前回、はてブについて「自分にとって、もはや必要のなくなったエントリーを自由に消してしまうことにもプレッシャーが生じる(ようになる)のではないか」と書いたけれど、今年2006年はマナーという言葉をバックに、この「はてブはずし」を心理的に抑制するムーヴメントが顕在化するのではないかと予想している。 はてブ自体は、「1人は自分のために、気付けばみんなのために」というソーシャルブックマークの理念をあらわす言葉もあるように、一人ひとりが自由にブックマークすることによって結果的に集団の意見を集約した集合知が形成されるものとされている。 マナーを口にする人たちは、この集合知の形成よりも、ブックマークしたエントリーの向こう側にいるブログの管理人の存在を気にかける。勝手にはずしたりしたら申し訳ないと考えるのだ。 興味の対象は刻々と変わるもの。興味が変わればブックマークの傾向、時にはジャンル自体も変わってくる