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  • 勝手に書評 石原千秋『近代という教養 文学が背負った課題』 - 日比嘉高研究室

    近代という教養―文学が背負った課題 (筑摩選書) 作者: 石原千秋出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2013/01メディア: 単行購入: 3人 クリック: 29回この商品を含むブログ (7件) を見る 石原千秋さんより頂戴した。このは、石原千秋版の『明治文学史』であると思う。文学史と言っても、著名な作家や文学思潮を時系列を追って記述していくタイプではなく、文学を構成していた枠組みを取り上げて検討していくタイプの文学史である。その意味で、亀井秀雄の『明治文学史』(岩波書店)の方向と同じである。 読みやすい文体で書かれており、入門書としての体裁を取っているが、論述のレベルは物凄く高度である。大学のふつうの学部生レベルでは、歯が立たないだろう。主に取り上げられている鍵概念は、「文学史と観察者」「進化論」「主人公」「固有名」「写真」「女学生」「自我と苦悩と性欲」である。 個人的には前半が面

    勝手に書評 石原千秋『近代という教養 文学が背負った課題』 - 日比嘉高研究室
  • 飯倉洋一「上田秋成 絆としての文芸」: 雑食系読書記

    すっかり更新をさぼっていた。年末から執筆ラッシュと雑誌のプロデュースの仕事が集中してしまったことが一番大きい。また、じっくり読まないと、とても上っ面だけを論じるだけでは済まされないが幾つか出たこともある。今日ようやく一日をこのだけに費やして精読した。 上田秋成は、小説の名作「雨月物語」の作者として脚光を浴び、その特異な生い立ちと難しい性格に焦点を当てて紹介されることが多い。それは秋成の文業といえばまず「雨月物語」が評価されているからだが、それは近代のものさしから見た秋成とその文学への評価に過ぎず、文人・歌人・学者として、多様な才能と交流をした結果生まれた彼の大半の文業を捨てしまうことになる。 飯倉さんの問題意識はここに集約され、できるだけ秋成の文業の現場とそこ痕跡を丁寧に拾いながら紹介し、「雨月物語」や「春雨物語」についても踏み込んだ解釈をされている。才能のある人間とはどういう人間か。

  • 上野先生が読売新聞読書委員会委員に就任されました - ようこそ!奈良大学国文学科へ!!

    国文学科・上野誠先生が、読売新聞読書委員会委員に就任しました。 任期は2年間で、この間、読売新聞書評面の書評すべきの選書と、書評執筆を行ないます。一般に、読売新聞書評委員ともいわれる委員です。 2年間の期間中は、ほぼ毎月2程度の書評を執筆されます。委員にはベストセラー作家の角田光代さん、女優の小泉今日子さん、社会学者の橋爪大三郎さんをはじめとして、作家、学者、論壇人が担当します。 すでに1月から書評が掲載されておりますので、「読売新聞」日曜日の書評欄にご注目下さい。 ○上野先生コメント 責任重大な仕事を拝命しました。読売新聞は購読者数が一千万人を超える、世界最大の新聞メディアです。また、日の新聞の特徴として、多くの書評が載ることも、他の国にはないことだそうです。研究教育書評執筆のバランスをとりながら、がんばりたいと思います。私が書評委員に就任することで、学学生が少しでも好きにな

    上野先生が読売新聞読書委員会委員に就任されました - ようこそ!奈良大学国文学科へ!!
  • 『ナボコフの文学講義』からカフカ「変身」講義の感想 - わが忘れなば

    むかし、TBSブリタニカから出ていたナボコフの『ヨーロッパ文学講義』が、『ナボコフの文学講義』として河出文庫から上下巻で復刊された。原題は"Lecture on Literature"なので、今回の訳題の方が原題に忠実なタイトルだ。ナボコフが"Strong Opinions"で語っている大学での講義録を死後編集してにまとめたものだ。 1940 年、アメリカで大学人としてのキャリアをはじめる前に、運のいいことに、僕はロシア文学について100回分の講義-約2,000ページを苦労して書いたんだ。その後、ジェーン・オースティンからジェイムズ・ジョイスまでの偉大な作家たちについての100回文の講義を別に書いた。これらのおかげで、僕はウェルシーとコーネルでの20年間の大学生活を幸せに過ごしたよ。教壇で僕は、ちらちら目を上げたり下げたりしていたけど、目敏い学生たちも僕が読んだいるんであって、話してるん

    『ナボコフの文学講義』からカフカ「変身」講義の感想 - わが忘れなば
  • 一歴史学者の、いわば抵抗の記録 「学界時評」の復活

    明日の早朝の重要な会議のために、日曜日も仕事です。 火曜日も一日中授業と会議なので、考えるとどうしても々としてしまいますが、 今週は中日以降楽しいことがたくさん待っていますので、それを励みに頑張ります。 ところで、夏季休暇中のことですが、K市に調査に行った際、管内を簡単に踏査する時間がありました。 K神社に着いた時、神社入り口の狛犬に目を奪われました。 狛犬の足場と土台の間の僅かな隙間に、が気持ちよく寝ていました。 可愛すぎて反則です。 シチュエーションに卒倒しそうでした。 どうやらK市は、神社や狛犬ではなく、が守ってくれているようです。 素敵です。 さてさて、学は12月に「文学は生きているか」という挑発的なシンポジウムを行います。 全国の大学で「文学科」(そのもの、或いはという名称)が失われつつあること、 また、あまりにもメジャーな雑誌であった『国文学』2種の廃刊。 「文学」にと

  • 新刊紹介・北川扶生子氏『漱石の文法』

    北川扶生子氏(鳥取大学)より、ご著書の『漱石の文法』(水声社、2012.4)をご恵贈いただいた。 ありがとうございました。 漱石研究者の端くれとして、最後迄読んでから紹介しようと思っていたのですが、委員会の所用に取り紛れ、なかなか読通すことが出来ず、大変申し訳ないことでした。 書は、明治日が直面した日語(書き言葉)の形成期の変動ぶりの一端を、漱石を通じてあきらかにしようとしたもので、特に、書くための修辞的な文章として存在した美文をめぐる第1章の考察を経て、第2章で漱石の文体の変化とその意味を論じている。 具体的には、漢詩・英詩、俳句小説の翻訳等の引用がちりばめられた「草枕」に見られるような多彩な文体の存在や最初の新聞小説である「虞美人草」のような美文は、やがて「三四郎」以降は見られなくなって行く。「草枕」「虞美人草」の文章を読みこなせる教養を備えた読者対象の執筆から、新聞読者対象へ

  • 文学研究の思想―儒学・神道・国学― | 六條院日記

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  • 鈴村智久の研究室 前田彰一『物語のナラトロジー』

    アングル 《パオロとフランチェスカ》 ナラトロジー(物語論)の基礎文献である『物語のナラトロジー』(前田彰一)の理論篇である一章「詩的言語と文学表現」と二章「<語り>の現象学」を読了したのでそのレジュメを残す。 【一章「詩的言語と文学表現」】 言語学者S.I.ハヤカワは言語の機能を以下のように原理的に二大別している。 (1) informative function (情報伝達機能) (2) affective function(感化的機能) (1) は新聞記事のように情報伝達に特化した機能であり、(2)は詩的表現やスローガンなど、人間の感情に直接訴えることのできる機能である。 ハヤカワのこの二大別は、ロシア・フォルマリストの理論家L.ヤクビンスキーが言語を「日常的言語」と「詩的言語」に大別したことと相関している。 例えば、 A 「わたしの表皮は旱魃の土地よりも堅くこわばり、」 B「わたし

  • 正岡子規 ドナルド・キーン著 - 日本経済新聞

    「えっ、これが子規?」と思った。びっくりの評伝である。私などの子規像とはずいぶん異なるし、今までに書かれた数多い評伝の子規とも大きく違っている。どこが違うか。まず句会や歌会、山会(文章の研究会)、蕪村句集の輪講などが出てこない。これらは俳句や短歌、そして子規の文学活動の核になった場である。また重病人ながら驚くほどにべた子規も登場しない。「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」も「くれなゐの二尺伸びたる

    正岡子規 ドナルド・キーン著 - 日本経済新聞
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