非公開コメントである方がしばらく前の「大機小機」に疑問を呈されたので、エントリーで取り上げてみたい。そのコラムは金融から遠いテーマで、ある方も「市場系・株系の双方とも外れていたのでネットの話題にはなりにくい内容」とご指摘されていたが、私はそのコラムには金融的な面も絡めて関心を持った。ので、エントリーにすることにした。非公開コメントさん、背中押していただき、ありがとうございます。 そのコラム、すなわち「大機小機」は8日付の「医師数増加への政策転換」と題するものでありました。筆者はパピ氏でありました。久しぶりの登場でありましょうか。何か変な主張したことがあり、当ブログではやや評判は芳しくないのであるが、部分的には共感も覚えるパピ氏でありまして、今回も共感するところは一部あるものの、やっぱり答えの導き方が変であった。 まず、ある専門的なサービスの充実が必要なとき、その専門人材を強制的に増やすのは
「中国人のビジネス・ルール 兵法三十六計(梁増美)」(参照)は出先の書店の平積みで見かけ冒頭を立ち読みし、へぇ面白いんじゃいのと思ったので買って読んだ。兵法三十六計について面白いというより、「第一章「兵法」がわかれば中国人がわかる」が儒教と兵法の対応で中国人を論じていて、それはそうかなと思った。つまり、同書によれば、中国人というのは身内には儒教の倫理を適用するけど、身内でない人には兵法で接する、と。 ここでいう兵法というのは簡単に言えば策略、計略、というか、奸計というか陰謀というか、まあ日本人から見るとそう見える。中国人にビジネスで接していると「なんだか騙されたような気がする」から「マジに騙された」とか、第三十一計美人計で嵌められたとか(微細に羨ましい感じもしないではないが)、とかいろいろあり、本書は、そういうケーススタディが計ごとに伝聞的にテンコモリになっている、とひとまず言える。 ちょ
本物のダイヤモンドと偽物のダイヤモンドの違いとはなんだろう。その違いは、一方は本物で他方は偽物といった違いに違いない…と、トートロジー(同義反復)。本物とそっくりな偽物の世界は夢に見る現のような気がする。お前、本物かい? そう問われたら、アリスのように泣き出したくもなる。山形浩生訳「鏡の国のアリス」(参照)より。 「あたし、ほんものだもん!」とアリスは泣き出しました。 「泣いたって、ちっともほんものになれるわけじゃなし。泣くことないだろ」とトゥィードルディー。 「もしあたしがほんものじゃないなら」――アリスは泣きながら半分笑ってました。なんともめちゃくちゃな話だと思って――「泣いたりできないはずでしょう」 本物じゃないなら、泣いたりできないはずでしょ。アリスは言う。そうかもしれない。本物の愛にしか涙はない…ということもないな、そりゃな。 「それがほんものの涙だとでも思ってるんじゃないだろう
テーマはある意味で深刻だけど雑談です。またまた与太話と言ってもいいかもしれないけど、専門家でもないことだし、ブログなんで気楽にさらさらと始めますか。 最初に、原油高騰がここまで上がると予想していたかと自問すると、いや予想してなかったな。ホットマネーが溢れていて、米国威信の低下でドルが下がるのだから、それにヘッジして原油が上がるだろうとは思ったけど、ここまで上がるという勘はまるでなかった。そのダメな勘で言うなら、1バレル120ドルくらいで「このチキンゲーム止めようぜ」の空気になると思っていた。そうはならないようだ。まだまだやるらしい。正気かよ。正気のようだ。 先日のNHKのクローズアップ現代だったか、どの回だったか忘れたが、原油の適正価格は70ドルだったか80ドルだったか、そのくらいで、それに投機資金が流れ込んで現在の高騰になったのだというグラフを描いていた。 そうなんじゃないかというのと、
先日「極東ブログ: 原油高騰の雑談、2008年前半版」(参照)でざっと原油高騰まわりの雑感を書いた。そのおり、ちょっとさすがにこの話は控えておこうかなと思って控えたのだが、今週の日本版ニューズウィークのホルヘ・カスタニャダ(Jorge Castan~eda)のコラム「原油高騰とイラン攻撃の幻影」というコラムに出てきた。例によって原文”The War Premium On Oil”(参照)は無料で読める。 結論から言うと修辞を除けばどってことない話なのだが、ニューズウィーク所属のコラムニストが出してきたのかというのと、この手の話の出所がいつもならお馴染みのあたりではないところから出てきているようなので、ちょっと首を傾げていた。印象でいうと、そのスジではまさかオバマが出てくるとは思っていなかったのかな。 そんな背景で、与太話といえばそうだけど、このあたりは目下の常識となりつつある与太話だし、日
もうさ、38歳だよ。手遅れだよ。うつ病でクビになってから仕事をする気も起きないし。 この歳になると、恋愛=結婚って考えがちになるんだけど、まずそれが許せない。結婚して子供を設けることに何の期待も持てないし、こんな俺が育ててしまっては、決して良い人間に育つとか思えない。それより、性格の不一致とかいわれて離婚され慰謝料を請求されるのがオチだ。なんで相性の良いカップルが成立するのか絶対にわからない。一世一代のバクチだろそんなの。離婚しないカップルってのは偶然でしかないとしか考えられない。 だからといって、某加藤みたいに「殺してやる!」みたいな考えにも至らない。死にたいとは考えないけれど、生きていても何もないと感じる。この世に未練があるとすれば、せめて、一度でいいから、恋愛したい。萌えを実体化したい。それだけだな。
<落書き>伊紙「あり得ない」 日本の厳罰処分に(毎日新聞)イタリア・フィレンツェの大聖堂に落書きをした日本人が、日本国内で停学や務めていた野球部監督の解任など厳しい処分を受けていることに対し、イタリアでは「わが国ではあり得ない厳罰」との驚きが広がっている。どうせそんなことだろうと思った。何も落書きを容認するわけではないが、様々な「不祥事」についての近年の日本人の騒ぎ方は少し異常かもしれない。何だか少しでも他人のミスや落ち度をあげつらって引き摺り下ろそうとしたい心理が垣間見えるようで嫌な気分だ。そしていかにも最近の日本人のモラルが激しく低下しているような印象を与えるセンセーショナルな報道がなされる。すると逆にそれを面白がって便乗するバカが出てくる。それに気付かないのかマスコミは。それとも狙ってやってるのか?
常夏島日記〜権力に対する無邪気な信頼に裏付けられた憎悪このエントリに対するコメントやブクマをみると、汚職がどうのこうのとか給料高すぎとか、どこかで聞いたようなことを書いている人がいますが、権力者のようなアブナイ人には、それなりに満足してもらっておく必要があると私は思っています。もちろん、権力に対する合理的な民主的コントロールがその大前提ですが、今の日本では、そっちのコントロールが破綻しているとは思っていません。むしろ今の民主的世論の一部には非合理的なまでの権力へのコントロールを志向する人たちが確実に存在し、その人たちは、権力が非合理に遷移したときの怖さを知らないからこそそんなことを言えるのではないかと思うのです。中南米のどこかの国では犯罪に遭遇し運良く?警官が駆けつけても日本のように無邪気に信頼してたらえらいことになるという話を聞いた。犯人と警官の取引がそこから始まるから、だそうだ。権力の
誤訳御免! 外国人によるアニメ・マンガ評を翻訳します。 海外アニメフォーラムや、日本に関する英文記事も紹介 ALC -- NR2 -- YT -- Wik -- Goo -- Exc -- UrD お知らせ:コメントを書き終わり「書き込む」ボタンを押した後、コメントがブログ上に反映されるまでしばらく時間がかる場合があります。(9/6) (09/29)海外ファンの投票による「最も愉快なアニメTOP10」 (09/28)「家に入る時に靴を脱ぐのって常識だろ?」外国人の靴事情 (09/26)アニメ「The World of GOLDEN EGGS」の海外反応【YOUTUBE動画】 (09/25)結婚したいアニメキャラ Part2 【海外アニメフォーラム】 (09/23)オープニングでそのアニメを判断する?【海外アニメフォーラム】 (09/21)「鼻クソをほじるな!」在日外国人が許せない
毎日新聞の英文記事、主婦および看護師を始めとする医療従事者の怒りを買う(その20)読売テレビ「ミヤネ屋」が毎日新聞東京本社前のデモを取り上げ、WaiWai問題を紹介→毎日新聞に広告出稿している企業のグチ「苦情の電話への対応に費やした費用を毎日新聞側に払ってもらいたいくらいだ」 昨日は残念ながら見られなかったのだが、読売テレビのワイドショー「ミヤネ屋」が ◎毎日新聞が変態記事を世界に配信…抗議デモで大騒ぎ というタイトルで、7/2に行われた毎日新聞東京本社前のデモ映像を流し、 WaiWaiが配信した「テレビでは到底全部お伝えできない記事」を紹介 した。 書き起こしがあるので引用する。【毎日・変態報道】 宮根氏「びっくりしました。毎日新聞でこんな…問題です」…読売テレビ"ミヤネ屋"でも出演者ら驚きスレッドより。 1 :☆ばぐた☆ ◆JSGFLSFOXQ @☆ばぐ太☆φ ★:2008/07/03
毎日新聞の英文記事、主婦および看護師を始めとする医療従事者の怒りを買う(その18)確実に情報は伝わり、怒りの輪も広がる 今回の毎日新聞の英文記事WaiWaiが引き起こした問題は 新聞購読者層である「良識ある市民」の怒りを誘爆している 点で、いままでのネット発の「祭り」とは全く異なった様相を呈している。その点を、たぶん、毎日新聞だけでなく、既存メディアは気がついていない。 民生委員だった知人にビラを渡した奥様の話。「日本の母は息子の性処理係」毎日新聞が捏造報道35スレッドより。 698 :可愛い奥様:2008/07/01(火) 22:01:27 ID:NW1odRZr0 別件で民生委員だったおじさまが来たので、ちらしをお渡ししておきましたわ。 町会の婦人部部長にもお渡ししてくれるとの事、ほほほほほ。 ばきばきの票田舐めるなよ、都会のど真ん中のくせに町会が最強なんだから。 で、この奥様のその後
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