■ 福島第一原発、新たに高濃度汚染水発見 東京電力は、福島第一原発で海に近い場所に高濃度の汚染水が溜まっているのが新たに見つかったと発表しました。海に流出した可能性はないとしています。 福島第一原発の地下トンネルから去年12月、大量の汚染水が見つかったことから、東京電力は、ほかに汚染水が溜まっていないか、調査していました。 その結果、19日、新たに2号機や3号機の取水口近くの地下室に汚染水が溜まっているのが見つかったと発表しました。 3号機の汚染水はおよそ600トンで、表面から1時間あたり、21マイクロシーベルトの放射線量が測定されたほか、2号機の汚染水はおよそ500トンで、表面から1時間あたり、45マイクロシーベルトの放射線量が測定されました。 このうち、2号機の汚染水からは海に放出してよいと法律で定められている濃度のおよそ10万倍という高い数値の放射性セシウムが検出されています