防衛省は11日、海上自衛隊の護衛艦など約20隻を三陸沖に派遣し、東北・関東大地震の被害状況の把握に全力を挙げている。航空自衛隊の小松(石川)、三沢(青森)両基地のF15戦闘機、映像伝送機能を持つ陸上自衛隊のUH1ヘリコプターなど航空機計25機も被災地上空を飛行させた。 陸自は岩手、宮城、福島各県知事の災害派遣要請を受け、連絡要員を各県庁へ派遣し、部隊派遣に向けた調整に当たった。秋田県庁にも自主的に連絡員を派遣した。 海自の自衛艦隊司令官は全国の部隊に対し、可能な限り三陸沖に艦艇を出動させるよう指示。大湊(青森)、横須賀(神奈川)両基地などから出発した。