タグ

文化とアメリカ合衆国に関するkanoetatsuのブックマーク (10)

  • 【ポトマック通信】伝わらぬ被爆の実相

    広島・長崎の原爆投下から78年の8月、原爆開発を指揮した米物理学者を主人公にした公開中の映画「オッペンハイマー」を見た。 世界初の核実験までの緊張と成功後の歓喜。日を降伏させて「ボーイズ(米兵)を帰国させる」ために2発の原爆が使用された後は、世界核競争を危惧して水爆開発に反対した科学者の葛藤が描かれていた。 投下約1カ月後の広島の様子が被爆者の写真とともにオッペンハイマーらの前で報告される場面がある。映し出されるのは見るに堪えない様子の「原爆の父」の表情だけだ。実際の被爆地の光景は流れない。爆発を閃光(せんこう)と大音響で表現したところで、核の恐ろしさは伝わらないと思った。 5月、G7サミットの取材のため広島を訪れた際に外国人記者と平和記念資料館を見学したことがある。 昭和20年8月6日以前の市街の写真から被爆後の展示に進んだ途端、彼女の表情は凍り付いたように変わった。口を手で押さえつつ

    【ポトマック通信】伝わらぬ被爆の実相
  • 【アイ・ラブ・ニューヨーク】タングルウッド音楽祭で

    ボストン郊外で開催中の夏の風物詩「タングルウッド音楽祭」を訪ねた。黒人ジャズ・ミュージシャンのウィントン・マルサリス氏が作った曲を、白人主体の交響楽団が演奏すると知り、聴いてみたくなったからだ。 米社会には「黒人のジャズ」「白人のクラシック」という固定観念が残る。クラシックの作曲でも知られるマルサリス氏の活動は、異なる人種が刺激し合い、新たな文化を生む米国らしさを体現するもので、高い評価を受けている。 演奏されたのは金管楽器と打楽器による曲だ。ファンファーレのような華やかさの一方で、ほの暗さを感じさせ、終盤にかけジャズの雰囲気が強まる流れ。気がつけば、私も体を揺らして楽しんでいた。 タングルウッドは指揮者の小澤征爾氏やバイオリニストの五嶋みどりさんゆかりの音楽祭。ミーハーな気持ちも手伝いニューヨークから足を延ばした私だが、残る2演目の作曲者の出身地がそれぞれ現在のウクライナ東部ドネツク州と

    【アイ・ラブ・ニューヨーク】タングルウッド音楽祭で
  • 【国際情勢分析】「AIは盗作マシン」… 米ハリウッド脚本家のスト1カ月、待遇巡り出口は見えず

    映画の都、米ハリウッドなどの脚家が加盟する全米脚家組合(WGA)が大規模ストライキに突入して1カ月が過ぎた。脚づくりの際の人工知能(AI)利用制限や待遇改善が要求の柱だが、映画会社やスタジオなど製作側との合意のメドが立たない。映画や各種番組の撮影、放映への影響が長期化する中、人々の映像エンターテインメント離れが危惧されている。 約15年ぶりのストWGAには約1万1500人が加盟している。動画配信大手ネットフリックスやメディア・娯楽大手ウォルト・ディズニー、アマゾン、アップルなどが加盟する全米映画テレビ製作者協会(AMPTP)と6週間にわたって交渉を続けたが合意に至らず、5月2日から全米各地で大規模ストに突入した。

    【国際情勢分析】「AIは盗作マシン」… 米ハリウッド脚本家のスト1カ月、待遇巡り出口は見えず
  • 【記者発】「実写版プリンセス」批判と期待 文化部・本間英士

    今年は世界のアニメ業界をリードしてきた米ウォルト・ディズニーにとって創業100年の節目だ。近年、同社は往年の名作のリブート(再起動)にも取り組んでおり、今年は「リトル・マーメイド」、来年には「白雪姫」と人気作が相次ぎ実写化される。これらの作品の〝実写版プリンセス〟が注目されている。 「リトル・マーメイド」のヒロインは、赤色の髪に白い肌の人魚アリエル。実写版は今年初夏に公開予定だ。このアリエル役を黒人女優のハリー・ベイリーさんが務めると発表された2019年、「黒人のアリエル」をめぐり各地で議論になった。「私の好きだったアリエルではない」などの声が多く上がったのだ。 慣れ親しんだキャラクターの改変に違和感を覚える気持ちは分かる。ただ、それだけで新たな〝出会い〟を放棄するのはもったいない。昨年、実写版の映像を見る機会があったが、ハリーさん演じるアリエルの歌声の素晴らしさに驚かされた。制作トップの

    【記者発】「実写版プリンセス」批判と期待 文化部・本間英士
  • 【一筆多論】「怪人」に学ぶ闇の効用 長戸雅子

    新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ミュージカル「オペラ座の怪人」を長期間休演した劇場=2020年6月、米ニューヨーク(共同)人生に確実に存在する3つのこと。死、税金、そして「オペラ座の怪人」―とも評された米ニューヨーク・ブロードウェーのロングランミュージカル、「オペラ座の怪人」(作曲、アンドリュー・ロイド・ウェッバー)が新型コロナウイルス禍の影響で来年2月に閉幕する。 ロンドン生まれとはいえ、ブロードウェーの「顔」といえる存在だ。「キャッツ」の公演回数を抜いた2006年に出演者らを取材したが、チケットの売れ行きは過去最高で、連日満席。誰もが怪人の舞台は永遠に続くと信じていた。 コロナの感染拡大でブロードウェーは約1年半にわたり興行中止を強いられ、昨年9月に再開した。しかし怪人には十分な客足が戻らなかったそうだ。

    【一筆多論】「怪人」に学ぶ闇の効用 長戸雅子
  • 【アイラブNY】消える怪人

    ミュージカル「オペラ座の怪人」のニューヨークでの公演が来年2月で打ち切られると知り、劇場街ブロードウェーに足を運んだ。1988年初演のロングラン作品で、打ち切りになるとは想像もしていなかったから、チケット予約時は寂しい気持ちになった。 公演終了の理由は「新型コロナウイルス禍の後も客足が戻らなかった」ということだが、劇場は満席。「もう一度ファントム(怪人)を見ておきたい」と遠方から飛行機で駆けつけた女性もいた。 私も奮発して前方の席を買った。現代のモーツァルトと称されるアンドリュー・ロイド・ウェバー氏の音楽に引き込まれ、19世紀末のパリ・オペラ座を舞台とした怪人と、怪人に素質を見いだされた女性歌手、その幼なじみの子爵による三角関係の物語を満喫した。 隣席の若い男性は開演後、豪華な舞台装置を撮影してばかりいたが、すぐに物語に没入したようだ。愛はかなわないと悟った怪人が、醜い顔を覆っていた仮面を

    【アイラブNY】消える怪人
  • 「トップガン マーヴェリック」興収100億円突破…コロナ拡大後の実写映画で初

    【読売新聞】 公開中の映画「トップガン マーヴェリック」の興行収入が、公開65日間(5月27日~7月30日)で100億円を突破した。配給の東和ピクチャーズが1日、発表した。2020年に新型コロナウイルスの感染が拡大して以降、実写映画

    「トップガン マーヴェリック」興収100億円突破…コロナ拡大後の実写映画で初
  • 喜劇王チャップリンが信頼した日本人秘書の破天荒人生

    神戸港に到着したときのチャップリン(前列左から2人目)。左端が高野虎市=昭和7年(広島県立文書館所蔵)独特のチョビひげに山高帽、手にはステッキ。今も多くの人に親しまれている世界の喜劇王、チャールズ・チャップリン(1889~1977年)の素顔は、なかなか気難しい人物だったという。そんな彼の全盛期を支えたのが、広島出身の高野虎市(こうのとらいち)(1885~1971年)なる男だった。広島市の県立文書館で、高野の功績に焦点を当てた収蔵文書展「チャップリンの日人秘書 高野虎市-『コーノ』に寄せられた期待-」が催されている。 喜劇王をサポート喜劇王の全盛期を18年間間にわたって支え続けた日人秘書、高野は明治18年に広島県の八木村(現・広島市安佐南区)に生まれ、15歳で米国にいる親戚を頼って渡米した。渡航目的は農業。4年後に帰国したが旅券を再取得し、すぐに再渡航した。

    喜劇王チャップリンが信頼した日本人秘書の破天荒人生
  • 消えたはずの「日の丸」が映画本編で復活 27日公開「トップガン」続編 予告編ではトム・クルーズのジャケットが別マークに修正も(1/2ページ)

    36年ぶりの続編となった「トップガン マーヴェリック」((c)2022 PARAMOUNT PICTURES. CORPORATION ALL RIGHTS RESERVED) 米俳優、トム・クルーズ(59)の主演映画「トップガン マーヴェリック」が27日公開される。前作「トップガン」(1986年公開)で主人公のフライトジャケットに入っていた日章旗などが、2019年公開の予告編では別のマークに修正され、中国への配慮ではないかと批判があった。だが、実際に公開される編では、トムの背中に「日の丸」が戻っていることが分かった。 4年ぶり24回目の来日となったトムは、23日の記者会見で「またこの作品とともに日に戻ってこられて、とても興奮している」と語った。

    消えたはずの「日の丸」が映画本編で復活 27日公開「トップガン」続編 予告編ではトム・クルーズのジャケットが別マークに修正も(1/2ページ)
  • 欧米人がネットで良く買う日本の「お菓子」「筆ペン」「味噌」「ヤクルト」とコロナの意外な関係(全文) | デイリー新潮

    コロナ禍以後、日同様、欧米でもネットショッピングを利用する人が増えている。『世界のニュースを日人は何も知らない3』(ワニブックス|PLUS|新書)の著者で、ロンドンに住む谷真由美氏によると、欧米人の間で、日の文房具や駄菓子を大量に購入する人が増えているという。 *** 【写真】発酵品摂取で「腸内環境」もバッチリ!しかも「意外なべ方」が 谷氏は、17歳から旧ソ連、モンゴル、アジア、南米など40カ国以上を旅し、アメリカのシラキュース大学大学院で国際関係論や情報管理学修士を取得。ローマの国連糧農業機関(FAO)で情報通信官勤務を経て、現在ロンドンでITコンサルタントと著述業を行っている。 昨年12月に出版した『世界のニュースを日人は何も知らない3』は、世界から見た日の意外な姿を紹介している。 「欧米でもコロナ禍で家に籠っている人が多いのですが、配信サイトで『鬼滅の刃』、『進撃

    欧米人がネットで良く買う日本の「お菓子」「筆ペン」「味噌」「ヤクルト」とコロナの意外な関係(全文) | デイリー新潮
  • 1