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論考/牧野智和に関するkgotolibraryのブックマーク (4)

  • 自己啓発書の「法則」-1-

    1年間の連載のなかで、さまざまなテーマの自己啓発書を読んできました。自己啓発書ガイドを皮切りに、「心」の扱いかた、20・30・40代論、ピーター・ドラッカー、仕事の辛さへの対処法、セルフ・ブランディング、女性の生き方、手帳術、掃除・片づけ、スポーツ、就職活動とみてきました。連載を終えるにあたって、こうした各テーマに共通する傾向、いわば自己啓発書一般にみられる「法則」のようなものについて考えてみたいと思います。 今回はまず2点考えてみます。1つは、ある特定のテーマの自己啓発書や、ある特定のフレーズがいかにして流行るのか、つまり自己啓発書の「流行」について。もう1つは、こうした自己啓発書の流行と「社会との関係」についてです。後者についてはここまでの連載のなかで既に幾度か言及してきたことですが、改めて整理したいと思います。 では第1点目、「流行」についてですが、まずはその主要パターンを押さえてお

    自己啓発書の「法則」-1-
    kgotolibrary
    kgotolibrary 2013/07/31
    p.3で示されている「自己啓発書にとって「社会」は邪魔者」的な認識は、自己啓発書に限らず近年の若者擁護論にもよく現れている
  • 自己啓発書は仕事の「苦しさ」をどう解決するのか-3-

    前回内容を紹介しなかった著作が2つありました。中川淳一郎さんと、見城徹さん・藤田晋さんによる著作です。これらは前回紹介した各著作とは少し傾向が違っていると言えます。中川さんの『凡人のための仕事プレイ事始め』では、仕事にはくだらないことがついてまわるけれども、仕事は良くも悪くも人生を左右する重要なものであり、また人生を賭けるに値する尊いものだというスタンスがとられています。 見城さんらの『憂でなければ、仕事じゃない』では、仕事は憂であることを避けられないけれども、「暗闇の中でジャンプ」(見城・藤田、91p)するからこそ前進することができるというスタンスでした(これは、著作の主張の一部分に過ぎませんが)。 両者ともに、仕事についてこれを解決すればすべてうまく行くとは言い切らず、ポジティブさとネガティブさを抱えつつ前に進もうという態度をとっていると言えます。しかし、このように煮え切らなさを抱

    自己啓発書は仕事の「苦しさ」をどう解決するのか-3-
    kgotolibrary
    kgotolibrary 2012/12/27
    この手の感覚は若い世代の自己啓発書ライターにも多分に受け継がれている。「社会を変えようとしてもどうしようもない」とかいうニヒリズムがどこから生まれたを追求してみたい
  • 自己啓発書が描く現代の「ライフコース」-3-

    【前回までのあらすじ】20代は無限の可能性があるが、分岐点でもある。恋愛の時期だが、結婚はまだ先だ――と「20代」は語っている。では、「今の若者としての20代」は、自己啓発書の中でどう語られているのか。 TOPIC-3 若者論・階層論としての自己啓発書 今回の対象書籍を見ながら興味深いと思ったのは、20代論はしばしば現代若者論の容貌を見せるということです。「年代」における若者の語られ方は非常に単純で、「現代の若者は不甲斐ない、ダメだ」というパターンでほぼ占められます。たとえば以下のようです。 「いまの若者は叱られることに弱い」(川北20、52p) 「20代の多くが大志を抱かず、自分の将来を『そこそこでいい』と思っている」(大塚20、80p) 「現代の若者は無理を嫌い、率先して無理してみようとはほとんど考えないと思います」(井上20、120p) 具体的なトピックとしては、若者の人間関係の

    自己啓発書が描く現代の「ライフコース」-3-
    kgotolibrary
    kgotolibrary 2012/10/18
    そうそう。若者バッシング以外にも行われる「ふがいない若者像」の再生産はいろいろなところで起こっている。私も最近そこを攻めようとしていたところ。先駆者が出てきてくれるのはとても嬉しい
  • 自己啓発書が描く現代の「ライフコース」-1-

    TOPIC-1 「年代」の急激な流行 現在、書店の「自己啓発」や「仕事術」といったコーナーに足を運ぶと、「20代でやるべきこと」「30代で伸びる人」「40代にやってはいけないこと」というようなタイトルの書籍が多く並んでいるのをみることができます。2011年のベストセラー・ランキングをみても、千田琢哉『死ぬまで仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉』(かんき出版、2011)、川北義則『「20代」でやっておきたいこと』(三笠書房、2010)といった書籍が名前を連ねていました。 各年代に行うべきことが書かれているこうした書籍を、以下では「年代」と呼ぶことにしたいと思いますが、この「年代」は特に近年の流行なのでしょうか。そこで「年代」の発行点数を調べてみました。ジャンル(件名)別の検索ができる『国立国会図書館サーチ』を用いて、件名「人生訓」内で「20代」「30代」「40代

    自己啓発書が描く現代の「ライフコース」-1-
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