米で男性避妊手術が急増 経済不安で少子志向かオハイオ州にあるクリーブランド・クリニックの泌尿器科医、スティーブン・ジョーンズ博士は最近、男性避妊手術を希望する患者への対応に追われている。「スタッフが不思議がるほどの急増ぶり」に、あらためて振り返ってみると、増加の兆候が現れたのは、金融危機が深刻化した直後の昨年11月だったという。以来、患者の数は例年の1・5倍に上っている。「ある日の株価表を見て、突然思い立ったというわけではないだろう。だが失業などで将来の見通しが立たず、家族を増やすわけにはいかない、と話す夫婦は多い」と、同博士は話す。日本の少子化については経済要因より社会的・構造的要因に帰して趨勢的に捉える考え方がなぜか根強いようだが、アメリカでも経済要因によるこうした変化が現れてきたことは、人間の行動の本質的な部分の共通性をあらわしているようで興味深い。それと関係することだろうけど、最近