理研は、研究所の紹介パンフレットや広報誌『RIKEN NEWS』など、さまざまな刊行物を発行しています。
理研は、研究所の紹介パンフレットや広報誌『RIKEN NEWS』など、さまざまな刊行物を発行しています。
何かインプットしたら、アウトプットすること。 アウトプットを予定して、思い描いて、インプットは行うこと。 メモでも日記でもブログでもレジュメでもレポートでも論文でも著作でも隣の人に話すのでもいいから、吐き出すこと。 ちんぷんかんぷんでも本の内容をレジュメにまとめ、お馬鹿同士トンデモな議論をやり、なんとか書き上げた論文モドキを投稿して無理解極まる査読者とやり取りすること。 でないと、アタマの中にも、手の中にも、何も残っていないことに気付くことになる。 「ああ、そんな本(あるいは、そんな話)、前に読んだな(聞いたな)」でおしまいになるだろう。 アウトプットは、できればインプットと同じ水準のものがいい。 たとえば論文を読むなら、論文を書くつもりで読むこと。 そうなると内容を得るだけでは済まなくなる。 ・どういった構成で書かれているか? ・どんな決まり文句や、つなぎの言葉が使われているか? ・主張
本誌『しけんきゅう』は創刊号から6号まで『詩研究』という誌名で、7号で『球根』と変わり、8号ではまた『詩研究』にもどり、それから100号まで『詩研究』であった。 101号から現在まで『しけんきゅう』である。 なぜ7号が『球根』になったか。 共産党との関係を疑われたという説があるが、その理由は私にはよくわからない。 ここでは『球根』という7号の誌名の出典になったT.S.エリオット(1888-1965)の『荒れ地』について考えたい。 7号の扉には『荒れ地』の冒頭の部分の原文がのせられてある。 『荒れ地』は433行の長詩で、複雑で音楽なら交響楽にたとえられる。 研究書、参考書は多数ある。 ここではその冒頭のほんの一部について私見をのべたい。 この作品解釈の大事な手がかりのひとつはエリオット自身が注釈で述べているように「植物再生儀式」である。 これはJ.G.フレーザーの『金枝篇』からきたもので
昼食後半と夕食。 最終版がどっかいった(泣)とか、で、第三草稿*を読んでいる(泣)とかいうことも含めあまり大きな声では言えない。 六月あたりの活動層**に堆積していると思われるがどうか。いやどうかと言われてもだ。 * id:contractio:20061220 ** id:contractio:20070527#p4 要するにみんな 電子ファイルでくれってことだよ。(←逆ギレ 「記憶の科学」(2007) 「社会学と記憶」(2005) 「文化の概念」(2004) これもあまり大きな声ではいえないが、だんだん話がわかってきた気がする(爆 「記憶の科学」(p.257)から。ラベリング理論と「相互作用種」についての議論はどう違うのか。について。 あるいは「人間の不確定性」について。 この不確定性は、まずは人間の経験や実践と人間科学の言説との間に生じる動的関係を名指したものであると言える。ただしこ
(・∀・)2周目! イアン・ハッキング、『記憶を書きかえる:多重人格と心のメカニズム』、北沢格訳、2,415円、363頁、早川書房、ISBN:4152081562、1998/04 おそい夕食。 かろうじて6「原因」、7「測定」。 前半のひとつのキモはここか。 4章「幼児虐待」 [p.82] ハッキングは9〜10章で19世紀まで遡(り、ついには19末のたった十数年に焦点をあわせ)ることになるわけだが、その端緒には ここ↑でハッキングが言及している「つじつまのあわなさ」がある、と。 なので読者としては、この「前半」(1〜3章、4章、5〜8章)では、ハッキングが、現在(近過去)のさまざまなトピックを紹介しながら、それらがどんな意味で「つじつまのあわない」ものだと示そうとしているのかを読み取りましょう、ということになりますか。 で、おそらくそれが、転回点(10章)におけるこの主張=問いにつながって
「報告書を読んでみた(2)」は書くエネルギーが無いので、次回に。 風呂でちょっつずつ読んでいる。 何が社会的に構成されるのか 作者: イアン・ハッキング,出口康夫,久米暁出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/12/22メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 41回この商品を含むブログ (58件) を見る ・・・誰かが「小児自閉症の社会的構成」というタイトルの論文を書く。その著者は以下の二つを完全に問題なく主張できる。(a)知られてはいないある神経学的病因Pがおそらく存在し、それが、われわれが今、小児自閉症と呼んでいるものの原型となる事例、そしてその他の多くの事例の原因であること。(b)小児自閉症は社会的構成物であり、セラピストや精神科医とその治療法に関して相互作用するだけではなく、自閉症の現在の形態が自分たちのあり方そのものだとわかる自閉症児たち自身とも相互作用する、というこ
半年前に読んで記憶から消えかかっていたが、id:boy-smithさんに薦めてみた手前、再読。写真は5月に道志川キャンプ場で行われたNatural High!という野外音楽イベントでのもの。 『記憶を書きかえる―多重人格と心のメカニズム』、『偶然を飼いならす―統計学と第二次科学革命』などの著者でもある、気鋭の科学哲学者による社会構成(構築)主義に関する付かず離れずの冷静な分析。訳はやたら軽妙で読みやすいが、原書を読んだ友人に依ると、原文も皮肉・ユーモアたっぷりの読みやすい文体らしい。タイトルからして "THe Social construction of what?" とくだけている*1。 ハッキングは社会構成主義と科学*2との泥沼の争いをどちらかの立場に立脚して解決しようとしたりはしない。むしろ、それらの争いから冷静に距離をとることで、問題を整理し、そして両者が決して妥結することのないだ
岩波同時代ライブラリー 1990年 わたくしは一貫して素朴実在論論の信奉者であり続けてきたと思う。あるいは学問的には素朴実在論というのは正しくない言い方なのかもしれないが、自分のそとに自分とは関係なくモノがあるとする立場である。そうでない立場とは、世界はわたくしの誕生とともに(あるいはわたくしが意識を獲得するとともに)出現し、わたくしの死とともに(あるいはわたくしが何らかの理由で意識を消失すれば)消滅するとする見方である。この立場に立てば、眠っている間は世界は消滅することになる。有名なバークレイ僧正の誰もみていないところで倒れた巨木は音を立てないとする主張もこの派であろう。倒れた巨木は空気の振動を発生させるだけであって、それは知覚されなければ音ではない、ということになる。ダニの知覚している世界はわれわれのものとはまったく違うし(ユクスキュル)、超音波で外界を知るコウモリの世界像もわれわれの
1.福知山線脱線事故調査に係る情報漏えい等について 平成21年10月 2日 2.本件についての大臣等会見要旨 大臣会見要旨(国土交通省HPへリンク) 平成21年12月 4日 平成21年11月20日 平成21年11月17日 大臣会見要旨バックナンバーはこちら 馬淵副大臣会見要旨(国土交通省HPへリンク) 平成21年11月2日 辻元副大臣会見要旨(国土交通省HPへリンク) 平成21年10月14日 3.報道発表資料 平成23年 4月 8日 平成23年 2月18日 平成22年12月 7日 平成22年 8月27日 平成22年 4月14日 平成21年12月 1日 平成21年11月20日 平成21年11月10日 平成21年10月 9日 平成21年 9月25日 4.福知山線脱線事故調査報告書に関わる検証メンバー会合 報告書の検証メンバー 第6回開催(平成23年 4月15日) 開催案内 配付資料 議事録 第
日航機墜落の軌跡 本物のボイスレコーダーで日航機が墜落するまでを再現したものです。ただし、音声ファイルは爆発音より後から始まっています。衝撃的な画像はありませんが、ボイスレコーダーは本物ですのでそういうのが苦手な方はやめましょう。 航空事故調査報告書に基づく操縦室用音声記録装置(ボイスレコーダー:CVR)の記録 私が知る中で唯一録音開始時からの音声が聴けるサイト。事故調査報告書の初めの「・・・たいとおっしゃる方がいるんですが」の部分から公開されています。 消された真実を求めて-日航123便事故関連のページ ボイスレコーダーの音声が全て繋がった状態で1つのファイルとして公開されています。最初の音声は爆発音から。 日航機御巣鷹山墜落より18年サイト内 毎日新聞1987年6月20日朝刊に掲載されたボイスレコーダーの内容をわかりやすいようにテキスト表示してくれているサイト。
離陸してすぐ、私は機内に備え付けの女性週刊誌を読んでいました。女性や子供の姿が多く、いつもの大阪便とはちがうな、という印象はありました。私の席の周囲にも、若い女性の姿が目立った。禁煙のサインはすぐに消えたのですが、着席のサインが消えていたかどうか、はっきりしません。 そろそろ水平飛行に移るかなというとき、「パ−ン」という、かなり大きい音がしました。テレビ・ドラマなどでピストルを撃ったときに響くような音です。「バーン」ではなくて、高めの「パーン」です。急減圧がなくても,耳を押さえたくなるような、すごく響く音。前ぶれのような異常は、まったく何も感じませんでした。 音は、私のちょっとうしろの天井のあたりからしたように感じましたが、そこだけでなく全体的に広がったように思います。私は思わず天井を見上げました。しかし、振動はまったく感じませんでした。機体も揺れなかった。 お客様からは、「うわっ」
E..ショプラー、R.J.ライクナー、B.R.ラナー:著 佐々木正美:監訳 岩崎学術出版社 定価:3500 + 税 (1989年5月) 私のお薦め度:★★★★★ 自閉症なのか、あるいはそうではないのか? もし自閉症であったとしたら 重度なのか軽度なのか? 一般の知能検査などでは、なかなかはかれませんね。 それは自閉症というものに発達のかたより・アンバランスがあり、また自閉症としての重度・軽度は知能検査だけでははかれない面があるからだと思います。 この小児自閉症評定尺度:CARSは、自閉症としての診断・判定のためにノースカロライナ大学のTEACCH部によって考え出されたものです。 すでに1971年以来、多くの自閉症児たちの評定に使用され、改訂を重ねてきています。本文にある通り、その信頼性及び妥当性は世界の療育機関において認められるところとなっています。 そして、初版の頃のCARSが、特別の心
岡野 高明/ニキ・リンコ:著 花風社 定価:1600円 + 税 (2002年12月) 私のお薦め度:★★★☆☆ 大人のADHD研究の第一人者の精神科医の岡野高明先生と、翻訳家でご自身もアスペルガー症候群との診断を受けておられるニキ・リンコさんの対談集です。 途中若干,お二人の会話がかみ合わない部分もありますが、それは木でなく葉っぱを見ている人と、木でなく森を見ている人との文化の違いのせいでもあるのでしょう。それはそれで興味深いものがありました。 いままで、なんとなくアスペルガー症候群とADHDは似たものかな・・と思っていました。自閉症スペクトラムの中でも同じ軽度発達障害というイメージがあったからです。 しかしこの本を読んで、どちらかというと2つは対極にある困難性をもつ障害であるなという思いを強くしました。 そうですね、一つのことにこだわって最後まできちんとやらないと気がすまないアスペルガー
内山 喜久雄:著 日本文化科学社 定価:1600円+税 (1988年8月) 私のお薦め度:★★☆☆☆ 今は応用行動分析として、自閉症児の療育においても注目を集めている行動変容療法ですが、その元となる行動療法について解説した入門書です。 1988年に「講座・サイコセラピー」としてシリーズ10巻にまとめられたうちの2冊目です。ですから、もう20年ほど前になりますが、その分いろいろな療法が紹介されています。 行動療法の定義はいろいろありますが、本書では「学習理論にもとづいて人間の行動を変える(変容する)方法のシステムあるいはプログラム」としています。ここでいう学習とは教育現場で使われる「子どもがさまざまな新しい知識、態度、技能を身につけること」というよりは、もっと広い意味で「経験を繰り返すことによって新しい行動が身につく過程」ととらえています。 本書はサイコセラピーつまり心理療法のシリーズとして
今朝、NHKの朝ドラを見ていたら面白い場面に出会った。若干、記憶があやしくなっているがだいたい以下のような流れであった。(時代は戦時中。) 主人公の女の子(10歳)は背が高く、近所のガキ大将から「電信柱」とあだ名されからかわれていた。自分も背が高いことをずっと気にしていたところに、それをあからさまに言われたので、女の子は暗い気持ちになっていた。 その子は盆踊りが得意で、次の盆踊り大会に出るのを楽しみにしていた。しかし、ガキ大将がその子をからかおうと手ぐすね引いて待っているのを知って、今年の盆踊りに出るのは止そうと決めた。 そして、その子はご先祖様の仏前で、これ以上背が伸びませんように・・・と真剣にお願いした。 そこに、大好きなおばばが来て言った。 おばば「その気持ちはわかるよ。でもそれは無理だよね」 女の子「うん・・・」 おばば「でも、もう一つ、これならお願いできることがあるよ」 女の子「
今日も、ノイローゼのパニック障害の人の心臓発作に対する恐怖を述べます。 心臓発作のこころのメカニズムは、次のように考えられます。 否定的な思考→不安を生む→不安に支配されてしまう 先ず「否定的な思考」により不安を生み、さらに生理的な変化を起こします。その生理的な変化は血液中のアドレナリンを増加させ、心拍数の増加と心臓の高鳴りを起こします。その結果、不安に支配されてしまいます。 そしてこのような生理的な変化は、意識的な非生産的な行動を誘発します。その非生産的な行動は、心臓の不安を打ち消すために病院をわたり歩くことです。医師からどれほど心臓に異常はないと言われても、安心できません。いつまでも、ドクターショッピングをやめられません。このような悪循環から抜け出せないでいる状態が、パニック障害です。 次回から、この悪循環について詳細に述べます。
集中力がなく、何度言っても私語の止まらない子、 そんな子に言ってやらなければならないことがある、 行うべき対処法がある。 みんな大学の講義で学んだことだけどね、という話。(写真:フォトAC) 【私語の多い子には何と言って注意するの?】 私は若いころ、先輩の先生からこんな指導を受けたことがあります。《集中力がなくてすぐに私語をしてしまう子どもを指導するのに、言い方が三つある。 人が話をしているときは、「しゃべってはいけない」と言うのと、「黙っていなさい」と言うのと、「しっかり聞きなさい」と言うもの。 もちろん最後が一番優れている。なぜならひとが話しているときに他の子がすべき積極的な態度が、明確に…
オペラント条件づけの技法のひとつ。反応形成とも言う。学習すべき目標行動を細分化して、その細分化した行動を全てこなせるようになれば目標行動が習得されるようにプログラムを構成する。 プログラムは、細分化した各行動をやさしいものから難しいものへと順番に配列する。そして、やさしい行動から順番に強化を行っていくというスモール・ステップの原理に基づくものである。その際に、行動は、強制されたものではなく、自発反応としてのオペラント行動であることが不可欠である。 シェーピングの中で、オペラント水準(行動の自発頻度)が極めて低い場合、目標行動に類似もしくは関連する行動を段階的に強化していくものを、漸次近接法(successive approximations)と言う。自閉症や発達遅滞、不登校に対する行動療法として用いられることが多い。
2024年07月01日 大会事務局 日本心理医療諸学会連合(UPM)第36回大会のお知らせ 2024年03月04日 大会事務局 第51回日本バイオフィードバック学会学術総会の公式ホームページ開設のお知らせ 2023年11月30日 大会事務局 第51回 日本バイオフィードバック学会学術総会(2024年6月22~23日)のお知らせ 2023年10月25日 編集事務局 学会誌第50巻2号が発行されました。 2023年04月25日 編集事務局 学会誌第50巻1号が発行されました。 2023年03月29日 学会事務局 第50回 日本バイオフィードバック学会学術総会のご案内 2023年01月27日 学会事務局 日本心理医療諸学会連合(UPM)第34回大会開催のお知らせ 2022年10月25日 編集事務局 学会誌第49巻2号が発行されました。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く