過去10年間に、高所得家計や低所得家計にくらべて、中間所得家計の所得は大きく落ち込みました。 次の棒グラフは、2人以上の世帯の5年前の所得を100としたときに、現在の所得がいくらであるかを示しています。 短期的なゆらぎを除くために5年(60か月)移動平均をとって、その5年前の値と比較したものです。 過去10年分の月次データから計算しました。 ソースは 統計局ホーム/統計データ/家計調査/家計収支編 調査結果/6.参考結果表 です。 図1 横軸には、家計の所得分位をとってあります。 たとえば、20%とあるのは低所得側から20%目の家計という意味です。 仮に全部で8000世帯があるならば、1600番目の世帯の所得を5年前と比べていることになります。 すべての所得層で所得は減少しています。 この所得は名目所得なので、デフレ(物価下落)の影響もあるのでしょう。 所得層別に見ると、図の棒は中央付近で