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ブックマーク / blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp (9)

  • 長尾のブログ2.0: 未来の話ができますか(後編)

    人間の脳をダイレクトにコンピュータにつなげるという研究があるらしい。 血管内に挿入して治療に用いるカテーテルを電極として用いて、首のあたりから脳に侵入させるのだそうである。 電極を脳の神経系に直接つなげるわけではないと思うが、頭の皮膚に貼り付けるタイプの電極と違って、頭蓋骨によって減衰することはないし、かなり高い精度で脳内の電気信号を測定できるだろう。 昔から、ブレインマシンインタフェースという研究領域はあったけれど、脳波や脳内の血流を測定して精神生理学的状態を推論しマシンの制御に用いる、という一方向的なものが多かった。 しかし、電極を脳に挿入すれば、おそらく双方向の情報伝達ができるだろう。 ロボトミー(lobotomy)のように人間の感情や意識に多大な影響を与えることになるだろう。 その結果、人間の記憶がマシンを経由して統合されるだろう。 そして、記憶の統合された複数の人間はまるで一人の

    lockcole
    lockcole 2007/05/25
    記憶を共有するのに,脳に直接電極を埋め込むようなダイレクトな方法(それ何てボーg(r)と,間接的にコンテンツを介した方法について比較しているようなんだけど前半と後半で話がずれてるので論述たり得てない・・。
  • 長尾のブログ2.0: 未来の話ができますか(前編)

    連休中にやろうと思っていたことの半分もできなくて残念です。 ワードローグのコーディングも途中で投げ出したままだし、の原稿も完成してないし。。。やれやれです。 つくづく未来の予測はむずかしいと思う。 PDF(Portable Document Format)やドローツールのIllustratorで有名なAdobe(アドビシステムズ社)が、SVGScalable Vector Graphics)のサポートを停止する(正確には、SVG表示ソフトのSVG Viewerに関して、2007年末にサポートを、2008年末に配布を終了する)、という発表をしたのを聞いて、「しまった、読みを間違えた」と思ったのである。 SVGは、PDFとほぼ同じ表現能力を持つ、Webブラウザ向けのベクターグラフィック言語のことである。 実は、SVGが発表され、Adobeがそのビューア(Webブラウザのプラグイン)を公開し

    lockcole
    lockcole 2007/05/07
    コピペ引用の先にあるものかぁ。バージョン管理も統合されていけば実現可能かな。(リビジョン固定で引用するとか) 引用元コンテンツが改変されていないことを保証しなきゃならんけど。
  • 長尾のブログ2.0: 次の3年間に向けて

    2002年4月に大学で研究室を設立して、ちょうど5年がたった。 5年間の確かな成果と言えるのは、博士号取得者をようやく一人出すことができたことぐらいだろうか。 研究に関しては、結局、満足のいく成果を出すことができなかった。 もちろん、学生が学位を取るためには研究成果を出して論文を書かなければならないのであるが、僕にとっては、学生たちがどんなに論文を書いても、実装されたものがちゃんと研究室で引き継げる形で共有可能になっていないものは、研究室の成果として認めることができない。 僕のいる研究室では、主に次の4つの研究を行ってきた。 1.コンテンツへのアノテーションの枠組みに関する主に基礎的な研究 2.特にビデオを対象としたアノテーションとその応用の研究 3.特に対面式の会議を対象とした実世界コンテンツの制作と利用の研究 4.個人用の知的な乗り物とその応用、またそれを取り巻くインフラに関する研究

    lockcole
    lockcole 2007/04/12
    学生の立場に関しての考察というか配慮が欠ける文章だなという印象がどうしても拭えない。「自分の夢を学生に押し付けたりはしない。」と書いているが,この文章はそうは読めない・・・・。
  • 長尾のブログ2.0: コンテンツがタダになる日は来るか

    最近「コンテンツ消滅」(小林雅一著 光文社ペーパーバックス 2004)というアイキャッチなタイトルのを読んだ。 このタイトルには、「日沈没」とか「首都消失」みたいなインパクトがある。 似たようなタイトルのに「科学の終焉(おわり)」というのがある。 思わず手に取ってしまうタイトルである。 このには、コンテンツ業界の苦悩が切々とつづられている。 1年前に出ただから、このブログを見ている人の中にもこのを読んだ人がいるかも知れない。 僕なんかには涙が出るほど懐かしいスペースインベーダの開発者の話などが出てくる。 スペースインベーダ(という名のテレビゲーム)がヒットしたのは1978年である。 僕は当時高校生だった。 そのとき付き合っていた女の子と学校の帰りに喫茶店に寄って遊んでいたのを思い出す。 あまりうまくないけど、いいところを見せようと思ってがんばったりしていた。 このゲームは日

    lockcole
    lockcole 2006/08/08
    テレビ局の人の発言が興味深い。ネットの世界を見る目が明らかに異なっている。
  • 長尾のブログ2.0: センター・オブ・エクセレンス(前編)

    大学教員になって4年が経過した。 しかし未だに、大学で感じる居心地の悪さが消えない。 それは教育という仕事の途方もない迂遠さによるものだろう。 自分が何かを成し得たという実感がないまま時間ばかり流れていく。 無論、僕は教育者になるために大学に来たのである。 僕は研究(というか、新しいものを作ること)が好きでしょうがないので、40歳を過ぎても研究者を続けたかった。 それが可能なのは大学だけだと思ったから、企業の研究所から大学に移ることを決心した。 まだ会社でやりたいこともあったし、もう少しだけやりたいようにやれそうな状況だった(かなり制約は受けていたが)にも関わらず、そのときの自分のポジションに留まるのをあきらめて大学に移った。 「もう少しだけ(着任を)待って欲しい」と大学側にお願いしたのだけど、待ってくれそうになかったので仕方なく、仕事の途中にも関わらず退職した(今考えると、そんなに急がさ

    lockcole
    lockcole 2006/08/07
    長尾先生の考える教育像は,ネットワーク生態学的には正しいとは思えなかったり。上を伸ばすことを努力せずには底上げは難しい。それよりも「断絶」を生まないことが重要なんじゃないかなぁ・・。
  • 長尾のブログ2.0: コンテンツよ永遠なれ(前編)

    僕は、1996年の9月から1年間、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校に客員研究員として滞在していた。 この大学は、NetscapeやIEの基になったMosaicと呼ばれるWebブラウザが開発された場所である。 Mosaicを開発した学生たち(代表者は、Netscape社の創業者の一人であるマーク・アンドリーセン)が所属していたNCSAという組織(厳密には、その一部門)のある建物(Beckman Institute)の中に僕のいたオフィスがあった。 NCSAの学生ではないが、僕が知り合ったコンピュータサイエンス専攻の学生たちは、よく「Webはいずれ破綻するだろう」と言っていた。 その当時からゴミのような情報であふれていて、質の高い情報を自動的に選び出す手段がなかったからである。 そして、「Webに代わる新しい仕組みを開発しなければならない」と彼らは言っていたけれど、僕は、Webが破綻するこ

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    lockcole 2006/08/07
    テッド・ネルソンの夢とwebのコンテンツ永続化についての話題。
  • 長尾のブログ2.0: 教育者の品格

    最近、研究成果報告書(研究費をもらったら必ず提出しなければらない)を立て続けにいくつも書いていたら、報告書以外の文章を書きたくなった。 まったく、こんな書類ばかり書いていたら、さぞつまらない人間になってしまうだろう。 それで、久しぶりにブログを書いてみることにした(4月のエントリーがあれ一つだけなのはあんまりだし)。 今さらだけど、「国家の品格」(藤原正彦著 新潮新書 2005)というを読んだ。 ついでに、「ウェブ進化論」(梅田望夫著 ちくま新書 2006)も読んだ。 後者に関しては、突っ込みどころがいくつもあるのだけど、それはまた別の機会にしようと思う。 「国家の品格」を読んで、大学生の頃のことをちょっと思い出した。 僕は父親からよく「お前には教養が足りないから、古典をたくさん読め」と言われていた。 「古典ってどんな?」って聞くと、「とりあえず平家物語。夏目漱石や森鴎外もいいな。お前が

    lockcole
    lockcole 2006/08/07
    本音が垣間見える書評というかなんというか。一番ひっかかったのは「教師が学生に講義において教えている内容に意味がないはずがない。」というくだり。「なぜ?」と疑問に思う気持ちを軽視してるように読める。
  • 長尾のブログ2.0: 教育者のプライド

    人間というのは不思議なもので、「自分はちゃんとしている、大丈夫だ」と思っていても、他人からのたった一言で心がぐらついてしまうことがあるようだ。 僕にもそんな経験がある。 以前に、学生からメールで、「どうしてあなたはそんなに高圧的なんですか」という意味のことを言われた。 いろいろとややこしい文脈があるのだが、要するに、僕の「○○しろ」という言い方が気に入らないらしい。 これは命令調ではあるが「高圧的」と言われるほど強い口調で言ったのではない(まあ、その学生がそう感じたなら仕方がないが、こちらにはそのつもりがないのだから言いがかりとしか思えない)。 確かに、時間が足りなくて背景や理由を十分に説明できてないときもあるが、命令調で指示を出すのは普段からしていることで、別に何の問題も感じていなかった。 だから、「高圧的」だと言われたのは少なからずショックだった。 この学生は、「親父にもぶたれたことな

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    lockcole 2006/08/07
    何を言われようとも自分の立場について確固たる考えを持ち,行動・言動につなげる強い意志を示したエントリといえるか。「教育者の顔」の作り方と言い換えることもできそう。
  • 長尾のブログ2.0

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    lockcole
    lockcole 2006/01/15
    長尾先生もブログを書いていた。Bloglinesにさっそく登録。
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