ミダス王を倒した「失われた王国」の正体とは?石碑が発見されたのは、昨年のことです。 地元に住む農家の男性から、「古墳近くの運河で、意味不明の文字が彫られた石碑を見つけた」との報告がありました。 それを受け、シカゴ大学の考古学研究チームが現場に行ってみると、石碑は半分ほど水に浸かった状態にありました。 コンヤ平原から見た古墳/Credit: Photo courtesy of James Osborne石碑を引き上げ後、詳しく分析してみると、記載された文字は古代アナトリア地方で使われた「ルウィ語」と特定されました。 ルウィ語はインド・ヨーロッパ語族の一つで、紀元前16世紀〜紀元前7世紀までの資料が見つかっています。主に「楔形文字」とアナトリアの「象形文字」を組み合わせて使われていました。 以前、別の遺跡で発見された「ルウィ語」を示す石碑/Credit: Oriental Institute