TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)は、加盟国間で工業品、農業品を含む全品目の関税を撤廃し、政府調達(国や自治体による公共事業や物品・サービスの購入など)、知的財産権、労働規制、金融、医療サービスなどにおけるすべての関税障壁を撤廃し自由化する協定です。 締結した国々の企業は、自由に加盟国間の仕事にあやかることができるというものです。そのルールとは、当然、輸出を5倍にするというオバマの米国ルールです。 TPPは元々シンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドと比較的小さな国々で結成され、アメリカ、オーストラリア、ベトナム、ペルー・マレーシアが参加表明、協議に入っているものです。(その後コロンビアも参加表明、カナダも参加表明していますが、酪農の市場開放が充分でないとして見直しを迫られています) また、輸出依存度5割の韓国は、加盟は自国にとって不利益になるとして、アメリカとだけ2国間で調整が効