IALANA, INESAP and IPPNW 1999年 共同編集 (国連に提出される「モデル核国際会議」草案-Security and Servival -の健康被害の項目) 大月 篤夫 訳 核抑止力の名の下に、と言ってもこの「抑止力」がまた怪しげな概念なのだが(核抑止力の批判的検討の項を参照)、第三次世界大戦が核兵器のために準備されており、恐怖の対象になっている。 戦場は全地球である。核兵器装備は不可視である。戦争は虚偽の報告書と否認によって、被い隠されている。核戦争の惨禍の実態は、秘され、目晦まされ、不当に誣告され、否認されている。核兵器は国家安全保障の大義名文にかくされて、国民を救うためと称して、大量の殺戮と傷害を推進している。 1984年に国連人権委員会は、「核兵器の設計・実験・製造・保持・持ち込みは、人類が今、直面している最大の生存権にたいする脅威である。」と述べた。そし