菅直人首相(民主党代表)の後継を選ぶ党代表選で、小沢一郎元代表の党員資格停止処分の見直し問題が争点に浮上してきた。出馬の意向を固めている海江田万里経済産業相や、出馬を目指す馬淵澄夫前国土交通相が処分を見直す可能性に言及している一方、岡田克也幹事長や前原誠司前外相は否定的な考えを示した。岡田氏は21日のNHK番組で「粘り強く数カ月間かけて議論し党として決めた。変えるべきではない」と強調。前原氏も
福島第一原発事故の影響により、県内各地の下水処理場の汚泥と、その焼却灰から放射性セシウムが検出されている問題で、処分できずに各処理場内で保管している焼却灰が、全県で毎日七十トン増え続けていることが分かった。事故前はセメント原料などにリサイクルしていたが、セシウムの濃度が下がらず、セメント業者が引き取らなくなったためだ。埋め立て処分もままならず、各地で「保管場所が足りない」と、悲鳴が上がっている。 (新開浩) 焼却灰を保管しているのは、県のほか、横浜、川崎などの七市町。県などの集計によると、保管量は、各地でセシウムが検出された五月以降に増え続け、今月中旬には全県で計約六千四百トンまで膨らんだ。
民主党代表選で、小沢一郎元代表(69)の存在感が急激に高まっている。党内最大の130人を束ねる小沢氏の支援を得ようと、候補者が“小沢詣で”を開始する一方、仙谷由人官房副長官ら「反小沢」陣営も露骨にすり寄り始めているのだ。党内の風向きが変わるなか、執行部は今月28日が有力とされていた代表選を29日に先送りする調整を始めている。 「新たな事実が出て、納得できるところがあれば新代表はその事実をもって判断してもいい」 馬淵澄夫前国交相(50)は20日午前のTBS番組でこう述べ、自らが党代表に就いた場合、小沢氏の党員資格停止処分を見直す考えを示唆した。 「ポスト菅」候補の間で、最近の“小沢人気”は異常なほど高い。 19日には、海江田万里経産相(62)と小沢鋭仁元環境相(57)が小沢氏の処分見直しを示唆したうえで、それぞれ衆院議員会館の小沢事務所を訪れ、代表選での支援を要請。鹿野道彦農水相(6
菅直人首相の後継を選ぶ民主党代表選へ向け、小沢一郎元代表が今月中旬、藤井裕久元財務相(79)に出馬を打診し固辞されていたことが分かった。藤井氏は小沢元代表と長く行動をともにしてきたが、今は疎遠な関係にあり、自前候補を持たない小沢元代表の苦衷もにじむ。小沢元代表は独自候補の擁立を断念。複数の候補を支援し、代表選の1回目の投票で2位となった候補に3位以下の支援候補の票を集中させる「2、3位連合」を模索する方針を固めた。【須藤孝、朝日弘行】 「自前候補がいない以上、『敵』だけ決めておけば(支援候補は)だれでもいい。藤井先生に望みを残していたが、もう2、3位連合にかじを切った」 こう話す元代表周辺によると、藤井氏に出馬を打診したのはお盆前後。元代表自ら電話で出馬を求めた。 藤井氏は93年に元代表とともに自民党を離党した元側近だが、民主党と自由党の合併後、次第に疎遠となり、今は岡田克也幹事長や野田佳
山本太郎、福島の子どもたちとともに内閣府、文科省、保安院の役人と対峙「場当たり的なことはやめてください!」と声を荒げる 右端が山本太郎、左側は福島の父兄と子どもたち 17日、俳優の山本太郎が衆議院議員会館にて、子どもたちを放射能から守る福島ネットワークが主催の「子どもの声を政府に届けよう!」に参加した。 この日、永田町の議員会館には4人の小中学生たちが福島から自分たちの声を政府に届けるためにやってきた。「福島県民よりもお金が大切なんですか?」「福島の子どもたちは、プールにも入れません。マスクをして、登下校をしているのに、基準値を何十倍も引き上げて、どうして安全と言えるんですか?」「こんなことになった、原発がわたしは大嫌いです」まっすぐな意見が、子どもたちから向けられるなか横一列に並んだ内閣府、文科省、保安院の10名の"おとな"たちは、うつむくばかり。 6月に転校をしたという女の子は、「わた
政府は20日、東京電力福島第一原子力発電所事故で高濃度の放射性物質に汚染された周辺の一部地域について、長期間にわたって居住が困難になると判断し、警戒区域を解除せず、立ち入り禁止措置を継続する方針を固めた。 数十年続くとの見方も出ている。菅首相が地元自治体に直接説明し、避難の長期化を陳謝する方向で検討している。具体的な地域は、福島県双葉、大熊両町の原発3キロ・メートル圏内などを念頭に精査する。 政府は4月、原発20キロ圏内を原則として立ち入りを禁じる警戒区域に設定。来年1月中旬までに原子炉が安定的に停止する「冷温停止状態」を達成し、警戒区域を解除する方針を示してきた。 しかし、文部科学省が原発20キロ圏内の警戒区域内で事故発生後の1年間で浴びる放射線の積算量を推計したところ、大熊、双葉両町を中心とする35地点で、計画的避難区域などの指定の目安となる年間20ミリ・シーベルトを大きく超えた。原発
民主党の岡田克也幹事長は21日午前のNHK番組で、菅直人首相の後継を決める代表選で小沢一郎元代表の党員資格停止処分見直し問題が争点の一つとして浮上していることに対し「処分は変えるべきではない」と批判した。 処分を決めた経緯に触れ「粘り強く数カ月間かけて議論し、党として決めたことだ。それを変えるというならきちんとした説明が求められる」と強調。見直しに言及した海江田万里経済産業相や馬淵澄夫前国土交通相、小沢鋭仁元環境相ら「ポスト菅候補」に反論した。 これに関し、馬淵氏はフジテレビ番組で「新たな事実、事象によって見直すことは一般論としてはあってもよい」と指摘。その一方で「党内の処分や人事で代表選をやらされること自体がナンセンスだ。個人の人事を争点にすべきではない」と述べ、争点化は望ましくないとの考えを表明した。党内外の批判を受け、発言を修正したとみられる。 小沢元環境相は「前から処分は厳しすぎる
印刷 関連トピックス菅直人鳩山由紀夫小沢一郎原子力発電所参議院選挙 民主党の小沢一郎元代表と鳩山由紀夫前首相は20日、国会内で会談し、党代表選の対応について協議した。両氏は「菅直人首相の後継的な人間は推せない」との意見で一致し、今後も連携していくことを確認した。一方、立候補する意向の馬淵澄夫前国土交通相は基本政策をまとめ、国民が一つの家族として支え合う「家族主義国家」の実現を目指すとした。 小沢氏と鳩山氏は会談で、新代表が菅首相の路線を継承すれば「脱小沢」路線に加え、「マニフェストの見直し方針や原発事故への対応も変わらない」との見方で一致。輿石東参院議員会長とも連携して対応する方針を確認した。 関連記事民主代表選、菅氏・小沢氏に厳しい声 鳩山氏に不信感も(9/2)菅首相、立候補を正式表明 民主代表選(8/31)小沢・鳩山・輿石の3氏が会談 民主代表選へ最終調整(8/31)菅首相と小沢氏
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