http://www.geocities.jp/wakusei2nd/p5.html内の[斉藤環&宇野常寛]対談記事をみていて、色々と考えさせられた。本のなかで斉藤環先生が触れていた「ひきこもり vs 心理主義」という構図は、「男性の過小適応 vs 女性の過剰適応」とも、「ひきこもり vs 摂食障害」とも符合するものだなという印象を新たにした。もちろんこれは、オタク界隈における「男性オタクはオタクであり続ける vs 女性オタクは大学デビューや職場デビューで同人を卒業する」という傾向とも合致する。 それはさておき、斉藤環さんはしばしば「解離の時代」というフレーズを使う。70年代は神経症の時代、80年代は境界例の時代、90年代以降は解離の時代だ、という風に仰っている。これは今回の対談だけではなく、『博士の奇妙な思春期』や『心理学化する社会』でも一貫して言っていたことだと思う。そして、この「解離