車と言えばタイヤは4つ、という概念を打ち破ったティレルの「P34」。 まだ記憶に新しいF1映画「RUSH」の時代である1976〜77年に活躍し、映画の中でもこのマシンが映し出されるシーンもあります。 マシン発表の時にはタイヤが6つもあり、世界で初めての試みにメディアや関係者も驚きを隠せず会場は騒然としたそうです。 構想に1年を費やし開発。このマシンを見たチームオーナーのケン・ティレル氏も思わず困惑してしまったというエピソードが残っています。 今では考えられないこのマシンの試みはタイヤの数だけでなく、コックピットに窓がついているという点も珍しいことで知られています。 フロントタイヤは10インチの特別仕様で、ホイールではなくゴムの部分であるサイドウォールを小型化し前後に並べられています。 タイヤが6つのメリットは?