日本維新の会は5日、両院議員総会を国会内で開き、原発輸出を可能とする日・トルコ、日・アラブ首長国連邦(UAE)原子力協定に反対することを多数決で決めた。 原発輸出を巡っては、石原共同代表を含むベテラン議員らが推進を唱えているのに対し、橋下共同代表や、橋下氏に近い「大阪維新の会」系の若手議員らを中心に慎重意見が強かった。総会に先立つ橋下、石原両共同代表の協議で意見が一致しなかったため、最高意思決定機関の両院議員総会で採決した結果、反対がわずかに賛成を上回った。
インターネット掲示板などに書き込まれた中傷記事を「2ちゃんねる」に転載した匿名の投稿について、東京高裁が、転載でも名誉毀損(きそん)に当たると判断し、海外在住の日本人男性の訴えを認めて、投稿者の氏名などの情報開示を契約プロバイダー(接続業者)に命じる判決を言い渡していたことが分かった。 投稿者の特定を受け、男性は先月、名誉毀損容疑で警視庁に告訴状を出した。インターネットでは、匿名人物による真偽不明の書き込みや、安易な転載が横行しており、警鐘を鳴らす判決と言えそうだ。 判決によると、問題の転載は昨年3~5月頃、ネット掲示板「2ちゃんねる」で匿名の投稿者によって行われた。他のネット掲示板や雑誌の記載内容を引用し、男性が国際間の違法送金や資金洗浄に関与しているかのように書かれていた。 男性は昨年10月、投稿者を特定するため、投稿者がネットを利用するために契約しているプロバイダーを相手取り、情報開
歌舞伎を興したとされる出雲阿国(いずものおくに)が活躍した鴨川(京都市)で、京都府が、演奏や大道芸などを披露するステージの設置を計画している。 若者たちが練習する河川敷を文化・芸能の発信地とするのが狙いだが、周辺の商店主らは「風情のある地に騒がしい施設はいらない」と反発。「現代の阿国」を育てる試みは、果たしてうまくいくのか。 水辺の開放感と、繁華街が近いため観客も多く、にぎわいを兼ね備えた鴨川は、ロックバンドや大道芸、競技用自転車「BMX」のフリースタイルなど、様々なパフォーマンスに取り組む人たちの格好の練習スポットになっている。 「鴨川育ち」のプロもいる。学生時代、河川敷に腰掛け、ウクレレの弾き語りが日課だった京都市出身のシンガー・ソングライターつじあやのさんは「誰もが気ままに歌い、聴くことのできる自由な空気に引き寄せられた。熱心に歌う若者の姿に自分が重なり、エールを送ってしまう」と話す
都市再生機構(UR)が東京都町田市の町田山崎団地で続けていたヤギ4頭を使った実証実験が29日、終わる。 2か月間で5000平方メートルの雑草をほぼ食べ尽くし、住民の心を和ませる「予想外の効果」(UR)も生んだ。「もっといて、さびしい」と記された住民の貼り紙も現れた。任務を終えてレンタル業者の元に戻るヤギとの「お別れ会」が、同日午前11時から現地で開かれる。 オス1頭、メス3頭のヤギは、9月24日から団地内の谷間に放し飼いにされ、日中、ススキやヨシ、セイタカアワダチソウなどを食べ歩いた。夜になると自分でテント小屋に入り込み、台風の時もここで雨風をしのいでいた。 当初は、ふんの臭いなどを心配する声もあったが、ヤギは次第に住民の心に溶け込んでいった。居住区とは柵で仕切られたが、谷を見下ろす団地内の「三の橋」では、のんびり暮らすヤギを眺める住民が日に日に増え、幼稚園児たちも草を食べさせるなどした。
工場夜景を観光資源に活用しようと、全国の工業地帯にある5市が集まって話し合う「全国工場夜景サミットin北九州」が23日、北九州市小倉北区の北九州芸術劇場で開かれた。 4回目となるサミットは北九州市で初の開催。同市のほか、北海道室蘭市、川崎市、三重県四日市市、山口県周南市の観光関係者ら約630人が参加し、各市が地元の工場夜景スポットなどを紹介した。 また、「日本五大工場夜景都市」としての相互交流と協力に関する共同宣言を行い、工場夜景の魅力を発信し、観光振興に向けて連携することも確認した。 同日夜には、参加者らがクルーズ船や皿倉山などから工場の夜景を観賞するツアーもあり、夜空に光を放つ工場群の景色を楽しんだ。 サミットに合わせて、新日鉄住金小倉製鉄所(小倉北区)構内にある煙突(高さ205メートル)もライトアップ。市民からの公募で「北九州アイアンツリー」と名付けられた煙突は今後も、週末の日没から
国の特別天然記念物トキに踏まれた被害を逆手に取って、ブランド化を図った新米の限定新商品「朱鷺踏んじゃった米」の販売が新潟県佐渡市で始まった。 「朱鷺踏んじゃった米」は、耕作面積の1%以上が踏まれていることが確認されたコメが対象で、トキがドジョウなどの餌を求めてやってくるほど生物多様性に富んだ田んぼで栽培されたとの意味を込めた。トキに苗を踏まれた農地を対象に同市が今年度から始めた新たな補償制度も活用し、育てたという。 価格は1袋5キロで4500円(送料込み)。800袋限定。農薬や化学肥料を5割以上減らすことなどを条件に栽培している「朱鷺と暮らす郷米」に比べ、1キロ当たり300円程度高値を付けた。 また、棚田を保有する生産農家なども、「棚田米」の販売を始めた。岩首地区の「岩首昇竜棚田米」、北片辺地区の「夕鶴の里米」など世界農業遺産にも認定された佐渡島を代表する5地域の棚田の新米をそれぞれ限定米
大正から昭和初期にかけて撮影された森林鉄道などの写真を集めた企画展「林鉄と山のくらし~局長室の保存写真から~」が、高知市丸ノ内の四国森林管理局で開かれている。 総延長が国内最大規模だった魚梁瀬(やなせ)森林鉄道や、木材を運ぶ様子などを写した約90点で、初公開など貴重な写真ばかり。来年1月9日まで。 局長室に保管されていたアルバムから、5月に見つかった。同管理局の前身にあたる高知大林区署や高知営林局の職員が撮影した。 魚梁瀬森林鉄道は1911年に開通し、魚梁瀬杉など良質な木材を馬路村や北川村から運び出した。本線・支線を合わせた総延長は約300キロで、全国各地にあった森林鉄道の中で最大規模だった。63年に廃止されたが、現在もトンネルなどの遺構が残る。2009年には重要文化財に指定された。 勾配を利用して坂を下り、帰りは犬や馬に貨車を引かせた初期の森林鉄道や、後に導入された蒸気機関車が煙を上げて
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