参院選は予想通りの結果に終わり、各誌、選挙の裏話と今後の政治、政局を特集。開票から締め切りまで時間がないので、こういう時に、実力、つまり取材力の差が出る。 やっぱりおもしろいのは『週刊文春』(8月1日葉月特大号)と『週刊新潮』(8月1日参院選特大号)だ。 『文春』は「参院選 新聞・テレビが報じない“仁義なき”裏ドラマ18本」とタイトルどおりやや後ろ向きなのに対し、『新潮』は「参院選暗闘インサイダー情報 戦いすんで『漂流国会』」と今後に焦点を当てている。ともにワイド特集型式。 「存在が軽くなって公明党の心配は『自公蜜月時代』の終焉」(『新潮』)。「弱小与党」(つまり公明党)が最も恐れるのは自民党からの「三行半(みくだりはん)」。 〈「こうなったのは公明党が福祉政策と引き換えに、自民党の政策を無批判に飲み込んできたツケです。お陰で公明党の存在感はますます低下しており、いずれ政策が対立すると、自