古代から人々は様々な手法で不調・病を治そうとして来た。 祈り、まじない、薬草などあらゆる試みに救いを求めた。 それは今も変わらず続いているが、主流は薬草から有効成分を抽出した薬だ。 数千年もの年月をかけて自らの体で試し続けた人知の結晶とも言える。 それによって多くの人々の命は救われて来た。 鉱物もそうだが、植物は有効成分と有害成分、つまり薬と毒は紙一重、およそ3割は有毒であり、他も全て強烈なアクで防備している。 その毒も微量であれば薬となり、必需品として重宝されている。 草食動物は植物毒を見分けられ、口にすることはないが人間は見分けられない。 人体実験は一歩間違えば命を落とすことになってしまう。 肉食雑食とはいえ、草食動物ではないのだから当然だろう。 人類の菜食の歴史は人類史から見れば微々たるもの。 古代から不調・病はあったが、現在のような病は見られない。 この数十年で、子供の頃は聞いた