フィンランドのハミナ(Hamina)にある米検索大手グーグル(Google)のデータセンター内部(2011年9月10日撮影、資料写真)。(c)AFP/Lehtikuva/JARNO MELA 【8月5日 AFP】凍えるような寒さの冬に、涼しすぎるほどの夏──現在、その寒い気候が、グーグル(Google)やマイクロソフト(Microsoft)といったテクノロジー大手の注目を集めている。大容量のサーバーを冷却するのにこの地域の気候が好都合なのだという。 降り注ぐ太陽を求める一般的な観光客にとって、北欧のフィンランドはあまり魅力的ではないかもしれない。しかしハイテク業界に精通するライターのペッテリ・ヤルビネン(Petteri Jaervinen)氏は、「フィンランドの涼しい気候と退屈な社会がついに強みとなった」と話す。 近年のネットの急速な普及とデジタル経済の台頭により、データストレージに対する