正式な発表は来週に待つことになるが、昨日予想通り、現在経済財務産業相のニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)がフランス与党国民運動連合(UMP)の党首に決まった。当然、2007年の大統領選にも出馬することになる。関心の的は、サルコジが次期フランス大統領となるか、なのだが、現状の流れではそうなる可能性が高い。そして、その意味は、現在のシラク(Jacques Chirac)大統領のアンチクライマックスだ。同じ党であるとはいえ、シラクとサルコジは対立している。 日本では、実際の国政・経済は米国べったりなのだが、イラク戦がらみもあって、マスメディアやジャーナリズムには反米気運が高く、その対極として親フランス的な言動者が目立つことがある。なので、フランスも帝国主義剥き出しじゃないかというコートジボワール問題についても日本ではそれほど話題にもならない。そう言えば、在沖だった池澤夏樹もパリ郊