アニメや漫画と神道の関わりを考えるシンポジウム「アニメのカミ 若者文化と神道」が27日、京都市下京区のキャンパスプラザ京都で開かれた。3人の専門家が講演し、アニメが表現する世界観を論じた。 関西大のアレキサンダー・ベネット教授は「アニメと武道」と題して講演。「武道を扱う漫画の多くが死生観や倫理、正義について語る傾向がある」と指摘。人気漫画「バガボンド」を題材に選び「日本の古くからのアニミズム的な精神世界や伝統文化を表現することで、現代の読者に受け入れられている」と述べた。 シンポジウムはNPO法人神道国際学会が、毎年秋に開き、18回目。約60人が参加した。