スペースXが開発するロケット「ファルコン9」の最終モデルとなる、「ファルコン9 ブロック5」。以前より開発が進められていたこちらのロケットが、2018年5月10日(現地時間)にケネディ宇宙センターの第39A発射台から打ち上げられることとなりました。 ファルコン9 ブロック5はファルコン9の最新バージョンで、第1段はチェック作業のみで10回以上の再使用に耐えられ、さらにリファービッシュにより最終的には100回以上の再使用にも耐えられるとされています。さらにグリッドフィンや着陸脚が黒色に変更されており、見た目にもその違いがわかりやすくなっています。 なお、5月10日に打ち上げるのはバングラディッシュの通信衛星「Bangabandhu Satellite-1」。ファルコン9 ブロック5は5月4日にスタティック・ファイア・テストも実施しています。さらに、将来的にこのバージョンではNASAの宇宙飛行
高性能小型観測衛星「ASNARO(アスナロ)2」を搭載し、打ち上げられたイプシロン3号機=鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所で2018年1月18日午前6時6分、野田武撮影 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は18日午前6時6分、高性能小型観測衛星「ASNARO(アスナロ)2」を載せた固体燃料ロケット「イプシロン」3号機を内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県)から打ち上げた。52分後には衛星を予定の軌道に投入し、打ち上げは成功した。イプシロンの打ち上げは2016年末以来で、試験機も合わせると3回連続の成功となった。 3号機は全長約26メートル、重さ約96トンで、打ち上げ費用は45億円。構造の一部を簡略化してコスト削減を狙ったが、次世代の大型主力ロケット「H3」(約50億円)と同レベルとなった。将来的には30億円程度に減らす計画だ。また、3号機は衛星分離の際の衝撃を小さくするため、接続部分を取り外す
三菱重工は2017年11月10日、愛知県にある同社飛島工場において、製造中のH-IIAロケット37号機のコア機体を報道関係者に公開した。 今回の打ち上げでは、2機の衛星をそれぞれ異なる軌道に投入する初のミッションに挑むとともに、ロケットが自律的に飛行できるシステムを初めて本格的に採用する。 この2つの挑戦は、「高度化」と呼ばれる、H-IIAをより使いやすいロケットにするために行われてきた改良計画の成果あり、そして「H3」ロケットなど、日本の将来のロケットに役立つ、大きな可能性をも秘めている。 第1回では、H-IIAロケット37号機の概要と、これまでに行われてきた「高度化」と呼ばれる改良について紹介した。第2回では、この高度化の成果を活用して行われ、そして今回の37号機で初めてH-IIAロケットに適用される、2機の衛星を異なる軌道に投入するための「衛星相乗り機会拡大開発」について紹介したい。
観測ロケットMOMOの模型を前に撮影に応じる宇宙ベンチャー「インターステラテクノロジズ」の稲川貴大社長(左から3人目)、堀江貴文さん(同4人目)ら=6日午後、東京・六本木 北海道大樹町の宇宙ベンチャー「インターステラテクノロジズ」は6日、東京都内で記者会見し、自社で開発した小型ロケットを29日に同町から打ち上げると発表した。高度100キロ以上への飛行を予定しており、成功すれば民間単独で開発したロケットの宇宙空間への到達は日本初となる。 将来は超小型衛星を軌道に投入するロケットの商用化を目指す。国主導の日本の宇宙開発に民間が本格参入する節目になる。 同社を創業した元ライブドア社長の堀江貴文さんは会見で「民間ロケットによる衛星打ち上げへの大きなステップとなる。日本も宇宙大国になれる」と強調した。
SpaceX、約48時間以内に2本のロケットの打ち上げ&着陸に成功! ペース早すぎ2017.06.26 15:03 塚本直樹 さすがのSpaceX、安定していますね。 再利用ロケットを開発し、宇宙事業低コスト化と、打ち上げのペースアップを着実に前進させているSpaceX(スペースX)。今週末、同社は"ほぼ"48時間以内に2本のロケットの打ち上げと着陸に成功しました。 1本目は、金曜日の午後12:10(PDT)に打ち上げられたSpaceXの「ファルコン9」ロケット。ブルガリアの通信衛星を軌道に乗せ、ロケット1弾目は海上の無人船への着陸にも成功しました。SpaceXでCEOを務めるイーロン・マスク氏は「ロケットは非常に高温状態で、強めの衝撃で降り立った(緊急用のクラッシュコアをほぼ使い尽くしてしまったが)。ただ、成功だ」とツイートしています。 このようなロケットの打ち上げと再利用はお手の物のよ
SS-520の1号機の写真。今回紹介するSS-520-4号機はこれを改修し、人工衛星を打ち上げられるようにしたもの Image Credit: JAXA 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11月22日、開発中のロケット「SS-520-4号機」の記者説明会と、それに搭載される超小型衛星「TRICOM-1」の報道公開を実施した。SS-520-4号機は、従来から運用されている観測ロケットSS-520を改修し、人工衛星を打ち上げられるようにしたロケットで、(図らずも)「世界最小の衛星打ち上げロケット」になろうとしている。 打ち上げは今年度中に、JAXA内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県)から行われる予定となっている。 この小さなロケットで、JAXAは何を目指しているのか。今回はロケット編。
大西宇宙飛行士いってらっしゃい! 七夕に宇宙へ、打ち上げ生中継は朝10時から2016.07.06 22:20 そうこ 七夕の日に宇宙へ出発するなんて、ロマンティック。 大西卓也宇宙飛行士が、国際宇宙ステーション(ISS)へ向けて出発します。打ち上げは日本時間7月7日午前10時。ライブ配信あり。 大西宇宙飛行士が乗り込むロケットはソユーズ、カザフスタンにあるバイコヌール宇宙基地から打ち上げられます。大西宇宙飛行士活動報告Twitterでも、現地で着々と打ち上げにむけて進んでいるのがわかります。もちろん、打ち上げの様子はライブ配信されます。生中継するのは、YouTubeとニコニコ生放送。午前10時頃から約1時間の放送が予定されています。見ようぜ! 織り姫も彦星も、今年はデートの前にロケット打ち上げ中継を見るでしょうね。 大西宇宙飛行士は、第48/49次長期滞在クルーとして約4カ月間ISSに滞在
起業家イーロン・マスク氏の宇宙企業「スペースX」が、また快挙を成し遂げた。 5月6日、米国フロリダ州から離昇したスペースXの「ファルコン9」ロケットは、衛星の打ち上げに成功すると共に、役目を終えて切り離された第1段機体を、大西洋上に浮かべた船の上に着地させ、回収することにも成功したのだ。 本サイトでもたびたびお伝えしているように、スペースXはロケットを何度も繰り返し使用することでコスト削減を狙った、「再使用ロケット」の実現に向けた挑戦を続けている。同社によると、再使用によって打ち上げコストは従来の100分の1ほど、つまり1機あたり1億円弱で打ち上げられるようになるといわれており、実現すれば宇宙利用は格段に広がることになる。 同社は何度も失敗を重ねつつも粘り強く試験を続け、ロケットの回収に成功したのは今回で3回目、また洋上の船での回収に成功したのは2回目となった。さらに今回は、同社が事前に「
新たな宇宙時代の幕開け…これからの宇宙事業6大イベントをまとめてチェック2016.04.13 10:005,140 湯木進悟 人類は宇宙で盛り上がる! 日本もがんばっていますけど、いまアメリカでは民間企業による宇宙事業が空前のブームを迎えているようです。ついにイーロン・マスク氏率いるSpaceXは、打ち上げロケット「Falcon 9」を洋上の船に再着陸させることに成功しました。これにより、さらに民間宇宙開発も弾みがつきそうです。 さてさて、それでは今後は、宇宙をめぐって、どのようなビッグイベントが繰り出されていくのでしょうか? 現時点で6つの重要な流れを押さえておく必要があるみたいですよ。乗り遅れないためにも、おさらいチェックしておきましょう〜。 1. 打上げロケットを再利用する 宇宙空間へペイロードを打ち上げた後、無事に地上へと戻ってきたロケットに拍手喝采。もちろん、それは確かにすばらし
H2Aロケット29号機が24日、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。約4時間半後、搭載していたカナダ・テレサット社の通信放送衛星を予定の軌道に投入。国産ロケットによる初の商業衛星打ち上げが成功した。国際的に商業衛星の需要が高まる中、商業衛星打ち上げで海外と競争を繰り広げる三菱重工業が初めて受注。この成功で今後の受注に向けて弾みがつきそうだ。 当初打ち上げ予定の午後3時23分前、海上の警戒区域に船舶が進入。カウントダウンを中断するハプニングがあったが、安全確認後の午後3時50分、H2Aは白煙を上げて発射台を離れた。 午後8時16分に衛星がロケットから切り離され、静止軌道近くへの投入が確認されると、見守っていた同社や宇宙航空研究開発機構(JAXA)の関係者から拍手が起きた。 従来のH2Aでは衛星を高度数百キロで切り離していたが、静止軌道に近い約3万4千キロまでロケットで衛星を運ぶた
初公開されたH3ロケット模型(左)。H2Bロケット(右)の第2段エンジンを大型化し第1段の主エンジンに使う 宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))は8日、2020年度の初打ち上げを目指す国産の新大型ロケット「H3(エイチスリー)」の概要を発表した。 現在主力の「H2A」「H2B」の第2段エンジンを大型化したエンジンを開発し、第1段エンジンに採用する。現行の第1段エンジンよりシステムを簡素化し、打ち上げ費用の削減と、安全性の向上を図る。 H3の総開発費は約1900億円。1回の打ち上げ費用はH2Aの半額となる約50億円を目標とし、打ち上げにかかる作業日数を半減させ、年6回の打ち上げを可能にするという。
南種子町宇宙開発推進協力会事務局は、3日に行われた小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げを記念し、「はやぶさ2」を搭載したH-IIAロケット26号機の一部を切り分けて、見学者に抽選でプレゼントする。 今回プレゼントされることになったのは、H-IIAロケット26号機の先端部にあるカバーの「フェアリング」で、縦50mm、横40mm、高さ30mmに切り分けられるという。「フェアリング」は、はやぶさ2を宇宙空間へ送り届けると、ロケットから切り離され、海上に落下し、回収される予定。そのため、当選数は回収状況により変動するとのこと。 応募締め切りは平成26年12月31日(消印有効)。応募方法など詳細は、南種子町宇宙開発推進協力会事務局のFacebookページで告知している。 《RBB TODAY》
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、11月30日に内之浦宇宙空間観測所で、肝付町(鹿児島県)と協力し「はやぶさ2」パブリックビューイングを実施する。 開催場所は、日本初の人工衛星「おおすみ」を打ち上げ、現在、観測ロケットの打ち上げを行っているKS台地のKS組立室。室外に出ると、南の海上にある種子島からH-IIAロケット26号機打ち上げの様子を見学できる。 パブリックビューイングは、第1部を12時30分から打ち上げシーンまでJAXAライブを中継する。14時から「HAYABUSA2-RETURN TO THE UNIVERSE」を上映、「はたぶさ2」の分離前後である15時ごろから第2部のJAXAライブ中継を行う。 会場となるKS台地での入場可能者数に限りがあるため、参加は、鹿児島県電子申請共同運営システムで先着順100人。 《レスポンス編集部》
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