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ブックマーク / jtsutsui.hatenablog.com (47)

  • 『エスノメソドロジーと科学実践の社会学』 - 社会学者の研究メモ

    ご恵投いただきました。ありがとうございます。 エスノメソドロジーと科学実践の社会学 作者: マイケルリンチ,水川喜文,中村和生出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2012/10/01メディア: 単行 クリック: 5回この商品を含むブログ (19件) を見る 以前原著を途中まで読んでいて、急に最近「続きも読みたいな〜」と思っていたなので、タイムリーでした。 もっと時間があれば、学部や院の有志で読書会やりたいんだけどな..。(当分無理そう。)

    『エスノメソドロジーと科学実践の社会学』 - 社会学者の研究メモ
  • 第三回連携研究会のお知らせ - 社会学者の研究メモ

    下記PDFの要領で研究会を開催致します。参加希望の方は事前に告知文PDFにある連絡先までお願いします。会場がそれほど広くないので、万が一希望者多数の場合は参加制限することもございます。ご了承ください。 「人文学・社会科学における質的研究と量的研究の連携の可能性」第三回研究会( http://goo.gl/yQU8G ) 日時:8/27(月) 12:45〜 会場:立命館大学朱雀キャンパス1F多目的室 主催:立命館大学人文科学研究所/立命館大学大学院社会科学研究科筒井淳也研究室 報告: 渡邉大輔(慶應義塾大学)「質問紙調査プロセスとチーム:量的調査における信頼性の担保とその問題点」 久保田裕之(大阪大学)「質的調査と理論研究:代表性と一般化可能性をめぐって」

    第三回連携研究会のお知らせ - 社会学者の研究メモ
  • 『タイム・バインド(時間の板挟み状態) 働く母親のワークライフバランス』 - 社会学者の研究メモ

    少しお知らせが遅くなりましたが、恵投いただきました。ありがとうございます。 タイム・バインド(時間の板挟み状態) 働く母親のワークライフバランス―仕事・家庭・子どもをめぐる真実― 作者: アーリー・ラッセル・ホックシールド,坂口緑,中野聡子,両角道代出版社/メーカー: 明石書店発売日: 2012/03/22メディア: 単行 クリック: 10回この商品を含むブログ (6件) を見る 私の研究関心であるワーク・ライフ・バランスの問題に真っ向から切り込んだホックシールドの著書の、待望の翻訳です。原著をスキップされていた方も、ぜひこの機会に翻訳を一読されてはいかがでしょうか。 原著はこちら。 The Time Bind: When Work Becomes Home and Home Becomes Work 作者: Arlie Russell Hochschild出版社/メーカー: Henry

    『タイム・バインド(時間の板挟み状態) 働く母親のワークライフバランス』 - 社会学者の研究メモ
  • 今年度の目標(ウソにならぬようがんばる) - 社会学者の研究メモ

    テキストの出版(出版社の方を随分お待たせしている) O. ウィリアムソンの翻訳の出版(ノーベル記念経済学賞がどんどんと過去に...) 計量社会学のテキストの編集(成り行きもあって編者になっています) いくつか英語で出版(一つは進行中、あとはR&Rに答えるかどうか迷っている) 全部は無理かなあ〜...。 話は変わりますが、先日、古くからの知人の経済学の先生が研究室に尋ねてこられたので、少し密に研究の話をすることができました。サーチ理論を専門に研究されている方で、BLOGOSのインタビュー記事でも言及した「ミスマッチ」の話も少しすることができました。すごく面白い挙動をするマッチング・モデルの説明もしてもらいましたし(内容は言えませんが)、非常に有意義な時間でした。 ところで、私は社会学者ですので(当然ですが)「社会学的には...」のように話すことが多くなるのですが、社会学と経済学の違いなんかよ

    今年度の目標(ウソにならぬようがんばる) - 社会学者の研究メモ
  • 第二回連携研究会を終えて - 社会学者の研究メモ

    「人文学・社会科学における質的研究と量的研究の連携の可能性」第二回研究会もなかなか盛り上がりました。結局前回と同程度の参加(30名弱)がありました。参加者の方々、ありがとうございました。 研究会の趣旨には、実は「連携」を模索すると言うよりは、お互いの立ち位置を確認し、不用意な誤解を解き、互いに適切に評価しあうための語彙を模索する、という側面があります。その点でもある程度進展があったと思います。 最初は前田泰樹さん(東海大学)の報告(「行為の記述・経験の記述:質的研究とエスノメソドロジー」)でした。前田さんはいわゆる「ウィトゲンシュタイン派エスノメソドロジー」の立場から研究されていますが、そのことを知らなくても十分に研究(分析)の方針が伝わるようなやり方で報告していただきました。すでに当事者によって「記述のもとで理解」されている振る舞いを、必要なレベルの精度で再記述するというEMの研究方針

    第二回連携研究会を終えて - 社会学者の研究メモ
    ishikawa-kz
    ishikawa-kz 2012/02/29
    いろいろ忙しく参加できず。残念。
  • 説明と選抜:統計学における2つの「関心」 - 社会学者の研究メモ

    社会学者や経済学者にとって、統計学をベースにした計量分析とは、何かを因果的に説明する道具であるという側面がある。賃金を学歴で説明するというとき、それは他の条件が同じで学歴が変化したときの賃金の変化量を推定する、という意味である。 (記述的な分析手法を含めて)統計学を学ぶ人のほとんどは、この「説明(explanation)」のためにそれを学んでいるのだと考えられる。 しかし統計学には、それとは全く異なった目的が託されることもある。それは「選抜(selection)」である。統計学を選抜に使うというのは、それをアカデミックに活用している研究者からみても、実はあまり馴染みのない考え方である。というのも、あとで詳しく述べるが、選抜は学問的説明とは相容れない考え方だからだ。 しかし選抜は、実践家においては大いに意味がある考え方である。「限られた回数の耐久力テストの結果から、真に優れた個体を選抜する」

    説明と選抜:統計学における2つの「関心」 - 社会学者の研究メモ
  • 社会学における「理論の実証」 - 社会学者の研究メモ

    (以下は二〜三カ月前に書いたメモですが、寝かせておいてもあまり意味がなさそうだし、稲葉先生もシノドスの論考を公開されたのでいいタイミングだと思うのもあり、ちょっと手を入れた上で公開します。) 社会学の問いの特徴 私は、学部のゼミでは(大学院でも基的にはそうだが)、いわゆる「標準的な研究プロセス」に従って個人研究をするように指導している。標準的な研究プロセスとは、問いを立て、それに対する理論仮説をデータ(質的・量的)で検証するという手続である。 その際、しばしば「社会学的な問いの立て方」というものを説明する必要が出てくることがある。学生は基的に社会学の授業をいくつか受けているので、そうしたほうが効率がよいからである。それに、意外に「社会学的な問いの立て方」を説明するのは簡単なのだ。 それは、「注目する現象/人間行動が、性別、年齢、学歴で違いを持つかどうかをまず考えてみたら?」というもので

    社会学における「理論の実証」 - 社会学者の研究メモ
  • 「家族福祉論の解体」感想 - 社会学者の研究メモ

    先日の研究会にも参加してくれた久保田さんの最近の論文です。 久保田裕之、2011、「家族福祉論の解体」『社会政策』3(1): 113-123. 非常に示唆的な論考で、興味深く読みました(今年一番の収穫だったかも)。私なりに内容をまとめると...(下手なまとめかもしれませんが...)。 家族を作ることが当たり前であったのは過去の話、結婚するかしないか、子どもをつくるか作らないか、個々人が選んでいく時代になっている。 それなのに、福祉供給の対象を「家族」に設定すると(つまり「家族福祉」)、あえてその選択をしなかった人に対しては不公平だ、ということになる。 「じゃあ福祉供給を個人単位にすればいいじゃない」と言いたくなるかもしれないが、そうはいかない理由がある。家族を作るか作らないかにかかわらず、人が生活していく上で必要である条件はあるはずだから。たとえば「(非対称的な)ケア」。誰だって子どものこ

    「家族福祉論の解体」感想 - 社会学者の研究メモ
    ishikawa-kz
    ishikawa-kz 2011/09/27
    視野が開ける感じがした「「対称的」だと考えられている恋愛関係にしても、対称的ではあるが不公平な(ある意味では公的保障がないことが不思議な)親密財配分システムだという理屈が成り立つと私は考えています」
  • 第一回「連携」研究会を終えて - 社会学者の研究メモ

    「来ても10人くらいだろうから、ちっこい部屋でいいや」という予想を大幅に上回る30名の方が参加された「人文学・社会科学における質的研究と量的研究の連携の可能性・第一回研究会」を、無事終了致しました。(無事、といってもちょっと研究会体の時間を長く取りすぎて、最後はみなさんお疲れでしたが...。) 備忘録として、ここに当日の様子を書き留めておきます。 午前11時からは筒井の報告。研究会が始まる前から、午後に報告してくれる酒井泰斗さん(id:contractio)をすぐに認識できなかったり(6年ほど前にお会いした時と多少違って見えた)、予告なしに姿を見せられた稲葉先生(id:shinichiroinaba)をこれまたすぐに認識できてなかったり(ウェブの写真と違う...)、多少の焦りはありましたが、報告(「計量分析はどのようになされているのか:回帰分析を中心に」)自体はまあうまく行ったかなと思い

  • 「統計オタク」の分析はつまらない? - 社会学者の研究メモ

    実践としての統計学 作者: 佐伯胖,松原望出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2000/01メディア: 単行購入: 48人 クリック: 629回この商品を含むブログ (16件) を見る 第5章「統計の実践的意味を考える」(佐藤俊樹) 研究会に向けて、同じ社会学者が書いた統計分析についてのエッセイということで読んでみた。頭を整理する意味で、サマリを作ってみた。 5.1 統計解析の「意味」 SPSSなどのソフトウェアの普及のせいで、意味もわからず「ハウツー」で統計分析をする人が増えて、統計学的に間違った分析が横行している。(例:全数調査でカイ二乗検定。) なぜ「ハウ・ツー」ユーザが増えたのか。それは統計パッケージソフトが普及して、統計学の知識がなくても結果だけは出せるようになったからである。(以前はそれができなかったので、結果を出す人は手順の意味を理解していた。) いくら統計パッケー

    「統計オタク」の分析はつまらない? - 社会学者の研究メモ
  • 第一回連携研究会のお知らせ - 社会学者の研究メモ

    下記PDFの要領で研究会を開催致します。参加希望の方は事前に告知文PDFにある連絡先までお願いします。会場がそれほど広くないので、万が一希望者多数の場合は参加制限することもございます。ご了承ください。 ワークショップ「人文学・社会科学における質的研究と量的研究の連携の可能性」第一回研究会(http://homepage3.nifty.com/sociology/files/renkei_flyer.pdf) 日時:9/19(月) 11:00〜 会場:立命館大学衣笠キャンパス末川記念会館第3会議室(正門から少し歩いて左側にある建物です。マップの22番です。) 主催:立命館大学人文科学研究所/立命館大学大学院社会科学研究科筒井淳也研究室

    第一回連携研究会のお知らせ - 社会学者の研究メモ
  • 量的研究と質的研究の連携に向けて - 社会学者の研究メモ

    足の調子が少し悪くてひきこもってます...。しかし手は動く。 筒井が所属する立命館大学人文科学研究所からの助成で、「人文学・社会科学における質的研究と量的研究の連携の可能性」研究会をスタートさせました。さしあたり3年間継続します。研究助成を申請する際に固定メンバーを10人ほど指定していますが、研究会はオープンにする予定ですので、興味のある方はぜひご参加ください。(9月19日に第1回研究会を開催予定。) 特に社会学では、質的研究や質的データを利用したモノグラフ的研究と、計量データを活用した量的研究のあいだでは、ほとんど協力関係もなく、また互いに妙な誤解を抱きあっている部分もありそうです。研究会では、あまり前提を置かずに互いの研究実践の特性に関する理解を深めることを通じて、合理的な「連携」のあり方を模索することが目指されます。 とはいえ議論の「とっかかり」は必要になると考えています。あくまで

    量的研究と質的研究の連携に向けて - 社会学者の研究メモ
    ishikawa-kz
    ishikawa-kz 2011/07/26
    「これは量的研究者が考える質的研究の位置づけに近いような気がします。つまり、妥当な変数設定をするために事前に質的にデータを集めている、という位置づけです。」
  • 『中越地震被災地研究からの提言:未来の被災地のために』 - 社会学者の研究メモ

    中越地震被災地研究からの提言―未来の被災地のために 作者: 辻竜平出版社/メーカー: ハーベスト社発売日: 2011/06/01メディア: 単行 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る 「社会学的研究」から「提言」するとは、こういうことになるのかと感心いたしました。辻さんは器用だな。自分にはこういう文章は書けない。 「地震発生直後から一週間」「一週間から一ヵ月」...「六ヶ月から二年」と期間を区切って提言がまとめられているのも、実用的です。 農村地域の被災が多いという点で、中越地震の被災地の復興は(主に都市部の被災であった阪神淡路大震災のケースよりも)今回の東日大震災の被災地の復興にとって有用な情報を含んでいるような気がします。

    『中越地震被災地研究からの提言:未来の被災地のために』 - 社会学者の研究メモ
    ishikawa-kz
    ishikawa-kz 2011/06/21
    「農村地域の被災が多いという点で、中越地震の被災地の復興は(主に都市部の被災であった阪神淡路大震災のケースよりも)今回の東日本大震災の被災地の復興にとって有用な情報を含んでいるような気がします」
  • 『大卒就職の社会学:データからみる変化』一部サマリ - 社会学者の研究メモ

    学部ゼミ生を抱える身として、サマリをいちおうメモ程度に。(一部の章のみ。) 大卒就職の社会学―データからみる変化 作者: 苅谷剛彦,田由紀出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2010/03/20メディア: 単行購入: 3人 クリック: 38回この商品を含むブログ (14件) を見る 1章 日の大卒就職の特殊性を問い直す:QOL問題に着目して(田) バブル期以降、大学進学率が上昇しているのに、それに対応した大卒の労働需要の上昇がなかった。採用が改善したポスト氷河期(07〜09年あたり)では大卒求人総数がバブル期を上回ったが、それ以上に大卒者が増えていたので、求人倍率はバブル期なみには戻らなかった。(構造的に「大卒余り」状態。) 「ロストジェネレーション世代」とポスト氷河期世代の働くことについての意識(新入社員当時の調査)を比べると、後者は前者に比べて標準的働き方(最初の会社に

    『大卒就職の社会学:データからみる変化』一部サマリ - 社会学者の研究メモ
    ishikawa-kz
    ishikawa-kz 2011/06/02
    これまで実感として感じたことだけど学問的に整理されるとなるほどとなる。たとえば「自己分析」の強制とか「基本的に大卒は余っている」とか事前対策してるからこそそれ以外のポイントを採用者がつくとか
  • 質的研究と量的研究について - 社会学者の研究メモ

    とある出版企画でそういうお話を書かなければいけないので、社会学におけるいわゆる「質的研究」と「量的研究」の区別についてメモを書いておく。 結論から言うと、次のように考えるとミスリーディングである。つまり、「まずある<理論>があって、それを<実証>する手段として質的な研究と量的な研究がある」という考えである。こういう考え方は、混乱のもとであるから、避けたほうがよい。多くの社会調査論のテキストでは調査手段の選択として「質的調査」と「量的調査」を選択することがあるかのように書かれているが、少々説明不足である。そうではなく、さしあたり量的研究とその他のタイプの研究が、量的研究とどのような関係にあるのか、と考えたほうがスッキリする。 分野外の研究者からすれば見えにくいが、実際には量的研究と言っても様々である。が、現状からして、「複数のパラメータを含むモデルを構築し、それをデータに当てはめて統計学的推

    質的研究と量的研究について - 社会学者の研究メモ
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    ishikawa-kz 2011/05/11
    アイディアを活かすための学的研究方法についてという感じかな(主に社会学)
  • GlobalIndexからみた各国のグローバル化の進み具合 - 社会学者の研究メモ

    入社式での社長のスピーチから人文系の学術書にいたるまで、頻繁に使われる「グローバル化が深まる中で...」という枕詞ですが(ここ2ヵ月ほどはその地位を「震災」に譲っているようです)、たいていの場合は特にデータに基づかない印象論で語られていると思います。もちろん「グローバル化とはこれだ」という唯一の定義などはないわけですが、定義を明確にさえしていけば徐々に議論が有意義になっていくと思います。 GlobalIndex グローバル化についてはいくつか尺度が提起されているようですが、ここでは比較的信頼できる研究者がつくりあげた"GlobalIndex"を紹介しておきます。GlobalIndex(グローバルインデックス)とは、ドイツの社会学者H-P.BlossfeldらBamberg大学のチームが中心となって提起しているグローバル化の指標です。作り方等についてはウェブサイトを見て欲しいのですが、簡単に

    GlobalIndexからみた各国のグローバル化の進み具合 - 社会学者の研究メモ
  • OECDデータ講習会の告知 - 社会学者の研究メモ

    2月16日(水)に、立命館大学衣笠キャンパスにOECD東京センターの方をお呼びして、データについての講習会を行います。興味のある方は、チラシにある連絡先までご一報ください。(かなりの人数に対応できる予定ですが、万が一希望者多数の場合は、先着順にします。) 日時:2月16日(水)、13:00〜15:00(申し込みが30人を超えた場合、同じ内容を二回に分けて実施します。その際、第二回の開始は15:15の予定です。) 場所:立命館大学衣笠キャンパス 有心館3F431 内容:主にOECD iLibraryの利用方法についてです。詳しくはチラシを御覧ください。 参加費:無料。

    OECDデータ講習会の告知 - 社会学者の研究メモ
  • 社会調査法のテキスト - 社会学者の研究メモ

    でも社会調査法のテキストブックは数多く出版されている。おそらく100冊は下らないのではないか。質の高いものも多く、そのなかでどれを選ぶのか、なかなかに悩ましい問題だ。 講義で使うこともあって様々なテキストブックを眺めてきたが、私見では、下のテキストは出色である。 入門・社会調査法―2ステップで基礎から学ぶ 作者: 轟亮,杉野勇出版社/メーカー: 法律文化社発売日: 2010/04メディア: 単行 クリック: 9回この商品を含むブログ (9件) を見る このは、社会調査においてほんとうに大事なことを省略していない。たとえば第4章の「社会調査のデザイン」では、調査を設計する前にリサーチクエスチョンを練り上げる必要性を、無作為割り当て実験と調査との違い、擬似相関を除去して因果分析を行う際に必要となる共変量データの採取、という面から丁寧に説明している。選択バイアスに触れているのも貴重である

    社会調査法のテキスト - 社会学者の研究メモ
  • 『結婚の壁』 - 社会学者の研究メモ

    拙論文が掲載されたが出版されました。 結婚の壁―非婚・晩婚の構造 作者: 佐藤博樹,永井暁子,三輪哲出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2010/10/23メディア: 単行購入: 1人 クリック: 21回この商品を含むブログ (8件) を見る 担当したのは「第5章 結婚願望は弱くなったか」(三人共著)と「第6章 結婚についての意識のズレと誤解」。データは、前者は「家計研パネル」、後者は内閣府の「少子化に関する国際比較調査」です。

    『結婚の壁』 - 社会学者の研究メモ
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    ishikawa-kz 2010/10/27
    社会学者の筒井淳也さんが書かれた論文が掲載された本が出るようです
  • 『アジアの家族とジェンダー』 - 社会学者の研究メモ

    アジアの家族とジェンダー (双書ジェンダー分析) 作者: 落合恵美子,山根真理,宮坂靖子出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2007/02/19メディア: 単行 クリック: 5回この商品を含むブログ (13件) を見る 必読文献だと思うが、なぜだか今まで読む機会がなかったので、備忘録。(とりあえず「第一部 韓国」のみ。) 第1章 韓国の母性と育児援助ネットワーク 韓国は現在超少子化状態だが、日と比べて少子化の開始が20年遅く、現在子育て期にある世代はまだ「人口ボーナス世代」にあり、きょうだいを含む親族ネットワークを広く活用することができる。(だから日の80年代のような「子育て不安」の声は聞こえてこない。だたし子育て期の母親のきょうだい数が減っていくこれからについては、問題が出てくるかもしれない。) 日では高度成長期の産業化で「主婦化」が生じたが、韓国では60年代では全体的に4割前

    『アジアの家族とジェンダー』 - 社会学者の研究メモ
    ishikawa-kz
    ishikawa-kz 2010/10/19
    「だから日本の80年代のような「子育て不安」の声は聞こえてこない。だたし子育て期の母親のきょうだい数が減っていくこれからについては、問題が出てくるかもしれない。」