大阪の橋下徹市長は原子力発電所の再稼働から市役所職員の入れ墨にいたるまで、多くの問題に対する多彩な――また異論に満ちた――見解を述べることで、橋下氏を信奉する政治家や記者らを魅了してきた。ここにきて橋下氏は賛否の分かれる日銀の独立性に関して強い関心をみせている。 Agence France-Presse/Getty Images 政界で今最も注目されている橋下氏はここ数週間、金融政策に対する見解をツイッターで徐々に明らかにしてきており、政策おたくの間で話題になっている。手練手管に長けた政治家らしく、橋下氏は慎重にコメントを書き、決定的な結論は晃かにしていない。しかし橋下氏の考えを拾うのは易しい。橋下氏の見解は、日銀に対して決してフレンドリーではない、ということだ。 Japan Real Timeは、橋下氏によるコメントの要旨を以下のようにまとめてみた。 ・日銀ではなく政治家が金融政策の最終