米国が個人情報を極秘裏に監視していた事実を暴露したエドワード・スノーデン氏(29)が、米国家安全保障局(NSA)がハッキングした香港と中国のインターネットのIPアドレスまで香港メディアに渡していたことが分かった。このため、米国がいつ何をハッキングしたのかも近く明らかになると見え、波紋が予想される。 スノーデン氏を独占インタビューした香港のサウスチャイナ・モーニング・ポストは14日、「スノーデン氏が渡した資料には、NSAが5年間にハッキングした具体的な日付とIPアドレスが含まれている」とし、「さらに分析し、新たな詳細な内容が明らかになるだろう」と報じた。資料には、NSAのハッキング成功率が75%以上であり、ハッキングが進行中なのか、完了したのかなども記録されていると、同紙は伝えた。 米国がハッキングしたIPアドレスがすべて公開されれば、米国のサイバー情報収集のやり方がかなりの部分明らかになる