北海道新幹線の開業を来月に控え、北海道と青森県を結ぶ青函トンネルで9日未明、新幹線の車両を使った初めての避難訓練が行われましたが、訓練中に停電が起き、列車が緊急停車するトラブルがありました。 新幹線に電気を送るための変電所の切り替え操作が行われていなかったことが原因とわかり、JR北海道は担当社員への指導を徹底することにしています。 青函トンネルで初めてとなる新幹線の避難訓練は営業運行が終了した9日午前0時すぎに始まり、北海道の新函館北斗駅を出発した列車で火災が検知されたという想定で行われました。 訓練では、青森県側から救助に向かった「救援列車」が旧海底駅の「竜飛定点」と呼ばれる地点に到着し、乗客役のJR社員などを新幹線から移して再び青森県側に引き返すはずでしたが、「竜飛定点」を出発した直後に停電が起き、トンネル内で緊急停車しました。 電源は5分ほどで回復したものの、安全確認などのため「救援