心斎橋通り魔:背景に劣等感か 識者「出所者にケア必要」－ 毎日ｊｐ(毎日新聞)無差別の通り魔事件は後を絶たない。大阪府池田市の大阪教育大付属池田小で０１年６月に起きた児童殺傷事件。宅間守元死刑囚（０４年９月に死刑執行）は、離婚した妻への恨みや借金などで自暴自棄に陥り、社会に対する恨みから犯行に及んだと公判で指摘された。０８年６月に東京・秋葉原で起きた事件でも、元派遣社員の加藤智大被告（控訴審中）が、「自分の存在を社会に認めさせ、報復したいと考えた」と公判で動機を指摘された。 いずれも劣等感などから社会に反抗し、全く関係のない人たちを巻き込んだ事件だ。０８年３月に茨城県土浦市で起きた事件で死刑判決を受けた金川真大死刑囚は、「自分には才能がなく、希望を見いだせない。人生を終わらせたかった。苦しまずに死ぬには死刑が一番と思った」と話している。今回の礒飛（いそひ）京三容疑者も、「刑務所を出た後、仕事や家もなく、お金もなくなった。このまま生きていくにはどうすればいいのかと考え
