1カ月の勤務が500時間を超え、2週間も家に帰れない。想像を絶する過酷な労働が、大手牛丼チェーン、すき家で横行していた。 これでは退職者が続出し、アルバイトも集まらないのも当然で、店舗の一時休業や営業時間の短縮に追い込まれる事態を自ら招いた。 すき家に限らず、24時間営業の外食チェーンの過酷な勤務実態は以前から指摘されていた。人を使い捨てにするような働き方、働かせ方は許されない。労働環境を早急に是正しなければならない。 すき家の運営会社、ゼンショーホールディングスが設置した第三者委員会の報告書では、同社の厳しい労働環境が社員らの悲痛な証言で示された。労働基準監督署から再三にわたって是正勧告を受けながら、会社が法令違反を改善しなかったのは言語道断だ。行政対応にも疑問が残る。 従業員に長時間勤務を強いて人件費を圧縮し、大量出店を続けてデフレ経済下でも業績を伸ばしてきたのは同社だけではない。 だ
ワタミグループで増益増収の「ワタミの宅食」。しかし宅配員は、経費はすべて自腹で、交通事故を起こせば自己責任です。その背景にある経費削減の脱法的手口を追及します。 「この人に聞きたい」は怪談家の稲川淳二さん。怪談の優しい世界とは…。 安倍政権が集団的自衛権行使容認を閣議決定したことで世論が激変しています。世論調査や地方紙社説、若者のデモに見る怒りの広がりをリポート。元自衛隊員が現場隊員の思いを激白します。 朗読劇に出演する俳優の津嘉山正種さんが、沖縄戦の体験と重ね、平和を語り継ぐ思いを語ります。 沖縄県名護市への米軍新基地建設を阻止しようと「オール沖縄」で「島ぐるみ会議」がつくられました。共同代表で地元経済界の重鎮、呉屋守将・金秀グループ会長に思いを聞きました。 「お役立ちトク報」は、奨学金の返済で困った時の救済策を紹介します。 日本共産党は15日で創立92周年を迎えます。新しく入党した若い
ワタミが深刻な業績低迷に苦しんでいる。居酒屋チェーンを中心とする主力の外食事業の売上高がピーク時の8割まで落ち込み、平成26年3月期の連結決算は上場以来初の最終赤字に沈んだ。今期は安価な大衆店から高収益の専門店業態への転換に本腰を入れる計画だが、一方で、サービス業の「要」である人材の確保難が行く手に影を落とす。業績を回復軌道に乗せるためには、デフレ環境下で成功した事業モデルから脱却するだけでなく、従業員の労働環境や「ブラック」の評価が根付いた企業イメージの改善も急務だ。 「365日24時間死ぬまで働け」という表現を改めた-。 ワタミは今月19日、ホームページ上にこうした「お知らせ」を掲載し、社員6000人余りに配布している「グループ理念集」の改訂を明らかにした。理念集は創業者・渡辺美樹氏のメッセージをまとめた内部文書で、その激しい文言が、社員に過酷な労働を強いるブラック企業の証左だとみられ
日本の将来人口減少をめぐる厳しい推計が相次ぐなか、安倍晋三政権の経済財政諮問会議などで「出生率の数値目標」を決める議論が出ています。希望する人が子どもを産み、子育てしやすい環境を整えることは政治の大きな責任であることは間違いありませんが、政府が「産む目標」を決めて国民に求めることは、まったく筋が違います。結婚・出産・子育てという個人の生き方や権利への国の介入につながる「数値目標」を設定することはあってはなりません。 子育て世代の痛み加速 日本の少子化と人口減少の大きな流れになかなか歯止めがかかりません。2012年に生まれた子どもの数は約103万7千人で過去最低を更新し、合計特殊出生率(女性が生涯に産む子どもの推定値)は1・41で、人口を維持できる水準とされる2・07にはおよびません。日本が世界でも出産・子育てがきわめて困難な国になっている現状を突きつけています。 この問題を「国力低下」の危
【ニューデリー=安川崇】世界的な紅茶の産地であるインド北東部アッサム州で、紅茶プランテーションの園労働者が劣悪な生活環境の中で働いている―。米国の法科大学院が16日、現地非政府組織と協力してまとめた調査報告書を首都ニューデリーで発表しました。 調査は米コロンビア大法科大学院とインド非政府組織の調査員が2012年から13年にかけて、アッサム州と隣接する西ベンガル州の計17カ所の紅茶園を訪問して実施しました。 その結果、▽賃金が両州の最低賃金を大きく下回る日額90ルピー(約151円)前後に抑えられている▽労働者のノルマが6年間で4割アップされ、達成できないと日給が半額に削られる▽労働者居住区の下水がしばしばつまり汚水があふれている▽適切な医療設備が整備されていない―などの事実を確認。プランテーション労働者の地位について定めたインドの労働法規に違反していると指摘しています。 これらの茶園を運営す
弁当宅配「安否確認怠り母死亡」=ワタミ子会社を提訴−横浜地裁 独り暮らしだった横浜市港南区の女性=当時(72)=が昨年8月死亡したのは、外食大手ワタミの宅食事業子会社「ワタミタクショク」(東京都大田区)の弁当宅配員が女性の安否確認を怠ったためだとして、長男の自営業男性(51)が26日、同社と吉田光宏社長、女性宅配員とワタミ創業者の渡辺美樹参院議員を相手取り、2200万円の慰謝料を求める訴訟を横浜地裁に起こした。 訴状によると、男性は昨年2月、母親に週5日弁当を宅配する契約をワタミタクショクと締結。弁当は手渡しで、異変があれば宅配員が男性に連絡するサービスも加えた。 しかし同8月、女性宅マンションで応答がなかったのに、宅配員は男性に連絡せず放置。翌日、男性が訪ねると女性は死亡していた。死因は心不全で、状況などから宅配員が前日訪問した時間帯に倒れた可能性があるという。 男性の弁護士による
違法な働かせ方で若者を使いつぶす「ブラック企業」の大賞を決める「ブラック企業大賞2013」の授賞式が11日、東京都内で行われ、「ワタミフードサービス」が大賞に選ばれました。 同賞は労組役員や弁護士、NPO、ジャーナリストらによる実行委員会が昨年から開催。ブラック企業を生み出す背景や社会構造の問題を広く伝え、誰もが安心して働ける環境をつくることをめざしています。ワタミはネットによる一般投票でも1位に選ばれ、昨年の市民賞に続き2回目の受賞となりました。 ブラック企業の定義は(1)労働法などの法令に抵触する労働を、意図的・恣意(しい)的に労働者に強いている(2)パワハラなどの暴力的強制を従業員に強いる企業や法人、としています。 ワタミでは、2008年に入社2カ月の女性社員が月141時間の残業を強いられ過労自殺に追い込まれました。創業者の渡辺美樹氏(自民党参院議員)は現在も遺族の面談に応じず、謝罪
政府は10日までに上場企業を対象に管理職や役員に占める女性の割合を調査し、各企業の女性登用状況の一覧を、来年度から国のホームページで公開する方針を固めた。政府は指導的地位に占める女性の割合を平成32年までに30%程度とする目標を掲げており、現状を「見える化」することで企業の取り組みを促す狙いがある。 具体的には、上場企業約3500社に対し女性の活躍状況についてのアンケートを実施。従業員、管理職、役員の女性比率や女性の平均勤続年数などを掲載の承諾を得たうえで、内閣府のホームページに掲載する。 開示した内容については市場関係者や消費者、就職を考える学生らに、投資先や就職先を選択する際の情報として利用されることを見込んでいる。内閣府の担当者は「女性活用状況の開示が進むことで、取り組みや情報開示の遅れている企業にも刺激になる」と話す。 政府は上場企業に対して役員に1人は女性を登用することも呼びかけ
映画、旅、その他について語らせていただきます。 タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。 身内が亡くなった際に衝撃を感じる順番は、たぶん 子ども→配偶者→親 でないかと思います。もちろんそうでない場合もありましょうが、親がいて配偶者がいて子どもがいる人なら、だいたいこの順で衝撃を受けると思います。ではなぜそうなのかというと、たぶんいちばん大きな理由は、死に対する予測とその覚悟によるものでしょう。 つまり、親というのはある程度の年齢になれば、いやがおうでもその死というものを覚悟せざるをえません。私も、さすがにここ何年かは父の死というものをそれなりに考えました。そして現実に亡くなると、やはり覚悟をしていたせいもあり、衝撃そのものはさほど大きくはありませんでした。むしろボディブローではありませんが、重く精神に響いた、というものがあります。 そう考えると、やはり配偶者の死は、親
映画、旅、その他について語らせていただきます。 タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。 参議院選挙の結果は、だいたい事前の世論調査どおりだったので「やっぱりね」という以上の感想もあんまりないんですが、ただいろいろ面白いところもあります。 たとえば ①やっぱり京都と高知は共産党が票をとる なんてのは面白いですね。京都なんか比例で約18万2千票で、選挙区でもしばらくぶりに(98年の選挙以来)共産党候補が当選しましたものね。正直あんまり強そうな候補じゃなかったんで、「どうかなあ」と思っていたんですが、僅差ではありますが勝ちました。よかったですね。昔は、参議院は京都では自民党と共産党が2議席を分け合っていたくらいですが、そういう時代でもなくなってきて京都ですらも厳しい時代が続きましたが、今回はなんとか議席を取れました。蜷川さんが知事だった時代とは比べるべくもありませんが、いろ
参院自民党は24日、参院選で初当選した太田房江元大阪府知事や外食産業大手「ワタミ」の渡辺美樹元会長ら新人28人を国会内に集め、議員の「心構え」をレクチャーした。与党が圧勝しただけに、中曽根弘文参院議員会長は「暑い中、引き続きお世話になった方々にあいさつに回るように」と述べ、当選に浮かれないようクギを刺した。 説明会のあいさつで、中曽根氏は「野党に魅力がなかったから自民党に投票したという声もある。経済の再生や外交の立て直しなど、気を引き締めて取り組もう」と呼び掛けた。 執行部は議員会館の部屋の割り振りなどを事細かに説明。国会開会中、毎朝開かれる参院国会対策委員会連絡会に「5分前に来るように」とも求めた。自民党の当選者65人のうち新人は半数以上の37人。「教育は派閥に頼らざるを得ない」(自民党幹部)との声も。
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