食品を調理するときに、「なぜ」「どうして」という疑問を持ったことがあると思います。 そこには調理中に化学変化が起こっていることが多いのです。 また、当たり前のように行っている調理中の作業でも化学変化は起きています。 身近な「なぜ」を簡単に述べてみます。 果物、野菜が変色するのはなぜ? 野菜や果物の中には、皮をむいたり切ったりしてそのままにしておくと変色するものがあります。 変色は野菜や果物に含まれるポリフェノール、酸化酵素などが空気に触れたときに化学変化を起こすのです。 空気中に触れないように、水(食塩水、酢水)につけておくことや、 短時間加熱をすることで酸化酵素の働きを弱くさせることができるので、変色を防ぐことができます。 野菜を茹でるときに塩を入れるのはなぜ? 青い野菜(ほうれん草、小松菜、ブロッコリー、いんげんなど)には、クロロフィル(葉緑素)が多く含まれています。 このクロロフィル