消費税増税の前に、歳入庁を設立し、「消えた社会保険料12兆円」を取り戻せ 国有資産を売却し、天下り先の民営化もせよ 国会が延長になったが、菅総理の居座りや自民党から一本釣りもあって先週は実質審議は行われず、凪のような状態だった。 今国会での懸案は、第二次補正予算、特例公債法、再生エネルギー特措法である。これらが菅総理の退陣の「メド」だからだ。 第二次補正予算は予算規模も少額で、与野党間で大きな争点もない。本来であれば、大型補正を組むべきであったが、結局菅総理の延命の道具になってしまった。 例えば、被災者その他で30万人として、1ヵ月ひとり100万円を3ヵ月間支給するという政策があってもいい。9000億円でできる施策だが、今の与野党でそうした声は聞こえない。 リーマンショックの時に効果がないといわれていた定額給付金12000円をばらまいたが、今回は被災者に限って行うので定額給付金よりましだろ
菅直人首相(64)が、国際的にも「ペテン師」扱いされかねない瀬戸際に立たされている。先月末、米ワシントンで行われた日米安全保障協議委員会(2プラス2)で、米軍空母艦載機の陸上空母離着陸訓練(FCLP)の移転候補地を、鹿児島県西之表市の無人島・馬毛島に想定するとした日米合意が、実現困難になりつつあるのだ。退陣表明した菅首相が居座り続けているため、ただでさえ日本外交は停滞している。日米合意まで空手形に終われば、世界から「詐欺国家」のらく印を押されかねない。 「南西地域の防衛態勢の充実が必要だ。ご理解いただきたい」 小川勝也防衛副大臣は2日、西之表市を訪れ、FCLP移転計画を初めて同市の長野力市長らに説明し、こう頭下げた。 長野市長は「反対は変わらない」と表明。鹿児島県の伊藤祐一郎知事も「地域の意向で対応する」と述べた。 現在、FCLPは首都圏から1200キロも離れた太平洋上の硫黄島(東
松本龍復興担当相の被災地での暴言が問題化している。3日午後に宮城県庁を訪れた際、震災以来分刻みのスケジュールをこなしている村井嘉浩知事が出迎えなかったことに腹を立て、「突き放すところは突き放す」などと言い放ったのだ。野党幹部は4日、「常軌を逸した暴言だ!」と猛反発し、松本担当相は「結果として被災者の気持ちを傷つけたのは申し訳ないと思う」と謝罪した。菅直人内閣は、復旧・復興の遅れに苦しむ被災者の感情をどこまで逆なでするのか。 松本氏は宮城県だけでなく、3日午前中には岩手県庁を訪ね、達増拓也知事に対し、「あれが欲しいこれが欲しいはダメだぞ。知恵を出せということだ。知恵を出さないやつは助けない」とも語っている。 「1000年に一度」という大災害に見舞われた被災地や被災者に対し、冷酷かつ無礼極まる発言というしかない。 自民党の大島理森副総裁は4日、「(被災地の)志をつぶすような『上から目線』
◇リスク負うのは後世…犠牲少なくする責任ある 学者の良心とは何か--。福島第1原発事故は、すべての原子力研究者に問いを突きつけた。その一人でありながら、一貫して反原発の立場を取ってきた京都大学原子炉実験所(大阪府熊取町)の小出裕章助教(61)は今、何を思うのか。【宍戸護】 ◇田中正造「もっとも敬愛する人」 暑い昼下がり、訪ねた研究室は薄暗かった。蛍光灯もエアコンもスイッチを入れていない。2人一部屋の真ん中をついたてで仕切られた細長いスペースで、小出さんは机に向かっていた。「余計なエネルギーは使わない。皆さんぜいたくになり過ぎて、不要なものを使い過ぎています」 原子力の文献が山積みされて、記者が座るともう身動きがとれない。 小出さんの専門は放射線計測、原子力安全。愛媛県・伊方原発の設置許可取り消し訴訟で原告側証人となり、99年のJCO東海事業所臨界事故では土壌の放射線を測定し、別の争いでは地
2次補正案 1兆9988億円 7月4日 15時28分 東京電力福島第一原子力発電所の事故や、震災の被災者が抱える、いわゆる二重ローン問題への対策を柱にした、今年度の第2次補正予算案の全容が明らかになり、政府は、総額で1兆9988億円の予算案を、5日に閣議決定することにしています。 それによりますと、第2次補正予算案では、原発事故への対応として、福島県がすべての県民を対象に行う健康調査への支援や、政府が東京電力に支払う補償金などとして、合わせて2754億円を盛り込んでいます。また、二重ローン問題への対応として、被災者の相談窓口の強化や、ローンの金利を国が肩代わりする費用などとして、合わせて774億円を、20万世帯分の被災者の住宅再建を後押しする支援金の支給に3000億円を盛り込んでいます。さらに、被災した自治体などが使うための地方交付税として5455億円を、震災の復旧・復興に必要な資金をいつ
宮城県の村井嘉浩知事は4日の定例会見で、「情報も財源も国にある。国が歩み寄るのが望ましい姿」と述べ、松本龍復興担当相の発言を批判した。松本復興相が3日の会談で「(被災地の復興策は)県でコンセンサスを得るべきだ。そうしないと我々は何もしない」などと高圧的に述べたことについて答えた。県には松本復興相の発言への批判の電話が殺到している。【宇多川はるか】 ◇松本復興担当相 発言の要旨 松本龍復興担当相が3日に岩手、宮城両県庁を訪れた際の主な発言は次の通り。 <岩手県庁での達増拓也知事との会談> 俺九州の人間だから何市がどこの県とか分からない。仮設住宅はあなたたちの仕事だから、我々は次の恒久住宅みたいなのを構想するから、どういう知恵を出せるか、知恵合戦だ。知恵を出したところは助けますけど、知恵を出さないやつは助けない。それぐらいの気持ちを持って(対応する)。だから(首長には)もう「あれが欲しい、これ
福島第一原発事故を受け、これまで市民運動や政治的な活動に無関心だったにもかかわらず、脱原発を訴えるデモに初参加する人が増えている。幼い子どもをもつ母親が「放射能から子どもを守りたい」との一心で参加。今後の初参加を考える母親も多く、さらに広がりを見せそうだ。 (中沢佳子、小野沢健太) 「嫌なことをやめてほしいなら、言葉にしないと伝わらない。同じ思いの人と一緒に声を上げたかった」 六月十一日、六カ月になる長男を連れて東京都内で開かれたデモに参加した世田谷区の主婦中川まり子さん(29)はそう語る。 事故前まで原発には無関心だった。自分なりに調べ始めた原動力は、生まれて間もないわが子の存在。転校や避難で友人や家族と離されたり、外で遊べず深呼吸にも気遣う福島の子どもの現状はとても人ごととは思えない。「母として、子どもを犠牲にするような物はいらない」 デモはインターネットで知った。行進前の集会で帰るつ
自民党の石原幹事長は4日昼、松本復興相が震災復興を巡り「知恵を出さないやつは助けない」などと発言したことについて、「釈明をするか、釈明するつもりがないなら辞めるしかない」と強く批判した。 国会内で記者団に述べた。石原氏は、これに先立ち行われた与野党幹事長・国会対策委員長会談の中で、民主党の岡田幹事長に対し、抗議の意を伝えた。これを受け、岡田氏は4日、松本氏に電話し、「謙虚にやってほしい」と注意した。 自民党は、国会審議を通じて、菅首相の任命責任を含めて厳しく追及する構えだ。自民党の大島理森副総裁は4日午前、党本部で記者団に「被災民への心が通っていない上から目線の発言だ。自省を求めたい」と語った。逢沢一郎国対委員長も「常軌を逸したひどい発言だ。ことと次第によっては菅首相にその職を解いてもらわなければならない」と述べた。
印刷 関連トピックス枝野幸男 松本龍復興担当相が東日本大震災の被災地で「知恵を出さないやつは助けない」などと発言した問題で4日、野党から批判の声が上がった。 自民党の大島理森副総裁は自民党本部で「歯を食いしばって頑張っている被災民に対し、心が通っていない。誤解されるような発言はするべきではない」と記者団に語った。ただちに辞任は求めず、国会で真意をただす方針だ。 枝野幸男官房長官は4日の記者会見で「松本氏は震災発生後、国、県、市町村が一体となって復旧・復興を加速する強い責任感と使命感を持っている」と擁護。発言の真意について「あえて確認する性格のものではない。予算委員会で本人から説明するだろう」とした。 関連記事松本復興相、岩手・宮城両知事にきわどい発言連発(7/4)松本復興相、「民自公嫌い」発言を陳謝(7/1)首相、復興相に松本氏起用 27日にも正式任命(6/24)自民・石破氏、復興実
» 松本龍復興相が宮城県知事にブチギレ! 「今のはオフレコ。書いたらその社は終わり」と言うも東北放送が報じる 特集 2011年7月3日、復興担当大臣になったばかりの松本龍氏が宮城県庁を訪れ、村井嘉浩(むらいよしひろ)宮城県知事が出迎えなかったことにブチギレ。 ブチギレシーンを報じられたくなかったのか、松本氏は取材陣に向かって「今の最後の言葉はオフレコです。いいですか? 皆さん。絶対書いたらその社は終わりだから」と発言したのである。 しかし、あっさりと東北放送(TBC)がニュースで「松本龍復興担当大臣が就任後はじめて、今日、宮城県庁を訪れましたが、村井知事が出迎えなかったことに腹を立て、知事を叱責しました」と報道。そのニュースでは、宮城県庁を訪れて話し合った内容よりも、松本氏がブチギレしたことをメインに報じたのである。 ニュースキャスターは「宮城県庁を訪れた松本龍復興担当大臣。村井知事が出迎
松本龍復興担当大臣が就任後初めて、3日、宮城県庁を訪れましたが、村井知事が出迎えなかったことに腹を立て、知事を叱責しました。 宮城県庁を訪れた松本龍復興担当大臣。村井知事が出迎えなかったことで顔色が変わります。 「(村井知事が)先にいるのが筋だよな」(松本龍復興相) 笑顔で現れた村井知事、握手を求めますが、拒否。応接室が緊張します。そして要望書を受け取ると、松本大臣が語気を強めて自らの考えを伝えます。 「(水産特区は)県でコンセンサスを得ろよ。そうしないと我々は何もしないぞ。ちゃんとやれ。お客さんが来るときは、自分が入ってきてからお客さんを呼べ。長幼の序がわかっている自衛隊なら、そんなことやるぞ。しっかりやれよ。今の最後の言葉はオフレコです。書いたらもうその社は終わりだから」(松本龍復興相) 松本復興大臣のこの言動は波紋を呼びそうです。(04日05:01)
印刷 「がんばれ東日本」などと書かれたサッカーボールを達増拓也・岩手県知事(左)に手渡す松本龍復興担当相=岩手県庁 松本龍復興担当相は3日、東日本大震災の被災地である岩手・宮城両県を訪ね、両県知事と会談した。前日の福島県に続く就任後初めての被災地訪問だが、被災者の感情を逆なでしかねない発言を連発した。週明けの国会で野党が追及する可能性もある。 最初に訪れた岩手県庁の玄関前では、衛藤征士郎・衆院副議長からもらったというサッカーボールを持ち出し、「キックオフだ」と達増拓也知事に蹴り込んだが、達増氏は取り損ねた。 会談では、仮設住宅の要望をしようとする達増知事の言葉を遮り、「本当は仮設はあなた方の仕事だ」と指摘。仮設住宅での孤独死対策などの国の施策を挙げ、「国は進んだことをやっている。(被災自治体は)そこに追いついてこないといけない。知恵を出したところは助けるが、知恵を出さないやつは助けな
菅直人首相が10月に中国訪問を検討していることが2日分かった。首相周辺が明らかにした。首相はすでに退陣表明しており、延長した通常国会の会期末は8月末だが、今秋以降の続投にも強い意欲を示しているとみられる。ただ、外交を理由とする新たな「居座り」画策は野党だけでなく、民主党内からも強い反発を招くのは必至で、政局は一層混乱しそうだ。 首相が検討しているのは、清朝崩壊のきっかけとなった辛亥革命の「武昌蜂起」から100年にあたる10月10日前後の北京訪問。中国ではこの時期に国を挙げた記念行事が予定されている。首相は記念行事に出席したい意向で、実現すれば就任後初めての訪中となる。10月10日は首相の65歳の誕生日でもある。 首相は6月2日に退陣の意向を表明し、同月27日の記者会見では、平成23年度第2次補正予算案と再生エネルギー特別措置法案、特例公債法案の3つの成立が「(退陣の)一つのめどになる」と述
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