『ノージック−所有・正義・最小国家−』ジョナサン・ウルフ著/森村進+森村たまき/勁草書房/三二九六円 アメリカでは、七十年代までの民主党政権がJ.K.ガルブレイスらに率いられたリベラリズムによって福祉主義・ケインズ主義を政策の主軸にすえていたが、激しい財政赤字を招いたために八十年代の共和党政権はM.フリードマンらの主唱する新保守主義の「小さな政府」路線を取り公共投資を大幅に切り詰めた。ガルブレイスやフリードマンはもっぱら経済学によって政府の大きさを論じたのだが、彼らにちょうど重なるようにして七十年代前半には政治哲学の分野でもJ.ロールズの『正義論』とR.ノージックの『国家・アナーキー・ユートピア』が著されて大変な反響を呼び、おのおの福祉基準を求める配分的正義と、対照的に「税は強制労働である」として所得再分配を拒否する自由尊重主義(リバタリアニズム)を主張した。 ロールズとノージックはとも
ハウルの動く城の謎について分析し、私の解釈をまとめたものです。よくあると思われる質問を想定し、回答集としてまとめてみました(FAQ)。 #0.ハウルの動く城はなぜわかりにくいのか #1.なぜハウルは若い女性の心臓を奪うのか #2.なぜ、ソフィーは歳をとったり、若返ったりするのか? #3.城の構造はどうなっているのか?そして、ソフィーは城をどうしたかったのか?なぜ、ソフィーの魔法は解けたのか? #4.ハウルは少年時代にカルシファーとなぜ、どういう契約を行ったのか? #5.ハウルは何故城を動かしたのか #6.なぜ原作にはない戦争シーンが映画では付け加わったのか #7.ハウルはなぜ浮気性なのか #8.ソフィーの家族構成は?そして、ソフィーは何故自分はダメだといつも考えているのか。 #9.ハウルは何故ソフィーに惹かれたのか #10.カカシのカブとは何者なのか #11.なぜ荒
催眠の歴史 AD3C 古代エジプトのパピルスの中に、「少年に光るものを凝視させて、変性意識状態に導く」記載がある。現在の凝視法・催眠に関する最初の記述。 �T.メスメル登場前夜。 ガスナー神父登場: ヨハン・ヨーゼフ・ガスナー(Johann Joseph Gassner:1727〜1779) ヨハン・ヨーゼフ・ガスナーは、オーストリア西部山岳地方のフォアアールベルクVorarlbergにある非常な寒村ブラーツ(Braz)の生まれ。 1750年 カトリック教会に入る。 1758年〜スイス東部の小村クレースターレKlösterleで聖職者として活動を開始する。 1760年頃?〜自身が説法やミサを行う時に激しい頭痛。ガスナーはこれを悪魔の仕業と考え、祓魔術と祈祷を施行したところ症状が消失。以降、祓魔術を行う。 1774年〜マリーア・ベルナルディーネ・フォン・ヴォエウフェック伯爵夫人を治療。有名
神様 私にお与え下さい 変えられないものを受け入れる落ち着きを、 変えられるものを変える勇気を、 そして、その2つを見分ける賢さを これは、ACのミーティングや自助グループなどの最後に唱えられることが多いお祈りです。円になって手をつなぎ、目を閉じて一言一言噛みしめるように、自分の心に祈るのです。 「この神様とはキリスト教の主イエスというわけではなく、私たちの心の中にいるそれぞれの神様だと思って下さい」 と一番初めカウンセラーに言われました。確かに、信仰を持たない人には「神」という存在がわかりにくいでしょうが、神様のようなものが心の中にいると思えば自然と祈りたい気持ちになってしまいます。 この「平安の祈り」はとても意味の深い詩ではないでしょうか。 受け入れる心は「落ち着き」、変える決断は「勇気」、そして見分ける力は「賢さ」・・・。 どれが欠けても自分らしく生きられないのかもしれ
最近の精神医学界では「ナラティヴ・セラピー」ってのが流行りらしくて、いろんな出版社から続々と本が出てます。科学的医学を標榜するEBM(Evidence Based Medicine)に対抗して、「語り」を重視する医学ということでNBM(Narrative Based Medicine)という言葉も生まれているくらい。この本はそうした流れの中でも最初期に出版された本のひとつ。 「ナラティヴ・セラピー」というのは、もともと家族療法の分野から出てきた概念で、セラピーと名がついてはいても、別にそういう治療法があるわけではなく、社会構成主義とかポストモダンとか、そういうものの考え方にのっとって治療をするという思想的な立場を指してます。 社会構成主義というのは、簡単に言ってしまえば、現実というのは、人々のコミュニケーションの間で(言語を媒介にして)構成されるものであって、「客観的真実」だとか「本質
平成22年の診療報酬改定に関して、中央社会保険医療協議会の答申が公表されています。 中央社会保険医療協議会 総会 (第169回) 議事次第 の中にいろいろ資料があります。 資料1 (PDF)が見やすいですね。 全体を見れば再診料とか明細発行義務づけとかいろいろあるのですが、児童精神科関連でもいくつか改訂があります。基本的には前のエントリでご紹介したとおりなのですが、具体的な点数が上がってきていますね。 1.児童・思春期精神科入院医療管理加算 発達障害や思春期うつ病など、児童・思春期の精神疾患患者の治療を行う専門病棟についての評価を引き上げる。 650点→800点 じわじわ上がってきています。病棟単位だけでなく診療室単位で算定できるのがよいですね。 強度行動障害入院医療管理加算 300点(1日につき) [算定要件] (1) 強度行動障害児(者)の医療度判定基準スコアが24点以上の者
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