三菱自動車は9日、昭和50年代を代表する同社のコンパクトカー「ミラージュ」を来年発売する世界戦略車として、約12年ぶりに復活させると発表した。日本向けはガソリン1リットルで30キロ走行の燃費性能を目標とし、ハイブリッド車(HV)、電気自動車(EV)に続く、ガソリンエンジンで低燃費化を目指す「第3のエコカー」に位置づける。価格は100万円前後に設定する予定で、低燃費と低価格を両立させる。 ミラージュは、オイルショック直後の昭和53年に、発売され、国内では平成12年まで、販売された。 新モデルは、タイで建設中の工場で生産する予定。「グローバルコンパクト」として開発しており、全世界に供給する。かつてのミラージュも世界で販売し、「低燃費、低価格というコンセプトが一致する」(商品企画担当者)ため、新モデルも全世界でミラージュの名称を使うことにした。 タイなどのアジア各国や欧州向けでは、1200ccエ