函館市に残る「旧ロシア領事館」の活用策について、建築士らのグループが、世界中からアイデアを募集することになり、メンバーが募集を前に建物の測量を行いました。 明治41年に建てられた函館市船見町の「旧ロシア領事館」は、帝政ロシア時代に建てられた、国内にある領事館としては現存する唯一の建物ですが、老朽化のため、17年前から閉鎖されています。建築士や設計士で作るグループでは、管理する函館市に活用策を提案するため、世界中からアイデアを募集することになりました。 8日は、募集を前に、建物や土地の図面を作るため、メンバーらが測量を行いました。 グループでは、建物の外観をいかしながら、敷地全体の活用策を募ることにして、今回測量した図面を参加者に参考にしてもらうことにしています。 「ハコダテものづくりフォーラム」代表の石王紀仁さんは「この建物は、ロシア人だけでなくドイツ人やイギリス人も設計に携わった経緯があ