赤字が続く地方鉄道の今後のあり方が課題となる中、JR東日本は地方路線のうち、利用者が特に少ない66の区間について収支の状況を初めて公表しました。すべての区間で赤字となっていて、JR東日本はバス路線への転換なども含め沿線の自治体と協議を進めたいとしています。 公表された線区について、100円の運賃収入を得るためにいくらの費用がかかるかを示す「営業係数」と「赤字額」は新型コロナの感染拡大前の2019年度で以下のようになっています。 「津軽線」の青森県の中小国と三厩の間は、営業係数が7744円、赤字額が7億1100万円。 青森県の青森と中小国の間は、営業係数が2326円、赤字額が21億6400万円。 「大湊線」の青森県の野辺地と大湊の間は、営業係数が912円、赤字額が12億6600万円。 「五能線」の青森県の五所川原と川部の間は、営業係数が677円、赤字額が6億8200万円。 青森県の深浦と五所