世の中にはタイミングという奴があるけれど、ソチ五輪女子フィギュアスケートシングルフリーで感動的な滑りをみせてもらった今、書いておきたいエントリー。事の起こりは少々時間を遡る。昨年の夏頃だっただろうか、ノイタミナの作品を再観していた時期があった。黎明期の作品群から追っていたのだが、そこで衝撃的な挿話に出会ってしまった。■『のだめカンタービレ』 第11話「ピアノ」脚本/金春智子 絵コンテ・演出/鈴木洋平 作画監督/川田剛 総作画監督/都築裕佳子数日後、日本を去ってしまうシュトレーゼマンに最高の演奏で応える千秋と、本物の「巨匠」が舞台へ上がる『のだめ』最初のオケ回だ。そう、ここで演奏される楽曲が「ラフマニノフ ピアノ協奏曲第二番 ハ短調 Op.18」。浅田真央のフリープログラム使用楽曲である(以前から使われていたけれど)。あのスケーティングは観る者を虜にする神が宿っていたが、この回にも宿っている