9月上旬に誕生した英国のトラス新政権は早くも試練に直面している。 金融市場で英国債の利回りが急騰し、通貨ポンドも米ドルに対して過去最安値の水準で推移している。 トラス新政権が矢継ぎ早に打ち出した大型の経済対策が「財政やインフレの悪化につながる」との警戒感を生んだためだ。 【写真】フィンランド首相のダンス動画流出 公邸でトップレスの女性同士がキス 首相に就任したトラス氏にとって「インフレ退治」が焦眉の急だった。 トラス政権はまず、今後6ヶ月分のエネルギー高騰抑制対策として600億ポンド(約9兆3000億円)の資金を投じる計画を発表した。家計や企業の光熱費負担に上限を設け、超える分は政府が肩代わりするというやり方だ。 さらに経済成長を下支えするため、50年ぶりの規模とされる大規模減税(450億ポンド相当)の構想も明らかにしている。予定していた法人税率の19%から25%への引き上げ凍結や国民保険
![早くも危機に直面する「トラス政権」が“タブーの領域”に手を付け始めた(全文) | デイリー新潮](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/75fe594fd7355560bd61d2e7a6294e5bd18f1b6c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.dailyshincho.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2022%2F10%2F2210011436.jpg)