固定費や維持費を極限まで減らせば、端的に「生きるハードルが下がる【自由になる!】」と思ってはじめた家のない生活を通じて、人生、意外とどうにかなるのだと学んだ。逆に「家がないと楽しい!」と思えた事例は枚挙にいとまがない。まず、野営【テント暮らし】の素晴らしさを知った。個室空間は限りなく狭いが、内と外を隔てる壁(?)が少ない分「地球がおれの家」感が増幅する。不思議な話になるけれど、家が小さければ小さい分「世界を広く感じる」ことができる。自分の庭は持てなくても、緑が豊かな場所にテントを張れば「これがおれの庭だ【借景】」となる。動物は飼えなくても、最初から小鳥などの小動物が大量に生息する場所にテントを張れば「これがおれのペットだ【借ペット】」となる。豪華なプール付きの別荘は持てなくても、海にテントを張れば「これがおれのプールだ【借海】」となる。所有をすると、どうしたって管理費やメンテナンス費用が発
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